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       新 春 の ご 挨 拶
    2007年賀状・氏名住所半消去

     う て や 鼓

      うてや鼓(つづみ)の春の音
      雪にうもるゝ冬の日の
      かなしき夢はとざされて
      世は春の日とかはりけり

      ひけばこぞめの春霞
      かすみの幕をひきとぢて
      花と花とをぬう糸は
      けさもえいてしあをやなぎ

      霞のまくをひきあけて
      春をうかがふことなかれ
      はなさきにほふ蔭をこそ
      春の台(ウテナ)といふべけれ

      小蝶よ花にたはぶれて
      優しき夢をみては舞ひ
      酔ふて羽袖もひらひらと
      はるの姿をまいねかし

      緑のはねのうぐいすよ
      梅の花笠ぬひそへて
      ゆめ静かなるはるの日の
      しらべを高く歌へかし
             (島崎藤村・若菜集より)

 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
 
「アレヨ・アレヨ…」と速さを増す老いの時間の目まぐるしさが気になる中。又々人生75
回目の誕生日を迎える新春が来てしまいました。

まあ、そうした老いの里程標通過は、まともな世の中なら人としてむしろ喜ぶべき事でし
た。それを素直に受け止め得ず、慨嘆半分に「来てしまいました。」などと書きたくなる私
は余程の天邪鬼(アマノジャク)かも…。トホホ

…で、何時までも巻頭を秋の装いの侭に放置しておくのも気がかりとあって、手っ取り早
く昨年同様に巻頭画は今年も御覧のとおり年賀状公開で済ますことに決めました。更に
又これに新春らしく藤村の「うてや鼓(ツヅミ)」をそえさせてもらいました。

ただし読者の中には既にお手元に届いている知友縁戚等の方々も居られましょうが、
一部重複閲覧を強いる結果となる無作法については何卒ご寛容ください。

なお巻頭言に代えた藤村の詩は、今春から連載予定の下記一文の中で、旅の始めに
先ず訪問した馬篭宿の島崎藤村文学館を念頭に選択掲載したものです。
藤村が生きた時代を髣髴(ホウフツ)とさせる仮名づかい等、われわれと同世代の方々
なら何となく懐かしさを感じさせる文体ではなかろうか…。また若い方々にも長閑(ノドカ)
だった古い日本の新春ムードが何となく肌に感じられるのではなかろうか…。そんな思
いで引用させてもらいました。
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2007年11月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
列島縦断旅後半'97.8.21~30タイトル
            列島縦断旅後半'97.8.21~30サブタイトル

     『青春18切符 日本列島縦断
     
             前後編通算No.75
  〔後編No.28…稚内駅→旭川駅→南永山駅→(上川駅)〕

        ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

●1997年8月25日と前後の旅程

【24日】旭川発00:40→(宗谷本線)→06:00稚内駅着/バス移動/稚内港6;30⇒
    (フェリー)⇒8:10利尻島鴛泊港(定期バス観光<沓形岬公園着⇒鴛泊港
    着>)同港発12:05⇒(フェリー)⇒12:45礼文島・香深港着/周遊バス観光
    …香深港発13:30→日蝕観測記念碑→久種湖→西上泊港(⇔澄海岬)
    →スコトン岬→(香深経由)→元地漁港(メノウ浜・地蔵岩)→香深港帰着
    /16:40発⇒(フェリー)⇒18:25稚内港/徒歩移動<夕食&忘れ物した
    VTR電池付き充電器を載せ19:10到着予定の最終便待ち>/徒歩移動
    /稚内港フェリー埠頭(最終便到着)/徒歩移動/稚内駅22:13→(宗谷本
    線・夜行急行「利尻」)で旭川へ…
【25日】3:22旭川着//旭川発6;58→(石北本線)→南永山駅→(8:15上川駅)/9:
    28⇒(バス)⇒9:55層雲峡着/…(貸自転車で大函小函渓谷下りを楽しむ)
    …/層雲峡発11:47⇒(道北バス特急)⇒12:53温根湯着/(入浴&昼食)/14:
    59温根湯発⇒(北見バス)⇒15:19留辺蕊駅着/(温根湯で又々忘れ物をして一列
    車乗り遅れる)/17:52留辺蕊駅発⇒19:28網走着(駅前H『しんばし』泊)
【26日】網走駅発6:44⇒(釧網本線)⇒10:00釧路駅10:45⇒(根室本線「快速ノサ
    ップ」)⇒12:49根室駅13:00⇒(バス)⇒13:40納沙布岬15:50⇒(バス)⇒
    16:30根室駅16:44⇒(根室本線)⇒19:06釧路駅着(同駅構内「トレイン
    ホテル」泊)

§1 稚内駅発車後→(宗谷本線)→旭川駅着

稚内駅発車間際の車内(前方)4L
                稚内駅発車間際の車内(左方)4L
↑稚内駅発車間際の車内二景

        ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

☆石北本線の一番列車に乗り継ぐため待合室で過ごした 実質3時間程の仮寝の夢は、
  楽しかった利尻・礼文両島駈足観光の回想だったかも…。そんな思いで書棚に載せた
  ままだった旅資料を改めて見直してみた。その一部を埋め草としたのが次に掲げる
  パンフレット類の抜粋だ。どうか暫し私と、一昔前の夢のカケラにお付き合いのほどを…。


東日本海フェリーの時刻表▼1L
↑稚内と利尻・礼文島を結ぶ東日本海フェリーと、これに連絡する観光バス・列車などの
  時刻表抜粋
利尻島の観光案内▼1L
↑利尻島の観光案内

日本最北限の地、礼文島到達証他2L
↑日本最北限の地、礼文島到達証他
  ※(切手シート購入の際に確か貰った日本内路郵便会発行のもの)

        ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

旭川駅に安着後、仮眠に入る前の待合室寸景4L              
               旭川駅着後、待合室の構内時計4L 
↑定刻の午前3時22分に旭川駅安着後、午前6時58分発の石北本線一番列車乗り継ぎ
  まで暫時仮眠に入る前の待合室寸景、及び構内時計

★予想以上の混雑だったが、運よく座れた夜行急行「利尻」で旭川へ

 稚内駅に着き、22時13分発の夜行急行「利尻」の出発を待つ間、札幌からの母娘二人連れと旅の話が弾んだ。その話では、私達より少し遅い違うコースのバスで利尻島だけを巡ってきたようだが、私達が鴛泊港を離れ香深港へ向かっていた頃に、利尻富士が一瞬見事な全景を見せたらしい。本当に山の天気は運次第だとツクヅク残念に思う。

 また暫時お二人に荷物と座席の留守番を頼み、明朝用の弁当や車中眠り薬代わりに飲む酒肴品を買おうと、コンビニを探しながら一人で駅周辺をブラつきに出かけた。

 だが既に殆どの店は閉店後で、真夜中と見まごうほど閑散とした街並で、行きかう土地っ子らしい人影も皆無に近く、尋ねることも出来ず困惑してしまった。しかし、以前ツアーに参加して家内と泊まったホテルが駅前にあった筈…。そう見当をつけて行ってみると、有った有った直ぐ見つかった。

 その宿の名は初め思い出せなかったが、暗い闇の中に唯一軒、灯りがついた「稚内サンホテル」と書かれた看板があり、「ああそうだった。ココだココだ」と扉を押し中へ入った。フロントで「以前お宅へ泊まらせてもらった者ですが、つい看板を見て懐かしくなり立ち寄らせてもらいました。実は、利尻・礼文と巡り、これから夜行列車で旭川まで戻る途中なんです。列車待ちの時間を利用して買物をしようと出てきたのですが、商店街は何処も閉店後で困りました。…そうそう、この近くにコンビニは有りませんか。」と尋ねた。

 こうして私は漸く一番近いコンビニを教えてもらい、ついでにフロントにあった当地の観光案内の数々も後で読もうとアレコレ貰って外へ出た。お蔭でコンビニは少し先で直ぐ見つかり、予定の品を買い揃える事ができ駅に戻った。

 ともあれ、こうした「青春18きっぷ旅」に役立ちそうな施設は、九州では比較的に多く探すのも楽だったが、同じ日本国内ながら北海道は北に向かうほど少なくなり不便が身に染みた。それにしても、香深で忘れ物さえしなかったら噂の「稚内温泉・童夢」に行けたのに、近くの銭湯で汗を流す事も出来ず、予定の列車「利尻」で夜半前の22時13分に稚内を後にして旭川へ向かった。

 幸い後部のみと聞かされていた自由席車両だったが、列車が構内に入って来た時、前部にも一両連結されている事を知らされ、後部の列を離れて急ぎ前へ駆けて行き乗車したため、大汗かいたが運よく座席が確保できホッとした。

 しかし「利尻」は札幌行きだから、又々ウッカリ寝過ごして、九州・久留米での久大本線への乗り換え失敗の二の舞を演じないようにと気懸かりでならなかった。それで、丁度検札に来た車掌さんに頼み、旭川に近ずいたら起こしてくれるように頼み暫しの夢路に就く。


§2 旭川駅6;58→(石北本線)→8:15上川駅

一番列車の車掌さん
↑旭川駅発の石北本線下り一番列車の改札が始まる

早朝の旭川駅ホーム(左前方)4L
               早朝の旭川駅列車案内
↑早朝の旭川駅石北本線ホームと下り一番列車案内

富良野線の下り1番電車を見送る4L
↑一足早く旭川駅を発つ富良野線の下り1番電車を見送る

発車間際の旭川駅発上川行の1番列車4L
               発車間際の旭川駅発上川行列車標識2L
↑富良野線の下り1番電車は二両編成だったが、これから利用する石北本線下り
  一番列車は、この一両編成だった

新旭川駅?4L
               同駅ホームの駅名板4L
トイザラスの立看板4L
↑ここは旭川から三つ目、つまり旭川四条・新旭川と過ぎ、宗谷
  本線との分岐点を過ぎた石北本線の最初の駅「南永山駅」だ。
  近くには「トイザラス」の旭川店や「ゼロックス」等、大規模な店
  や工場等もある新興の大商工業地帯のようだ。確か日本に初
  めて進出した玩具の超スーパー店と喧伝され、当時何かと注
  目の的だったことを思い出す

★旭川駅から上川駅への一番列車で巡り会った老紳士の温情

 稚内駅から急行「利尻」は夜明け前の3時22分定刻に旭川駅に着いた。そのまま待合室で仮眠。6時58分発の1番列車で石北本線の上川駅まで行く。

 車中、毎朝この列車で上川まで通勤していると語りかける80歳で今なお現役という紳士と話が弾む。生き方は大分違うが、混沌とした今の社会に対する危機的な見解は同じで親しみを覚えた。

 いつも旭川駅で駅弁を乗って乗り込み、朝食は車中で済ませる職場に向かうのだそうだ。そしてそのウーロン茶の缶詰を「私は職場で飲めるから……」と言いながら、私に何でも持っていくようにと渡され一寸恐縮する。

 また沿線の風景の説明やら、車中に備えられていたJR北海道の月刊誌など、観光PR用の刊行物二種を取ってきてくれ、これから貴方が行く先の情報が沢山掲載されているから参考にするようにと渡され、優しい心遣いに感謝させられた。

※次回へ続く 

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最終更新日  2007年11月22日 20時26分34秒
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