※この日記は「2005.06.19 21:46:43」に掲載した日記です。
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いつもの様にさいたま市内の某シネコンのレイトショーで
映画「戦国自衛隊1549」を観てきました。
ミリタリー、歴史、テクノロジーマニアの方からはかなりの
ブーイングが出そうな映画ですが、この3つのマニアの端くれ
の私としては、充分に楽しめる内容の映画でございました。
では極力ネタバレにならないようにしつつ感想を書きます。
まず出演者の方々についての感想です。
北村一輝:
この方の飯沼七兵衛は非常にオイシイ役ですね。
演技も良かったんじゃないでしょうか。
伊武雅刀:
「道三」と言う感じがする演技でしたね。
老獪さを上手く表現されていました。
嶋大輔:
こちらになかなかオイシイ役でしたね。
下士官という感じが良く出ていたんじゃないでしょうか。
生瀬勝久:
空理空論を吐く指揮官と言う感じが良く出ていましたね。
鹿賀丈史:
信長の衣装がよく似合っていましたね。
軍服もなかなかよく似合っておりました。
意外なほど登場シーンが少なかったのがちょいと不満でした。
中尾明慶:
ちょっと声があまり好きではありませんが、結構良かったですね。
江口洋介、鈴木京香:
ちゃんと演じていた様には思えますが、どうも印象の薄い役でした。
綾瀬はるか:
悪くなかったですが、ちょいと違和感がありました。
的場浩司、宅麻伸、高畑淳子:
演技以前に出番が少な過ぎて、非常に勿体無い使い方でしたね。
特に的場浩司は合戦シーンで見せ場があれば・・・
と思いましたね。
では、次に内容について気になった点を書きます。
・「殲滅」を想定しているのであれば、敵を上回る戦力の
投入が必要であろうと思いますが、ロメオ隊の方が
明かに戦力が貧弱でしたね。
私の見間違いじゃなければロメオ隊には90式すらなかったと思いますね。
敵より貧弱な戦力で「殲滅」を考えるとは相当なバカだろうと
思いますね。(そのバカさを表現したかったのかもしれませんが。)
・「蜂須賀」を使い、数の劣勢を補うのかと思いましたが、
どうもその後の展開ではあまり意味がなかったようですね。
それではなくあっちが切り札でも良いのですが、もう少し
この辺りは上手く表現出来たのではないでしょうか。
更に細かいことを言うと、「切り札」を土の上に置くのは無礼では
ございませんでしょうか?
・原油を人力で運ぶのも気になりましたね。
車輛を使って一気に運び込んだ方が良いんじゃないですかね(笑)
ついつい細かいことを書いてしまいましたが、充分に面白い映画ではありました。
(面白さについても書きたいのですが、それは思いっきりネタバレになりますので
書かないでおきます)
でも、やはり映画としては「戦国自衛隊」の方が面白い映画でしたし、
どうせやるなら「1549」を映画化するよりも「続戦国自衛隊」の方を
映画化して欲しかったなと思っています。
今回の原作は見て無いのでよくわかりませんが、映画を観た感じで比較すると、
話としては「続戦国自衛隊」の方が面白い話だと思います。