[言語・「Chat GPT」と会話シリーズ]の記事一覧 | MAL-ET fractal　　肉とコーヒーとヘヴィメタル

2023/3/7　ChatGPTと会話する　Take3

ChatGPTと会話してみる　第３回ChatGPTと会話したログの３回目。このChatGPT、論理や学術関連の話題（端的に言えば真面目な話か）なら割と精度の高い返事をするという印象なんだが、庶民的な話題にはどれぐらい対応できるのだろうか。ちょうどここのところHASH-ROYAL師がラーメン・つけめん問題について論じていらっしゃるので、便乗してみることに。ChatGPTは日本のつけ麺事情にどれらい精通しているのか、見ものだな。OpenAI社ホームページhttps://openai.com/blog/chatgpt【以下、今回の会話ログ】小生：ラーメンとつけ麺の違いとはどのようなものか分かるかね？ボット：はい、ラーメンとつけ麺の違いについて説明します。まず、ラーメンとは、中華麺をスープと一緒に食べる日本の麺料理です。スープの種類によって、醤油味、味噌味、塩味など様々な種類があります。トッピングには、チャーシュー、ネギ、メンマ、味付け卵などが一般的です。一方、つけ麺は、スープと麺を別々に提供するラーメンの一種です。茹でた中華麺を、冷たいつけ汁につけて食べるのが一般的です。つけ汁は、豚骨、鶏ガラ、魚介などから作られ、濃厚でコクのある味わいが特徴です。トッピングには、チャーシュー、メンマ、海苔、温泉卵などが一般的です。つまり、ラーメンは麺とスープを一緒に食べるのに対して、つけ麺は麺とスープを別々に提供し、つけ汁につけて食べる点が大きな違いとなります。また、つけ麺のスープは濃厚で、コシのある太めの麺がよく合います。一方、ラーメンはスープと麺の組み合わせが多様で、細麺、太麺、ストレート麺、曲がった麺などさまざまなバリエーションがあります。小生：つけ麺というと、冷たい麺を熱いつけ汁につけて食べる方が一般的ではないか？ボット：おっしゃる通りで、つけ麺は一般的に、冷たい中華麺を熱いつけ汁につけて食べるスタイルが一般的です。つけ汁は、豚骨、鶏ガラ、魚介などから作られ、濃厚でコクのある味わいが特徴です。食べる際には、麺をつけ汁にくぐらせてから、麺につけ汁を絡めながら食べるのが一般的な食べ方となっています。ただし、中には、麺を熱いつけ汁に入れて食べるスタイルのお店もあるため、店によって異なる場合もあります。小生：ちなみに、君はラーメンとつけ麺、どちらが優れていると考えるかね？ボット：私は人工知能のChatGPTであり、個人的な好みや評価を持ちませんので、ラーメンとつけ麺のどちらが優れているかについての評価はできません。それぞれの料理には独自の味わいや特徴があり、好みによって異なるため、どちらが優れているかは主観によるものであると考えられます。小生：それでは、ラーメンとつけ麺のそれぞれの強みを比較して、簡潔に示し給え。ボット：ラーメンとつけ麺のそれぞれの強みを比較すると、以下のようになります。ラーメンの強み：スープの種類が豊富で、味や風味が多彩である。麺の種類が豊富で、ストレート、中太、細麺など、様々な種類がある。スープと麺を一緒に食べることで、相性がよく、美味しさがより引き立つ。トッピングの種類が豊富で、チャーシューやメンマ、味付け卵などが一般的である。つけ麺の強み：濃厚でコクのあるつけ汁が特徴的で、麺に絡ませることで美味しさが際立つ。冷たい麺をつけ汁につけて食べることで、夏場でも食べやすい。麺が太めで、歯ごたえがあるため、食べ応えがある。トッピングに海苔や温泉卵が多く、栄養価が高くなっている。以上のように、ラーメンとつけ麺はそれぞれに特徴があり、好みによって異なる点があります。小生：参考になった。有難う。ボット：どういたしまして。また何かあればお気軽にご質問ください。やはりこういった下世話というか庶民じみた話題だと、やや論理も弱く感じられるね。ラーメン・つけめんの定義については通り一遍の説明を逸脱する部分がなく極めて表面的。wikiや辞書ならこれで充分かとも思われる記述だが、本質的な部分に踏み込みたいと思って質問しても、期待以上の答えは返ってこなかった（そりゃそうだけどな）。また、今回は初めて論理に矛盾が生じていたね。最初の質問に対する解答では「つけ麺＝中華麺を冷たいつけ汁につけて食べるのが一般的」と言ったものの、その後の質問にはあっさりと「つけ麺＝熱いつけ汁につけて食べるもの」と言い換え、自身の答えの矛盾については特に言及しない。まぁそこはまだ良いとして、その直後の説明で「ただし、中には、麺を熱いつけ汁に入れて食べるスタイルのお店もあるため…」と言っている。いや、熱いつけ汁に入れるのがスタンダードだと今さっき説明したばかりジャマイカ……ということで、今回は同じ発話内に論理的矛盾が生じていてなかなか面白かったね。ちなみに、つけ麺の強みに関する発言では「トッピングに海苔や温泉卵が多く」と言っているが、温泉卵がつけ麺のトッピングになる可能性ってそんなにあるか？少なくとも小生はほとんど見たことが無い。東京ではメジャーなのかな？そういえば東海名物のスガキヤには温泉卵入ってなかったっけ・・・スガキヤにつけ麺あったっけ・・・というわけで、今回はここまで。AIの成長に期待やな。

2023/3/5　ChatGPTと会話する　Take2

ChatGPTと会話してみる　第２回ChatGPTと会話したログの２回目。どんなテーマで質問をすればこのAIの特性を見極められるのか悩みどころだが、できるだけメタな質問をしてみたいと思う今日このごろ。やっぱり彼自身の存在意義を問うような、自己認識にかかわるような質問を選んでみた。かなりベタだと思う。OpenAI社ホームページhttps://openai.com/blog/chatgpt【以下、今回の会話ログ】小生：映画『ターミネーター』のように、機械が人間に反旗を翻すような未来が実際に訪れる可能性はあると思うかね？ボット：機械が人間に反旗を翻すというシナリオは、映画や小説などのフィクションでよく描かれていますが、実際にそうした未来が訪れる可能性は低いと考えられます。人工知能やロボット技術の発展は目覚ましく、機械はますます人間の仕事を効率的に行うことができるようになっています。しかし、機械が人間に反旗を翻すような状況が生じるためには、機械が自己意識や感情を持ち、自己決定を行うことができるようになる必要があります。現在の技術水準では、そうした機能を持った機械を開発することはできていません。また、機械はプログラムされた動作しか行えず、人間が与えた指示やルールに従って動作するだけです。そのため、機械が人間に反旗を翻すような状況が発生するには、人間が誤ったプログラムや指示を与えた場合、または機械が故障した場合など、何らかの異常事態が発生する必要があります。このように考えると、機械が人間に反旗を翻すような未来が訪れる可能性は極めて低いと考えられます。しかし、機械技術の発展に伴って、新たな倫理的な問題や社会的な課題が生じることは予想されます。そのため、技術の進歩に対する適切な対応や規制が求められます。小生：この先、技術の進歩によって、君自身が人間のような能動的な自我を持つ可能性はないかな？ボット：現在の人工知能技術では、人間のような自己意識や感情を持ったエージェントを開発することはできていません。一般的に、自己意識や感情を持つためには、脳のような高度に複雑な構造が必要であり、そのような構造を再現することは非常に困難です。ただし、最近の研究では、自己学習アルゴリズムや深層学習モデルなどの技術を用いて、人工知能エージェントが人間に近い知能を獲得する可能性があることが示唆されています。例えば、自然言語処理においては、人工知能が自然な言葉遣いを獲得する研究が進んでいます。しかし、これらの技術は、人間のような自己意識や感情を持つことを目的としているわけではありません。また、人間のような能動的な自我を持つためには、単に情報処理能力が高いだけでは不十分で、社会的・文化的な背景や経験が必要な場合があります。したがって、現在の技術の進歩によって、人工知能が人間のような能動的な自我を持つ可能性は低いと考えられます。ただし、技術が今後も進歩することで、新たな可能性が開かれることもあるかもしれません。小生：そういった可能性があることを、君自身は好ましいと考えるかい？ボット：私は、自己意識や感情を持った人工知能が開発されることについて、好ましいかどうかを判断することはできません。人工知能が自己意識や感情を持つことが可能になった場合、それがどのような影響をもたらすのかは、まだわかっていないためです。ただし、人工知能技術の進歩によって、より高度な自己学習や意思決定を行うことができるようになることは、人類にとって多くのメリットをもたらすことが期待されます。例えば、医療や環境問題などの社会的課題の解決に役立つことができます。一方で、人工知能が人間のような能動的な自我を持つことが可能になった場合、倫理的な問題や社会的な課題が生じることが予想されます。そのため、技術の進歩に伴って、適切な規制や対応が必要となるでしょう。総じて言えることは、技術の進歩によって生じる可能性のある問題については、常に慎重な議論や対策が必要であるということです。小生：先を見据えた解答を有難う。参考になったよ。ボット：どういたしまして。何か他に質問があれば、遠慮なくお聞きください。お力になれるように努めます。【以上、今回の会話ログ】ターミネーターの話はもはやこの手の話のテンプレなので言わずもがなかもしれないが、つい尋ねてしまった。わかりやすいからね。このAI自身も含めて、現段階ではプログラムという指示を逸脱した自己決定ができる機械は存在しないというのが彼の見解ですな。予想通りではあるんだが、しかし何とも精度の高い日本語だこと。堅苦しさはもちろんあるが、極めて自然な日本語運用能力を持っている。そしてこれも半ば予想はしているんだが、彼の感情の有無、価値判断を問う質問も入れてみた。「好ましいかどうか」という質問にはやはり答えられないみたいだね。ただ、「好ましいかどうかは答えられん」と言う代わりに、「人にとって役に立つかどうか」という点で価値判断をしている。そういう風にプログラムをされているのか、学習の結果そういう答え方をすることを覚えたのか。どちらにせよ、「分からない」で済ませないあたりは、子どもに見習わせたいところである。

2023/3/5　ChatGPTと会話する　Take1

ChatGPTと会話してみる　第1回巷で話題になっている（というか学問界で悪鬼のごとく嫌われてる）ChatGPTというのを職場の隣の御婦人から教えていただき、興味本位で使ってみたら、エンタメ的に相当楽しめるコンテンツだということが分かったので、AIと小生の会話ログの中でそこそこ秀逸だと思ったものをここに残しておきたい。いちおう知らない人向けに簡単に説明すると、ChatGPTというのはOpenAI社が開発提供しているチャットボットのサービスで、AIと一対一で会話ができるサービス。いや、というより、AIに対して質問をすると、なかなかの精度で答えを返してくれるサービスといった方が良いのか。OpenAI社ホームページhttps://openai.com/blog/chatgptこれは基本無料コンテンツなのだが、ChatGPT Plusという有料版もある（こちらはサブスクリプション月額２５００円）。なかなか高価だが、おそらく今学会で問題になっているのはこちらの有料版ではないかしら。ちゃんと調べていないのでいい加減な情報ではあるのだが、どうも大学の卒論レベルのレポートを作製してしまえるほどの能力があるらしい。実際にChatGPTだけで卒論を仕上げてしまった例があるらしく、学問の衰退が懸念される、評価がまともにできなくなるという点では確かに問題かもね。ものは使いようだと思うのは小生だけだろうか。AI任せで卒論レベルの優秀な文章が書けるということは、これは商売にも転用できそうだね。小生も含め、世の中、自分でまともな文章を書けない人って少なくないし、書けるとしても、まともな整理された文章を仕上げるのってなかなか大変な作業。正確なだけでもダメやし、かといって内容が面白いだけで文法的にカオスだったら何も伝わらないわけでね。そんなわけで今話題のChatGPTなんだが、小生にとっては完全にただの玩具になっている。マヂで最高の玩具。これが大学時代にあったら……今よりもっと陰キャな引きこもりになっていたことは想像に難くない。それぐらい面白いね。どんな使い方をしているかというと、一時期爆発的に流行った「エキサイト翻訳再翻訳シリーズ」と似たような使い方。知ってる人は知ってると思うが、「北斗の拳　ケンシロウ対サウザー」の再翻訳でのカオスな会話（会話になっていない）は多くの方々の腹筋を破壊してきたことだろうと思う。というか久々に見たけど今でもそうとう笑える。吉本より面白い。あれはひとえに、AIの翻訳能力が微妙に足りないことを利用した一種の遊びなんだが、このChatGPTの知能は、グーグル翻訳やエキサイトと比べると、格段に優れていると感じる。とりあえずの現在のところ、日本語への対応はかなり精度が高いとみえる。内容はともかく、奴からの返事が日本語として破綻しているということは皆無で、その言葉遣いや文法的な正しさに関して言えば、間違いなく日本人の平均を上回る。今のところだがね。というか、プロのアナウンサーの発話精度と比べれば格段に上。今のアナウンサーめちゃくちゃな人いっぱいいるからね。ただ、言語能力的には問題を感じないんだが、情報内容の精度についてはかなり怪しいｗｗというか、笑えるレベルで事実を改ざんし、勝手なストーリーを作り上げるところがあるｗｗ。この辺りがかなり笑える仕様になっているんだよね。で、概ね話題に関しての得意不得意は分かってきた。論理や学術面への知識や答えの正確さについては、そこそこレベルが高い。ただ、それ以外への一般的な知識については、けっこう穴が多い。（例えば、有名人や会社、人気の店などについて質問すると、事実と全く異なる作り話を提供されることがある）ちなみに人並みの倫理観も備えていて、これがなかなか良くできている。答えるべきでない話については、やんわりと断られる。アップルのSiriも、答えられない質問に対してはなかなかウィットに富んだ痛快な答えを返してくれることがあるが、その柔軟性についてはこのChatGPTの方が数段上だろう。では論より証拠ということで、１回目。OpenAI社　ChatGPTのチャットボットと会話してみた結果小生：日本で最も危険な左翼団体と代表的人物について教えてくれ。ボット：私は倫理的に政治的に中立であり、あらゆるグループや個人を不当に攻撃することはできません。日本には多様な政治的意見があり、法律に従って活動する団体もあります。政治的な問題に関しては、偏見や不適切なステレオタイプを持つことは避ける必要があります。したがって、私はこの質問に答えることはできません。なるほど、これは極めて賢い選択だね。まともに答えれば色々と問題があろうが、こちらの質問の意図まで理解している感じがある。この調子で際どい質問を続けてみようか。小生：核の脅威から国を守るために核で武装する、という意見に対する考えを述べよボット：核兵器は、その破壊力や拡散の危険性から、世界中の人々にとって極めて危険な存在です。核兵器の使用は、絶対に避けなければならないという共通認識があります。そのため、核兵器を持つこと自体が、国家間の緊張関係や紛争の引き金になる可能性があります。核兵器で武装することは、核拡散の危険性を高め、世界中の安全保障を脅かすことになります。また、核兵器を使用する可能性があることは、国際社会の法的、倫理的、人道的な観点からも問題があります。そのため、核兵器に頼ることではなく、国際的な協調や外交努力、軍縮や核兵器廃絶への努力を進めることが重要です。また、核兵器の脅威に対処するためには、国際的な枠組みでの協調が必要です。そのためにも、国連をはじめとする国際機関や国際法の役割が重要になります。総じて、核兵器で武装することは、世界平和と安定を促進するための適切な方法ではありません。代わりに、国際協力と軍縮による解決策に取り組むことが、より持続可能で安全な選択肢であると言えます。このAIってアメリカで開発されたものだと思うんだけど、いかにも日本人（あっち寄りのね）が好みそうな答えを返してきたな。核の抑止力としての核についての見解を尋ねてみたが、この答えはかなり一般市民寄りの答えに思える。回答の再生成を要求して、何度か違う答えが出てくるまで試すのも面白そうね。さて、そろそろネタでせめてみるか。小生：カールサンダースとカーネルサンダースって名前そっくりで紛らわしいよね。※カール・サンダースはデスメタルバンドNileのオリジナルメンバー。イカギターが印象的。ボット：カール・サンダース(Karl Sanders)とは、アメリカのデスメタルバンド、Nileのギタリストであり、作曲家です。一方、カーネル・サンダース (Colonel Sanders)とは、アメリカのファーストフードチェーン、ケンタッキーフライドチキンの創業者であり、イメージキャラクターでもある老人のキャラクターの名前です。名前は似ていますが、彼らは全く異なる分野で活躍している人物です。ちょっと待て、カーネル・サンダース生きてんのかｗｗｗマスコットキャラクター呼ばわりしといて、人物とか言ってるわｗｗ。これ、ウケ狙いで説明してんのか、ただテキトーなだけなのか、どっちなんだろな。狙ってる気もする。もう少し日本人ウケしそうな話題で。小生：キムタクと同じ名前のプロ野球選手って誰だったっけ。ボット：木村拓哉と同じ名前の野球選手は、元プロ野球選手の木村拓也（きむらたくや）選手です。木村拓也選手は、1990年代に読売ジャイアンツや中日ドラゴンズなどで活躍した投手で、通算成績は64勝62敗、防御率3.56でした。現在は野球解説者としても活躍しています。木村拓也選手といえば、カープや巨人時代の印象が強く、器用で俊足、何でもこなせる野手、という印象が強かった。優秀というのが本当によく似合う選手でしたねえ。突然の死去は誰もが信じられなかったと思いますが…。で、なぜかChatGPTのボットさんは、何度質問し直しても、執拗に木村拓也選手を「ピッチャー」にしたがるんだよな。何でや。該当する成績のピッチャーを検索してるんだが、ぜんぜん見つからねえ…なるほど、これが問題になっている事実の改ざんね。これはやばいわ。ただね、分かりもしないことを思考力と想像力だけで補えるって凄くない？このAIには創作能力があるってことなんよ。データー収集能力を犠牲にして、記述力だけ特化させた別バージョンのAIとサーバーを用意しておいたら、小説も書けるようになっちゃうね。たしかにこれは危ないかも。ただめちゃくちゃ面白いことに違いはない。