アスペン音楽祭2002年から、コルンゴルドによるヴァイオリン協奏曲~佐藤俊介
2日前に息子の友人の方がアップロードしたアスペン音楽祭からの音源をユーチューブで聞きました。2002年の録音でアスペン音楽祭のオーケストラと午後の演奏会だったと記憶しています。
コルンゴルド氏は元々中央ヨーロッパのチェコ出身で神童として作曲活動を続けていましたがのちにアメリカに移民、ハリウッドで映画音楽も手がけそのいくつかのモチーフを使ったのがこの協奏曲です。
ヴァイオリンのテンションが高くオーケストラから1枚も2枚も浮き立つような作風は見事で、印象的な開かれたイメージを醸し出す7度の音程を巧みに使った1楽章、美しいメロディーと幻想的なハーモニーの2楽章、映画のロビンフットに基づく軽快で目まぐるしくヴァイオリンならではの爽快な音階が並ぶ3楽章と聴衆をグッと惹きつける3楽章。
息子は今ヨーロッパで古楽のオランダバッハ協会の芸術監督をしておりますが、古楽の演奏でかえって現代や近代の曲がよく見えてくると話していたことを思い出します。
音源をアップロードして下さった方に感謝。アスペン音楽祭も今年は中止となったようで残念です。
コルンゴルドにもバッハが流れているのが聞こえてきます。音楽の母はバッハ!
バッハ協会のアンサンブル