2009/08/21(金)10:05
入院生活
入院5日目に病院の都合で大部屋に移りました。
重症患者さんが入ってこられたので、個室をゆずらなければならなかったのです。
何のかんの言っても私は元気ですから。
大部屋には抗がん剤投与の為に入院している血液内科の患者さんがいらっしゃいました。
60代と70代の女性の方です。
ここで初めて私は抗がん剤のつらさを目の当たりにしました。
毎日抗がん剤の投与があり、夜中になると毎晩吐くのです。
吐き気の為にほとんど入院食を口にしていないのに、毎晩、毎晩。
60代の方は、もう生きる気力も失くされていました。
さすがに衰弱が激しいので、途中から抗がん剤を中止してもらっていました。
すると少しずつ気持ちも前向きになっていくようで、食事にも手をつけるようになり、私相手に病院の不満をぶつけてくれるようになりました。
私はこの方につい自分の母親を重ねてしまいました。
うちの母も、抗がん剤を投与されたら同じように生きる気力を失ってしまうだろうなあ・・・と。
精神的に弱い人だから。
入院予定は6日間でしたが、私は創部の管(ドレーン)がなかなか抜けず、結局9日間も入院しました。
ドレーンは手術した部分に差し込まれた管で、血液や浸出液を体外に排出するものです。
これが50ml以下になると管を抜いて、翌日退院・・となるのですが、私は8日目になっても50mlぎりぎりありました。
浸出液が多くても、それが全て乳房にたまるわけではなく、ある程度は体内に吸収されるそうです。
そう言われてドレーンを抜いて退院したのですが、やはり胸が張ってつらくなってきたので、外来で2回胸に溜まった液を抜いてもらいました。