三日坊子のフランス日記

昨日の日記に書いたとおり、今日は朝から不動産屋へ電話をかけた。
なかなか担当者につながらないので、たった３件のことをそれぞれの不動産屋で教えてもらったり、見に行く約束を取り付けるために午前中一杯時間がかかってしまった。

で、夕方一軒気になったところを見せてもらえた。
築百年以上の田舎の一軒家。
とても広くて、室内はそこそこきれいだったんだけど、庭が無いのとシャワーとトイレの場所が増築部分で背の低い私でさえも頭を打ちそうな入り口だったのが気に入らなかった。
坊夫は約束の時間に仕事が終わらなかったので、夜になってもう一度外観だけ一緒に見たのだけど、屋根瓦がボロくて近いうちにかなり高い金額をかけて交換する必要があろそうだ、家の裏に付いている勝手口が簡単に泥棒に狙われそうだ、と私とは全然違う視点でダメ出し。
まっ、最初からいきなり気に入る物件に出会えるわけないよね。

さて、今晩からテレビで私の大好きな夏の特別番組が始まった。
Ｌ'ｉｌｅ　ｄｅ　Ｔａｎｔａｔｉｏｎという名前の番組で、毎夏やっている。
番組のコンセプトは、カップルは様々な誘惑をはねのけて愛を貫くことができるかどうかというもの。
結婚前で子供のいない４組のカップルがフランス全土から選ばれて、カリブ海で２週間ほど過ごすのだが、男女それぞれ別の村に分けられ、カップルは丸１２日間お互い会うことも話すことも出来ない。それぞれの男女の浜辺には美男美女が揃った１１人の誘惑者と呼ばれる人たちがいて、ハーレム状態でそれぞれを誘惑するのだ。誘惑者の人たちは多分誰かとキスできたらいくら払うみたいな契約だろうと想像できそうなほど、本気で誘惑する。カリブ海の開放的な海と素敵なバンガローを背景に、自分好みの人から１２日間もかけて朝から晩まで誘惑されたら、愛を貫くことはそう簡単じゃない。
しかも２～３日に一回、恋人のところへ自分の映像が司会者によって届けられるシステムになっている。お互いちゃんと好き会っていて大丈夫そうなカップルでも、実はなんてことないのにあやしげな映像を見せられ不安になって、片方が爆走するパターンもあったりする。
もちろん中には「あんた絶対楽しむつもりでしょう。」っていうような人も居たりする。
今回なんかいきなり初日〔恋人と離れてたった数時間後〕にある男性参加者が誘惑者女性の胸を触るってことがあった。
この番組は始まる時間帯が遅くて、去年は見れたり見られなかったりしていたのだけど、今年は仕事もないし特に旅行に出掛ける予定もないし、全部見れそうだな。
って、こんな番組全部見たところでなんの足しにもならないんだけど。。。