地震・台風等の災害に備える~アスベストをしろう
ママーズ災害対策準備室では現在起こるだろうと言われている大地震に備える為、ML等を通じて様々な情報交換をし、皆でシェアしていこうとまとめています。(まとめたものをママーズサイトでアップしております)いま乳幼児がいる家庭に向けた「災害時の準備品リスト」を制作しておりますが、阪神淡路大震災をご存知の方から「マスクが必要」という書き込みあありました。災害直後、復興時、倒壊した建物から様々な粉塵が上がったそうです。知らず知らずのうちにその埃を吸ってしまい、子供達に健康被害があっては困るから、という事で情報提供してくださったのです。satukiさん、らいせさんありがとうございます。粉塵の中で特に将来的に健康被害が予想されるのが「アスベスト」です。アスベストも少しならば大丈夫だそうですが、多いと蓄積され、将来的に重大な病気を引き起こす可能性があるそうです。そんな中、やはり災害対策準備室に参加してくださっている白洲さんからアスベストに関するデータ情報が寄せられました。白洲さんありがとうございます!ということで、まずはアスベストってその怖さは漠然としてしか知らなかったのでちょっと調べてみました。(一部総務省HP「アスベストについてQ&A」より抜粋)アスベストとは石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「い しわた」と呼ばれています。 その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやす い吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人 が吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断 熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止 されました。 その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱 材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されて います。 石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い 込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及 び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。石綿が原因で発症する病気*肺繊維症(じん肺)。石綿をすう事にによって肺が繊維化してしまう肺繊維症を特に石綿肺と呼ぶ。*肺細胞 に取り込まれた石綿繊維の主に物理的刺激により肺がんが発生するとされています。*悪性中皮腫 肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部 を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。若い時期にアスベストを吸い込んだ方の ほうが悪性中皮腫になりやすいことが知られています。潜伏期間は20~50年 といわれています。※どの程度の量のアスベストを吸い込んだら発病するのかについては不明。 アスベストを吸い込んだ量と中皮腫や肺がんなどの発病との間には相関関係 が認められていますが、短期間の低濃度曝露における発がんの危険性については 不明な点が多いとされています。現時点では、どれくらい以上のアスベストを吸えば、中皮腫になるかということは明らかではありません。 アスベストは2000年以降、危険性について問われPTRT(有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組みで、アスベストは2000年その対象有害物質に指定された)以降も日本への輸入は昨年度でも実績がありました。私たちが気付かない所で既に多くの国で危険と認識され、使用禁止となっているアスベストが現在も身近な場所ですう可能性がある日本。以前はなんとベビーパウダーにも使われていたとか。時々ニュースで駅構内にむき出し状態になっていたとか、先日は飛散の可能性がある状態の校舎が見つかった等もききますが、一般住宅の建材としても利用されているようです。例えば耐火被覆材等として吹き付けていたり、屋根材、壁材、天井材等としてアスベストを含んだセメント等を板状に固めたスレートボード等が 使用されている可能性があるそうです。*********************************************************************アスベスト(石綿)を含有する屋根瓦が全国の一戸建て住宅で約500万戸、5軒に1軒程度で現在も使用されていることが27日、メーカーの調べで分かったそうです。身近な生活の場にも石綿が広がっていたことで、抜本的な被害防止策を迫られるようですね。地震等災害に備えて、当面は、話題の防塵マスクが必要です。今日のHP日記http://plaza.rakuten.co.jp/sirasu3に書きました。*******************************************************************白洲さんのサイトは地震、災害対策情報が充実しています。是非参考になさってください。