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カテゴリ:◎ ソーイング・ビ― 6
異例の「四人で」決勝が始まる。
秘書のデブラ・・・最初は自分の力を信じていなかった。 デブラ ソーイング歴は長いけど、自信ない。 でも、すぐに本領を発揮。優秀作品に3回選ばれた。 エズメ デブラはファッションの知識が豊富で、最後の 課題で個性的な作品を見せてくれる。 他の三人より20歳くらい上だろうが、本気になると物凄い力を発揮する。 決勝だからいつもより華やか…赤いワンピースを着ている。(エズメもキラキラの服) 教師のブローガン・・・型紙の課題では上位が多かった。 優秀作品には、あと一歩届かない。 P ブローガンは優秀作品こそ逃しているが、技術力は 最も高いと思う。 そう・・・一度も優秀作品に選ばれたことがない。本人としても悔しいだろう。 前半は絶好調だったが、ここのところ冴えない。生地選びが、自分の好み優先という感じ。 白いブラウスとヒョウ柄のひざ下丈スカートが似合っている。おしゃれだな。キラキラのカチューシャもかわいい。 年金の専門家 マン・イー・・・最も多く1位を獲得。 何でも器用にこなし、作り出すデザインも大胆。 E マン・イーはリスクを恐れない。果敢に挑戦して、 ユニークな作品を作り上げる。 アタフタしても未完成にはしない。刺繍も得意! マン・イー 負けたくないって思った。勝ちたい。 あら、勝気発言。笑顔の下に、負けん気の強さ。まあ、他の三人もそう思っているはず。 ファッションバイヤーのアニー・・・当初、うまくいっていなかった。しかし次第に実力をつけ「デビッド・ボウイ」「ハリウッド風ドレス」「折り紙風ドレス」で優秀 作品になった。 P アニーはめきめき自信をつけている。服を見る目があるし、とてもセンスがいい。どんなものを作るのか、楽しみにしている。 前半は緩い感じだったが、後半から存在感が出てきた!デザインも縫製も高評価を得るように。 職業柄、流行やお洒落な物に敏感なはずだし、沢山の商品を見ているのが強みか。 成長著しいアニーが優勝か?それともベテランの技でデブラか、前半の優等生ブローガンが復活するか、1位最多の マン・イーが意地を見せるか。運が巡ってくるのは誰だ? * * * 決勝のテーマは「パーティーの服」 E アモルファスドレス。昔、私が仲間とデザインした。 P エズメはこれを発表して、ポリウレタン繊維のドレスの先駆者になった。 <1983年にこのドレスが発売されると、ポリウレタンのパーティーウエアがブームになり、この時代を象徴する服になる。うまく縫うには 適切なストレッチ素材を選べるかどうかが鍵> うゎっ!衝撃的なドレス。 生地がピタッと体に張り付き、体の線が丸出しになる。 まさに`あらわ´。少しのぜい肉・弛みも許されない。 これ、普通の人には無理! どうやって胸を支えるの?ショーツも履けないだろう。 ピタピタの恐ろしいドレスだわ。 デ 伸びるけど、伸びすぎない生地。 マ 厚手のベルベット風。しっかりしてて縫いやすい。 慎重に選ぶ。 ブ 薄くてキラキラ光る生地。だってパーティードレスでしょう。パーッと華やかにしたい。 見た目重視か・・・パーティーっぽい生地だけど、伸縮性や厚みは問題ない? E アモルファスは「形がない」って意味。実際に着てみないと、どんな形の服かわからないから。留め具は、このリングだけ。 P 見た目より手強い課題。結び目は額縁仕立て。縫い代を切って表に返し、先を尖らせる。ポリウレタンは伸縮性があって縦にも横にも伸びるから、カーブの部分を縫うのも難しい。 決勝戦だから、指示書にはごく簡単な説明しか書いていない。みんな困るかもしれないな。 シワが生じないようにするのが、難しい気がする。 * * * デ 私には勝ち目がない。なぜ残れたのかしら? マン・イーと違い、欲のないことを言う。(本心は違うだろうが) <デブラは18歳の時、マンチェスターでファッションの勉強を始めたが、その道には進まず、故郷のウェールズに戻って秘書になった。 手堅い道を選んだ。 再びソーイングに夢中になったのは最近のこと> えっ、ずーっと続けていたのではないのか。コロナで外出できなくなったことが、再開のきっかけになったのかな。 息子 母は熱中していて、僕は毎朝ミシンの音で起こされる。好きなことが見つかってよかった。 夫 決勝に残れたことが、妻の自信につながればいいなと。才能があるのに、いつも否定する。決勝は、妻にとって特別なこと・・・(涙ぐむ)失礼。泣くのが早すぎだ。笑 いいご主人ね!愛されているわ。 エズメがアモルファスドレスを着た時の写真!着たのか、この恐ろしいドレスを! * * * <アニーは、ソーイングを教えてくれた祖母を思って作品を作ってきた> <ファッションセンスを生かして、アパレルショップの バイヤーをしている> 母 最初は落ち込んでいた。「皆、うますぎる!」って。でもあの子は、プレッシャーに負けない。誇りに思う。 優勝できたら自信がつき、これからも強い気持ちで夢を 叶えられると思う。 いいね。自分の可能性を信じてやっていける。 恋人 きっと本人も、ここまでやれるとは思ってなかったはず。 * * * 伸びる・動きやすい ポリウレタンの扱いが難しい。 金属シートを貼ったブローガンの生地は、特に厄介。 ブ 光る生地は滑る。心臓が止まりそう。 また、生地選びで失敗したようだなぁ。 <教師のブローガンが服作りの楽しさを教わったのは、 自分が生徒だった頃> 母 ブローガンは小学校の手芸クラブ以来、ソーイングに夢中。あの子は、自分の実力をわかってない気がする。 だから、決勝に残ってとても嬉しい。 自慢の娘。(お母さんがイメージと違っていた) 婚約者 よく愛犬に服を縫ってあげている。生地が余るとバンダナも作る。 子どもの頃の写真がかわいい!愛犬との写真も、まるで 芸能人のようだ。目鼻立ちがはっきりしていて華があるから、写真映えする。 * * * <マン・イーが番組に応募したのは、父を思って> マ 亡くなった父に、背中を押された感じがして。父は、私がすることは何でも応援してくれた。信じてくれていた。父の話をすると、つい…(涙ぐむ) 若くして亡くなってしまったのだな。 観葉植物の多い、お洒落な部屋ね。白い壁と緑のコントラストが気持ちいい。以前紹介された刺繍作品は、自宅の 観葉植物がモチーフと思われる・・・すてき。 恋人 マン・イーはいつも前向きで、周りを笑顔にしてくれる。 仕事・家族・夫や恋人・好きなことに才能がある・恵まれた容姿 これら全てを手にしている皆が、凄く羨ましい。自宅も 広くてきれいな感じだし・・・私には、どれもない。 人生謳歌している姿が眩しい。同じ人間なのに、天と地の差・・・。 * * * マン・イーが遅れてしまったが、どうにか間に合わせた。 =審査= デブラ作 P 実に魅力的。ポリウレタン繊維を実に巧みに扱っている。カーブも平らに仕上がっているし、袖ぐりの縁取りもきれい。 E それに、結び目もきちんと縫えている。 高評価。シルバーの生地がカッコいい。出だし好調で気分いいね。 ブローガン作 E カーブがピタッと平らになっていない。結び目の先が捻じれている。 P シワが寄っている。こういう光沢のある素材を使うなら、完璧に縫わないと目立ってしまう。 やはり生地が良くなかった。見た目はパーティーにぴったりだが、適切な選択ではなかった。 アニー作 E ちょっと弛んでいるところがある。 P 袖繰りに少しシワがある。だが、結び目の先はうまく処理できていてきれい。 いい色の生地。及第点といったところか。 マン・イー作 P 襟ぐりに、ほんの少しシワがあるが、袖ぐりの縁取りは美しい。全体として、ポリウレタンをうまく扱っている。 E カーブがピタッと平らに縫えている。結び目もとってもきれい。上出来。 ラメがきれいで目を引く。一人だけ遅れて焦っていたわりに、うまくできている。 =順位= 4位 ブローガン P やや凸凹が目立っている。 3位 アニー E 弛みが気になった。 2位 マン・イー P 若干シワがあるが、非常にいい出来。 1位 デブラ E すばらしい。店で売れるレベル。 この誉め言葉は嬉しいね。 デ 私には珍しくいいスタート。決勝での1位が嬉しい。 優勝が近くなったしね。このまま波に乗れるか? マ エズメがデザインしたアモルファスドレスが縫えて、とても光栄です。 評価も良かったからね。いい気分で次に行ける。 ア エズメのドレスを未完成にしたら、悔やんでも悔やみきれない。出来上がってよかった。 意外と焦っていたのか。未完成だったら、優勝は遠のくね。 ブ 生地のせいで大変だった。でも、くよくよ悩んで、 大事な「ソーイング・ビー」最後の時間を無駄にしたくないの。次がある。 落ち込まない。前向き。まだ挽回のチャンスはあるしね。 優勝したいのなら、もっと慎重に生地選びした方がいいと思うが。適切な生地なら、彼女の技術力を発揮できるだろう。生地のせいでうまく縫えないのは、もったいない。 * * * リメイク課題。これまで使った生地の端切れで、自分用のパーティー服を作る。審査員は退室する。制限時間 90分。 P 思い出を辿るような課題だね。 またすてきな表現するね、パトリックは! E 自分がパーティーで着たい服と言ったが、どんなパーティーかは指定していない。 P どういうパーティーに行きたいかを決めて、相応しい生地を選ぶこと。はぎれのサイズはバラバラ。生地がどれだけあって、それをどこに使うか考えないと。 E その人らしい、独創的な服がいい。 デ ガーデンパーティーで着たい服。バラ模様の生地。 バラが大好きだから。 上品な服にするのだね。楽しみ。 ブ パーティーには、かわいいドレスを着て行く。 上下揃いの服も好きだから、夜のお出かけに着る短い トップスとスカートにする。 ここで挽回したい。 ア 大きな袖のトップスにします。デブラが着物の課題で使ったプリント生地。メインの部分は白にする。ディナーに行くなら、上品な服を着たいから。 デブラと同じ路線だな。 マ 「デビッド・ボウイ」の課題でアニーが使った生地。大学時代の夜のイベントに着て行く服。全然パーティーに行っていない。年取ったなぁ。 サラ マン・イー、それを年上に言っちゃダメ。笑 そうだ、そうだ。 学生時代を思い出して、どんなデザインにするのだろう。 デ パーティーのゲストは、ココ・シャネルがいい。 空想!大好きだって言っていたものね。 残り15分 マ 袖を作るつもりだったけど、生地が足りない。代わりにひだ飾りにする。 前もってわからなかったのかな。時間がないから、臨機応変に対処して手を動かさないと。考える時間はない。 ブローガンが、ラストスパートをLAST PUSHと 言っていた。へぇ~知らなかった。 =審査= 審査員は、どれが誰の作品か知らない。 アニー作 P このベルトはウエストに対して若干、幅が広すぎる気がする。だが、色の組み合わせはうまい。チュールもいいし、形もおもしろい。 E これはディナーパーティーかカクテルパーティー向き。シックね。 ベルトがあまり・・・いいと思わない。色も形も。 ブローガン作 P パーティーにピッタリの服だと思う。 E でも、ひだ飾りで胸を強調しすぎ。これじゃ逆効果。 ん?・・・胸元のひだ飾りを一枚減らせばよかった? 寸評の意味がよくわからない。もっと説明してほしい。 ひだ飾りの端の処理がされていないが、それは別に気にならないってことか。 きれいなピンク色。 デブラ作 E 生地の配置を考え抜いている。黒のレースをアクセントに使い、後ろと裾は赤。 黒のレースが意外と合っている。アクセントとして効果的。 P 後ろは大胆で、前は控えめ。イギリスのピクニック風だが、フラメンコっぽさもある。 背中の上半分が露出するデザイン。前から見たら、想像できない。 E これでどんなパーティーに行くのか、わからない。 エズメはイメージできないが P 夏のガーデンパーティー。スペインのね。 パトリックは、デブラの思惑どおりの情景を当てはめた。 よくできていると思う。黒を上手に取り入れている。スカートのバラ柄と赤で女性らしさを、上衣の白で爽やかさを演出。 スカートの色が、デブラ着用のワンピースの色とほぼ同じじゃない? マン・イー作 E おもしろいわね。 P まさにパーティー服。素材を実にうまく生かしている。 E このハトメがいい。シンプルだけと強い印象を与える。 ハトメが印象的。生地の選択もいい。チュールの飾りに 女の子っぽさがある。 `カッコいい´と`かわいい´が絶妙なバランス。 でも!身頃の左右が1㎝くらいズレている。パッと見て かなり目立つ。指摘しないの?!と思った。 長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月17日 11時13分07秒
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