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カテゴリ:❀ VRおじさんの初恋
芦原邸・・・玄関も広くていいな。
こっそり家に上がり、祖父と`知らないおじさん´の会話に耳をそばだてる葵。 葵の母は、息子だけが父の様子を見てくればいい と思っている。 部下「本当に行かなくていいんですか?」 飛鳥「向こうも望んでないの」 反目しあっているってことか。娘が一方的に父を嫌っているのではなく。芦原が彼女をどう思っているのか、わからないけれど。 「ああ見えてお父様、寂しがり屋ですよ」 部下は、芦原のことをある程度知っているようだ。 「会いたくない」 父の病状が悪いと知っているのに、頑な。 「二人の仲が悪いの、葵くん悩んでるんじゃないかな〜って」 図星を指された…そんな表情の飛鳥。 父には会わない!と言っているが、内心ではなにやら思うところがあるような・・・。 芦原は「穂波さん」と言う直樹に 「さん付けはやめませんか」 で、二人は「穂波」「直樹」と呼び合うようになる。 芦原が、VRと同じ雰囲気を好んでってことか。 芦原の書斎というかパソコンルーム、いい雰囲気だな。 葵は以前、そこにあるゴーグルとパソコンで、トワイライトを利用していたのだった。 何気なくゴーグルを装着すると、トワイライトが現れる。 「まだ存在してたんだ」やや驚く葵。 さらに、目の前にセーラー服姿の少女(アバター ナオキ)がいる。 「えっ、誰?というか、ここ、どこ?」 そこは列車の中。窓に映ったのはホナミの顔。 「えぇ!僕のアバターじゃない」 驚愕する。 「・・・てことは、あれは・・・おじいちゃん」 「いや、不正アクセスかもしれないし、一緒にいた女の子も誰なんだ・・・。とにかく確かめなきゃ」 `ホナミとナオキ´という二人だけの世界が、第三者(葵)に知られることとなるか。 不正アクセス・・・いまどきの子、凄いなーって感じだわ。 直樹がシチューを作っていると、ピンポーン。 葵が`今、来ました´の体で玄関チャイムを鳴らしたのだ。 「孫です。葵といいます」 「失礼ですが、どういうご関係なんですか?」 ソファーに座るのを遠慮し、おずおずと名乗る直樹(笑) 「おじいちゃんが友達を家に招くなんて、初めてです」 「そうか、初めてなのか」 意外だなという思いと・・・ちょっと嬉しいのかな? 「おじいちゃんとは、どういうお友達なのですか?」 「趣味の友達というか、ネットで知り合って」 正直に言う。`昔、仕事で知り合った´などとごまかすことなく。 さらに質問する葵。直樹から目線を外さない。意外とどっしり構え、落ち着いた口調。 直樹、子どもに恐縮する(笑) 当然、心地悪い・・・で「あの〜、私、帰ります」 そうなるよね。 しかし、部屋を出ようとしたら芦原が来た! 「ネットで知り合ったって聞いて、びっくりしたよ」 「暇だからな。暇潰しには、ネットが一番だ」 ありゃりゃ…これは直樹に失礼でしょう。直樹の顔!(笑) 直樹を引き留める芦原。 三人で、直樹の作ったシチューを食べる。 「もう少しコクが欲しかったので、チーズと味噌を足しました」 シチューに味噌!初めて聞いたわ。 芦原は上機嫌。だが、葵の登場で、直樹は戸惑いの表情。顔が引きつっている! そりゃ、他人の自分は邪魔だと思うよね。居辛いはず。 飛鳥から葵に【様子はどう?】とメッセージが。 【知らないおじさんがいた】 当然、驚く飛鳥。【変な人だったらすぐ警察に連絡して】 【僕に任せて】 雄々しい息子の言葉に、思わず「フフフ。かわいい(^_^)」と微笑む。母の顔。飛鳥の頬が緩むのを、初めて見たわ。 しかし、葵と直樹、ゲームをきっかけに打ち解けるという展開に。 葵が小学生に見える。まだまだ幼い風貌で。でも、直樹に対する言葉遣いや態度は、丁寧で落ち着ている。 葵の訪問がなければ普通に`友人と楽しく過ごしました´で終わるはずの滞在だが・・・そうはいかなくなった。 孫が絡んでくるー(・o・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月02日 13時08分32秒
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