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カテゴリ:◎ ソーイング・ビー7
モデルに合わせて「ブーブー」を作る課題。
サラ 西アフリカで、特別な日に着る服。 制限時間は4時間。 バ 重要なのは、着心地。大きくて、風通しのいいもの。 P フィットさせるという点では、簡単な課題。審査では、細部や生地に注目する。 E 生地選びがとっても大事。 バ ドレッシーなブーブーなら、レースやシフォン、シルクが合うと思う。カジュアルなら、コットンやアディレ、他のアフリカンプリントでもいい。 E 作る人の物語が、伝わってくるものがいい。 どういう生地でどういうものを作るか・・・適切な判断が必要。 随分とダボッとした服。生地量が多いな。体の線が出ないものの、全体的なバランスの良し悪しやインパクトが審査されるか。 リジーだけが、他の人たちとは違う作業を始める。 カラーブロッキングに緊張する。 P 時間が最大の敵だ。 冷静にやり遂げます。 思うとおりのものを作りたい という意気込みを感じる。 西アフリカで買ってきたこの布を元に、色を選びました。 昔の旅の思い出を、作品に反映させる・・・そんなリジーの意思表示に、笑顔になるバンキー。パトリックも 「とてもいい色」と褒める。 アスマ 故郷のイラクでは、ブーブーを「ガラビア」と 呼んで、普段から着るの。これは、結婚式で着る服として考えた。かなり複雑で、いつもながらやることが多いけど仕方ないわ。 スパンコール付きのレースを重ねたサテン生地・・・ 難しさが増すな。 フードには、自分で染めたシルクのジョーゼットを使う。こちらもやる気満々。 青い生地。平和を願って。 私の故郷は、あまり平和じゃなかった。いまだにそうだけど…。 イラク出身・・・子どもの頃、湾岸戦争だったのだろう。 ちゃんと仕上げられるといいけど。 エズメが間髪入れず「Of course you can」と言った。 アスマの腕が良いと認めている+故郷への思いを慮っての言葉だろう。 マシュー(生地の柄が)水溜まりに石を投げ入れた時の 波紋。つまり、僕らの行動が世界に波及する。 あぁ・・・ トニーW 青は愛と調和、羽根はステータスの象徴。 なるほど・・・。 ローレンの、扇風機柄の生地がおもしろい。 フォーヴは、縫うのが非常に難しいサテン生地を使う。 E この生地を扱ったことある? 何度か。滑りやすいので、時間をかけます。 うまくやらないと脱落する。なんとしても成功させたい。 脱落危機にあるのに、守りに入らず挑戦する!もう一発 逆転しかない。 マリア この生地(シフォン)イヤ。かなり薄い。 気に入らないなら、選ばなければいいじゃん。 縫うのに、かなり時間がかかるの。ギリギリになっちゃうかも。 時間との闘い。 マシュー 伝統的な男性用のブーブーに、遊びを加えようかと。ハーネスを合わせる。 この人、しょっちゅうハーネスハーネス言っているな。 P 薄手の生地に、少し重くて硬い生地を合わせても問題はない? いい感じに引っ張られる。 あ~、パトリックが指摘するということは、うまくいかない確率が高い。 ミアは、パフスリーブとオフショルダーで、現代的な ブーブーを作る。 トニーRは、サイケデリックブーブーを作る。 「モデルをきれいに見せたい」とフィット感重視。いや、ブーブーはかなりゆったりした服だから、そのように作らないと。主観優先で課題から逸脱。 逆にトニーWは 僕は、伝統的なスタイルが好み。 これは、夫が愛する妻に贈る服。二人は仲が良く、円満な結婚生活を送っている。 そこまで想像している。(笑) 残り1時間 アスマ 凝り過ぎて・・・この調子じゃ終わらない。 予定どおりは無理。何を諦め、何をすべきか…判断の時。 フォーヴがモデルに試着させる。 超豪華な結婚式用。会場は、郊外のお屋敷。 明確なイメージ。それに合う服を目指す。 マシューは、試着~調整よりハーネスに注力。いくら緩い服でも、丈やバランスを確認した方がいいと思うが。 マシュー プリント生地の重さが心配。 やはりパトリックの予感的中か。 マリア この生地、イヤ。 ずっと愚痴。 P リジーの作品は魅力的だが、手間がかかる。完成するといいが…。 ミアは落ち着いているが、スカートにギャザーを入れないと。 残り時間が1時間を切ったから、心配。 バ マリアが苦戦している。生地が薄くて扱いづらいんだと思う。 そのとおりです。 マリア 脱落するのは私。ストレス・・・ 諦め・・・もうウンザリって感じね。 E フォーヴのサテン生地は、小さなシワでも目立つ。 彼女も崖っぷち。これが低評価だと、脱落濃厚。 バ アスマは、コンセプトも生地もすばらしいけれど、 やることが多すぎる。終わらないかも。 優等生が、まさかの未完成?! アスマ やれるだけやる。ベストを尽くす。 計画に無理があった。とにかく、うまくまとめなければ。 残り15分 ミア ゾーンに入ってる。スカートの最後の段。 若いから、集中力も抜群ね。 ファーヴ これがダメなら私は落とされる。一発逆転できるといいけど。 既に完成し、慌てていない。 残り5分 マリア(縫うところが)まだまだある・・・永遠に終わらない気がする。 愚痴に始まり、愚痴に終わる。 アスマ これを終わらせて、裾を仕上げます。 落ち着いている。さすが医者だな。 サラ(フォーヴの作品を見て)すてき。豪華なソファー みたい。ハハハ! フォーヴ 目指したのはそれじゃない。 少しムッとしている。そりゃ、そうだよね。 アスマ 良くない。 思うようにいかず。でも、モデルの前で言っちゃダメ。 いい気分で着て歩いてもらわないと。 リジー 大満足。思い出が詰まっている。 完全燃焼!で、評価はどうだろう? =審査= リジー作 バ これは紛れもなくブーブー。ナイジェリアの女性たちも、気に入りそう。お土産の布の色を取り入れたのよね。すてきな話だわ。 E この生地で、袋縫いや色を切り替えるのは難しいけど、うまくやったわね。 P 細部までよく考えられているし、正確に縫えている。 配色がすてき。真ん中に、縦長のギャザーを寄せたのも 効果的。いいアクセントになって、洒落て見える。 アスマ作 バ 生地選びがとても上手。とっても洒落ている。正面にシワがある。ボタンループが雑。 E とっても難しかったでしょう。 P この服に相応しい仕上げをするには、時間が足りなかったね。 予定通りにいかなかったが、ギリギリうまくまとめた感はある。 涼し気な、美しい水色のドレス。やはり、キラキラする 生地は華やかで目を引く。 正直言って、ゆったり感が特徴のブーブーという感じは しない。ドレスだわ。 自分で染めたというフードの生地に驚く。ドレスと全く 同じ色味に仕上がっている!一体、何を使ってどう染めたのだろう? トニーW作 バ とっても気に入ったわ。ナイジェリアで、あらゆる 場に着ていける。 P 2つの生地が見事に調和しているし、形も美しい。 バ ただ、仕上がりが残念。 E 裾が、あら・・・。 パッと見だとわからない、雑な処理が多いようだ。 形が、基本的なブーブーだと思う。生地選びがうまい。 ローレン作 P 扇風機にまつわる、お母さんの話がよかった。飾りを 加えたのはいいが、羽根の色が合っていない。襟ぐりの テープが、ここから下にしかないのが少し変。 バ テープは襟ぐり全体に付けて、正面でV字にするとよかったと思う。でも、ステキ。 二人の指摘に納得。そもそも、ブーブーに羽飾りは合わない気がするが…。 ローレンが頭につけているヘッドバンド、作品の生地と 同じに見える。 トニーR作 バ ブーブーとしては、これはフィットしすぎてるわ。 トニーの表情が曇る。 P 手をかけてウエスト周りをフィットさせているが、もっとボリュームがないと。ふんわりした裾と釣り合わない。にぎやかな柄のせいでフリルが見えないね。もっと大胆に。 まず、サイケデリック柄が良くない。 フィットさせちゃダメと言うが・・・アスマの作品もウエストが絞ってあった。 確かに、フリルの存在感ほぼゼロ。手間をかけた意味がない。 ミア作 P とても魅力的。期待していた着心地の良さや、ゆったりしたボリューム感を全て備えている。 バ 腕のゴムもきつすぎない。完璧にフィットしてるわ。 E 生地も、色の組み合わせもとてもいい。あら、穴が…でも、お見事。 P 満足いく出来だね。 これは・・・ムームーみたい。柄がかわいいね。ピンクの大きなフリルも効果的。モデルに似合っている。ゴムの調整が手間だったろうな。重みでずり落ちないようにするのが。 マシュー作 バ ブーブーらしい自由な雰囲気が感じられて良い。あなたの物語が伝わってくる。シフォンは水を連想させ、袖がさざ波のように見える。 P やはり、プリント生地が少し重いな。ハーネスが引っ張られているようだ。これでは目立たない。もっと大胆に…チョーカーのようにするといい。 配色成功。袖が重たい感じだな。スッキリしないというか。 ヴィッキー作 P いい柄だね。 バ とてもエレガントな形。スカートの丈がモダンな印象だし、縫製も上手。 P 柄合わせにかなり時間を割いていたが、そのかいあって完璧。 えー、これはブーブーではないでしょう。普通のワンピース。 マリア作 バ とっても優雅。歩くと美しく揺れる。 P いい生地。こういう服にピッタリ。縫うのは難しいが、縫い目の処理はそう悪くない。完璧ではないがね。 E スパンコールとリボンなら、どちらかだけがいい。このスパンコールはイマイチ。ここ(左肩)にタックがある。 始終ぼやいていた割に、縫い目はあまり乱れなかった。 よく頑張った。 エズメが辛口。紫のスパンコールに拒否反応。派手過ぎるってこと?何がそんなに気に入らなかったのだろう? ウエストをキュッと絞っている。トニーR作より、上部のフィット感が目立つ。 フォーヴ作 バ とてもドレッシー。アフリカの女性たちがこぞって、華やかな場へ着ていきたがると思う。 E すばらしいのは、鮮やかな無地一色ということ。インパクトがある。 P サテンは、ちょっとでも縫い目が引っ張られると非常に目立ってしまうが、これはどこにもアラがない。とてもきれいに縫えている。お見事。 美しい色・光沢。難しいサテン生地を、少しも傷めずに 縫い上げた。 ウエストバンド付きのフィット感ある作品が数点あったが、なぜか指摘されたのはトニーRだけ。彼以外は、後ろはゆったりさせていたってことか? ブーブーとは違うでしょう と思うものもあった。 =結果= 優秀作品はリジー。敗退はマリア。 P 彼女のリメイクは、熱意が感じられなかった。ブーブーはよく考えられてはいたが…挽回できるほどの仕上がりではなかった。 厳しい評価。やはり、気持ちが乗らずに作った物からは、負の空気が放たれるか・・・そりゃプロだから、作り手の気持ちもお見通しだろう。 E リジーは真正面から取り組み、物語が詰まった素晴らしい作品を縫い上げた。見事だったわ。 リジーのやる気も、そのまま伝わった。 リジー みんなに追いつかないと・・・できるはずだって思ったの。今夜は踊りたい気分♪ 多少の焦りもあったか。ついて行きたい思いとプライドを、うまいこと原動力にできた。 フォーヴ あのドレス、結婚式に着ていきたい。 よほど気に入ったのだな。アディレの課題では酷い言われようだった分、嬉しいよね。次に進めるし、いい気分で今週を締めくくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月13日 14時23分48秒
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