|
カテゴリ:カテゴリ未分類
七五三を期に、家紋を調べる
候補は「横木瓜」。 結婚前後に、家紋によるひと騒動があった。 夫実家では家紋がタブー話題になっていた。 妻実家は両親ボケがはじまっていて、様々情報が混乱していた。 なんだかんだで探索を諦めて、放置していた。 ところがこのたび、ルーツ的なものも含めて、ほぼ正解というものが判明した。 これまで得た情報をもとに、夫実家、妻実家、妻実家母方、の家紋にたどり着いた。 一、夫実家は「山形に木瓜(やまがたにもっこう)」 木瓜の上に「への字」みたいなのがついている紋だ。 苗字、地域、一度だけ観て写真撮影は失敗したうろ覚えのお墓から正しいと思われる。 夫実家に伝わる「祖先」とされる人物(超有名な歴史上の人物)を考慮すると、 山形がつくのは少々珍しいようだ。 が、分家や下賜などを繰り返す度にアレンジされるのは常なので、気にしない。 ちなみに、夫実家の本家は「違い鷹の羽」。これは冠婚葬祭等で判明している。 また、生前夫祖父が「女は家紋をつけない」と発言した。 この謎は、おそらく、「本家の紋はつけない」「女性は女紋を(主に関東の習慣)」の意だ。 夫実家のお墓家紋と、夫祖母の紋つき家紋「蔦」が一致しなかったのは、このためであろう。 二、妻実家は「丸に二つ引き」 引き紋の一種である。 丸の中に二本の横線が引かれている。 苗字、地域、まだ両親がボケない頃に聞いた話を総合すると、ほぼ間違いない。 しかし、現物資料を目にした記憶が全くない。 三、妻母方実家(女紋)は、「隅立て四つ目」 四つ目紋の一種だ。 これまた、苗字、地域、実家にあった着物の紋を総合して、正しいようだ。 妻実家において同じ家紋とされる「歴史上有名人物」の紋は、アレンジが違った。 実家にあった着物を仕立てるとき、「たいへん珍しい家紋」と言われたという。 現物資料に紋入れする際、アレンジされた可能性も否めない。 歴史上の人物は、かなり有名な人物であり、その明らかな子孫は今も健在ときく。 そのため、遠慮して変更を加えたのかも知れない。 以上の点から、四つ目の中でも別の家紋も有力候補ではある。 四、息子の晴れ着には…??? 三でみた女紋は自動的に却下として、 現在こう着状態の夫実家の家紋を入れるべきか、 奇跡的関係修復(あくまでも一部親族とのみだが)へと向かっている、 妻実家の家紋を入れるべきか? はたまた、夫婦実家の家紋を組み合わせて、これまた稀少な、 「四つ目モッコウ」に変更してしまおうか??? 「丸にモッコウ」とか? 今年、満年齢での七五三を迎える息子。 お正月には、無理やり一つ身の家紋無しを着たが、喜んでいた。 お節句から着用できるように、四つ身を購入予定である。 子供も、柄を選んで大変楽しみにしている。 しかし、判明したからには、晴れ着に家紋を入れてやりたい。 勝手に決める「お好み紋」に少し抵抗があって、紋入れに踏み切れなかった5年間。 ようやく辿り着いた家紋たち。 朧げなルーツ。 せっかくだから、私も、 適当な手持ちの訪問着もしくは江戸小紋に洗いをかけて、一つ紋を入れたい。 常識的には 息子→夫実家(山形に木瓜) 私→同上もしくは妻実家女紋 しかし、妻実家女紋といっても、実は妻母方実家紋であり、 母から娘へと代々伝わる、正規の女紋ではない。 正規の女紋は、不明である。 この「なんちゃって女紋」をめぐっては、出来れば忘れたい騒動もあった。 祖母は、母方実家紋をつけていた。 おばは、婚家紋をつけている。 というわけで、普通に考えたら「山形に木瓜」で決定。 しかし、夫実家との関係は…(以下無限ループ) 庶民にとっては、今や存在さえ忘れ去られた家紋。 たかが家紋。されど家紋。 穏健アレンジということで、「横モッコウ」が最有力候補になりつつあるが。 それでも、迷ってしまう三十路の春であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|