大好きイタリア! バルセロナ,イスタンブール&軽井沢ご飯

2018/01/17(水)20:59

そういえば……、医者も離婚をするのですね。

静かな日常(95)

今、新幹線の中で [医学生]という小説を読んでいます。 医学生 (文春文庫) [ 南木佳士 ] 強く希望したわけではないけれども 秋田の医学部に入って(しまい?)学んでいる 小説の中の大学生たちが、 何となく晴れない気持ちを抱きながら 人体解剖実習なんかしています。 ふと文庫本を閉じ、 あの先生のことを考えました。 母が、昨年夏に加齢黄斑変性で通院していた大学病院。 80才を越えた母の目の状態が 手術で改善するとは言い切れない との話だったし、術後の約1週間は うつ伏せ寝生活だと言われたにもかかわらず 母は手術を受けることにしました。 手術日を決める段階になり 『じゃあ、26日にしましょうか。』 と、40代であろう男性医師が言った時 手帳を見ていた母が言いました。 『あら、その日は先生、仏滅です。 大安の方がいいわあ~。』 私は、すかさず言いました。 「大安の日に結婚したのに撃沈、 離婚したんだよ、わたし。」 『あー、僕もそうですよ。』 主治医が言い、 あらあらと3人で小さく笑い、 手術日は26日の仏滅に決まりました。 医者でも離婚するのね。 当たり前だけど。 医者の妻におさまった女性は 夫を気に入らなくても 夫にムカツイテいても 決して離婚などせず なかなかに、世の中を強気で泳いでいる! というイメージだったので 少し意外だったのと、 先生の言い方があまりにも自然で 肩に力も入っていず かといって弱々しくも女々しくもなく。 いい感じだった。 田舎の医学部に通いながら たいして好きなわけでもない場末の飲み屋の娘を 妊娠させてしまった 小宮雄二 が、 不承不承ながらその娘と 結婚するはめになってしまった というくだりを読んでいて、 何の関係もない大学病院の医師を思い出したのです。 大恋愛の末に結婚したのかもしれない その医師の人生について、 [離婚したことがある] という1つの事実しか知らないのに、 なんとなく懐かしく思い出してしまいました。 その医師は、今年4月の異動で 他の病院にうつってしまいました。 少し、残念(>_<) ​​

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