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テーマ:野鳥好きっ♪(15879)
カテゴリ:野鳥
色々センダイムシクイとエゾムシクイについて紹介してきたが、今回でこのシリーズは最終回。
可能な限りエゾムシクイの別個体を載せてみようと思う。 まずは比較画像から。 ![]() エゾムシクイの視点で見ると、 ・下嘴に黒味があること ・翼帯が2本あること ・足がピンク色であること ・眉斑の前半がバフ色がかっていること ・全体に褐色味が強いこと ・頭部と背中で色目が変わること(背中が若干緑、頭部はグレー) が特徴となる。 もちろん声が聴ければベストだが、必ずしも声が聴けるわけではない。というか声が聴けることは稀だ。 何とか姿で判別するしかない。 上記の特徴を1つ1つ確認しつつ、全体的な印象で種を判別することになる。 1つ1つは絶対的な要素とは言い難く、ここがそうだからエゾムシクイ!というのはなかなか難しい。 でも渡りの季節はこの2種が結構な頻度で一緒に見ることが多い。 これらの後にメボソムシクイ系が渡っていくことが多い印象だ。 大きい画像で見てみよう。 ![]() 典型的なエゾムシクイだ。 翼帯も2本はっきりと確認ができる。 足もピンク色だ。下嘴もしっかり黒い。 頭部と背中のコントラストも確認できる。 ここまではっきり確認ができたらほぼエゾムシクイで間違いないだろう。 ![]() これもエゾムシクイ。 半逆光ではあるが、しっかりその特徴が出ている。 どんどんいこう。たくさんの個体を撮影したようなので、可能な限りUPしてみる。 ![]() 別個体。ピンク色の足、2本の翼帯が明瞭だ。 下尾筒に若干色がついているが、黄色!ってほどでもない。 ![]() さらに別個体。 若干2本の翼帯が1本に見えないこともない。。。 こうしてみると最も有効な識別点は下嘴な気がする。 ![]() これはさらに翼帯がはっきりしない。。。 ほぼないに等しい。 それでも下嘴に黒い部分はあるし、足もピンクで頭部と背中のコントラストもある。 エゾムシクイに見える。 ![]() 向こうを向いているが、これもエゾムシクイ。 これは完全に翼帯が1本に見える。。。 メボソムシクイでは?と言ってしまいたくなる。。。。。 ![]() これまたかわいらしい個体だ。 眉斑前半のバフ色味がしっかりわかる。 ![]() これは若い個体なのだろうか。嘴が上下とも黒味が薄い。 それでも下嘴の黒味は若干ながらも存在する。 足もしっかりピンク色でエゾムシクイだろう。 ![]() 身体上面からの写真。 頭部と背中のコントラストがわかる。 ![]() 褐色味が強い個体。 翼帯も微妙だ。。。 それでもエゾムシクイの特徴を有しており、おそらくこれもエゾムシクイ。 ![]() 腹部にも若干色のついた羽が存在する個体だ。 基本的に腹部は白っぽいがそれでもいろいろな個体がいるのだろう。 ![]() 最後の1枚。 この個体は非常に近かった。眼にピントを合わせると背中や尾にはピントが合わない。 とっても可愛らしく近寄ってきた。特に餌を与える訳ではなかったが、一生懸命自分でエサを探していた。 人なんかお構いなしだ。 たまーにこんな個体もいるから鳥見はやめられない。至福のひと時だ。 さて次回はどこを攻めるか!? 今回撮影できて、よく似ているウグイス、ムジセッカ、ヤブサメの比較にチャレンジしてみたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.15 05:00:07
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