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テーマ:小学生ママの日記(28574)
カテゴリ:子供たちの日常
長女の物欲に、頭が下がる今日この頃です。
事の発端は、お年玉でした。 渡したその日に「大切に使いなさいね」と言ったところ、 「うん、後悔しないように、良く考えて使うね」 とのお言葉。 お~~、後悔なんて、分かるんかい なんて程度で黙ってその使い道を見ていたら、 まあ、買うわ買うわ、出掛けるたびにおもちゃやらカルタやらゲーセンやらで、 「ね、ママ、絶対後悔しないから」 という言葉とともに次々と私のあずかっていたお札が消えていく。 もうそろそろすっからかんになったろうな~~と予想していた先週末。 金曜日の出来事です。 算数のノートがなくなったというので、お迎え帰りに文房具屋兼本屋兼駄菓子屋兼酒屋・・・といういかにも田舎町にありそうなお店へ。 長女はお財布を持参してました。 当然のように全員付いて行きたがるので、ぞろぞろと3人娘を引き連れて店内へ。 ノートを選んだあとは、やっぱり、 「自分のお金で買っていい?」 と、スティッチの漫画単行本を手にしていた長女。 いいけど、お金残ってるの? 小銭ばかりが残ったお財布を調べたら、百円玉が結構ある。 ま、自分のお金だからね。好きに使えば?と伝えて、疲れはじめてぐずりだした三女を抱っこしつつ、 私も自分の探している本を物色。 そのうちに長女は、 「めちゃモテ委員長のお料理レシピ」と言う本を発見。 一応説明しておくと、めちゃモテ委員長というのは、 いまちょうどアニメ化されて(そろそろ終わった?)小学生女子に一番人気の、「ちゃお」連載マンガ。長女も例外なく、毎週アニメを見ていました。 それが、と~~っても欲しくなってしまったらしい、長女。 値段は?というと、¥800とのこと。 買えるかどうか、ギリギリのラインだったんですが、お財布をひっくり返して小銭を集め、 「ママ~~、10円10枚で100円でしょ?」 と、相変わらずそのレベルかい!と突っ込みたくなるようなことを聞きつつ、 「あ、800円ある~~」 と、喜んでレジへGO! すでに6時を回っているので早く買って帰りたいなあ~~、さあ、二女、そろそろ帰るからその本しまってね~~なんて言って、ふと振り返ると。 長女が、号泣3秒前、みたいなスゴイ顔して立っている どえ~~~! ど、ど、どうしたの??? 「お金、足りなかったあ」 な、なんで? 800円あったんでは? ・・・そうです。 消費税忘れてました。 本は、本代+税、でした。 「だって、おばさんが、840円だって本に、800円て書いてあるのに、840円だって」 あ~~~あ。 消費税かあ。 5パーセントかあ 分かるわけないよね、私、教えてなかったし。 本は税が別記なのも、忘れてた。 その時の長女の泣きようは、 まさに「号泣」。 「悔しい」のと「悲しい」のと、「理不尽」とか、「ぶつけようのない怒り」とか、「40円足りなくて売ってくれなかった本屋のおばさんへの恨み」とか、はたまた「お金が足りなかった自分が恥ずかしい」「穴があったら入りたい」「自己嫌悪」「責任転嫁」「無念」「あきらめが付かない」 ・・・ま、さまざまな感情が一気に渦巻いてる感じでね。 こっちもきちんといくら持ってて本はいくらなのか確認してあげるべきだったのか、レジに一緒に行ってあげるべきだったか・・・わが子がこんだけ号泣してるってのは切なくてやるせなくて、あ~~かわいそうだったなあ ホントは二女もおなかすいてきてるし三女は抱っこから離れないし、帰って夕飯作らなきゃとかお父さんに怒られる~~とか、あせってはいたんだけど、 考えてみればこれはまたとないチャンス。 せっかくこんなに切ない思いをしてるのを、無駄にするわけにはいかない。 ここはひとつ、ゆっくりこの気持ちを味わわせてやるか~~~~ 結果的に、長女はもともと欲しかったスティッチを買って、 それでも車で帰る道々約15分ずっと泣き通し、家へ着いても部屋にこもって落ち込んでたようですが・・・ しばらくほっといたら、何事もなかったかのように部屋から出てきて、 いつも通りでした。 いや~~、どんぐり問題を一問やるよりもたくさんの、思考回路を増やす瞬間てのは、こんな時のことなんでしょうかね? ・・・なんて話で終わるつもりだったんだけど、これには後日談もあり。 恐るべし物欲大魔王は、思考力を駆使して良からぬことをたくらんでいたのであった 長くなるので、またこんど。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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