何のために生きているのか?
うちの娘が、先日、満2歳になりました。幼い子供というのは、面白いもので、年を追うごとに、人生の可能性が広がっていきます。1歳よりも、2歳の方が、いろんなことができるようになる。2歳より、3歳の方が、いろんなものが見えるようになる・・・。そんな私も、子供に触発されて、35歳より36歳の方が良い、36歳より37歳の方が素晴らしい等々と、年を追うごとに良くなるシナリオを描きたいものですが、世の中、そんな甘くないもので・・・ま、30年以上も人間やっていれば、良いことも、悪いことも、いろいろありますよね。仕事の面では、最近、かなり苦戦しています。自分の担当するプロジェクトがうまく回っていかなくて、スケジュール的にも、ずいぶんと遅れが出てしまいました。それを挽回しようと、日々、全力で頑張っているのですが、なかなか思うようにいきません。一旦、スケジュール通りにいかなくなると、プロジェクトマネジャーの仕事は、とみに忙しくなります。まず、スケジュール遅延を、いろいろな人に説明しなくちゃなりませんし、そのたびにプレゼン資料を作って、夜遅くまで頑張って・・・ということの繰り返し。周囲の、私を見る目も厳しくなるし、一旦そうなってしまったら、プロジェクトのため、チームのため、万難を排して、思い切ったことをやっても、なかなかプラスに評価されません。日々、ミーティングで、渋い顔が、私の前にずらりと並び、何を言っても、ネガティブな反応しか返ってこないのが、つらい。うまく軌道に乗るまでは、我慢、我慢の日々が続きます。最近、毎日会社に夜遅くまでいて、楽しいことなんか、ハッキリ言ってあんまりないんですが、ま、日々最善を尽くしていれば、いつの日か、自分にとって良いことが起こると信じて、頑張るしかないです。でも、起こるまでが長いんだよなあ。そうやって、職場でストレスに耐えて耐えて、電車に飛び乗って家に帰ったら、今度はうちの奥さんが、育児疲れで不機嫌な顔して待ってる・・・それを見るのもつらい。会話なんか、全然はずまない。お互い、疲れてるから、傷つけないように、距離を置いて話すことしかできない。私たちはもともと、ベタベタしすぎるくらい、親密な夫婦でした。それが出産・育児を機に、これまでと違う方向に行ってしまって・・・「なんとかしたい」、「あの親密さを取り戻したい」と、思うのだけれど、現状を変える元気が、二人とも残っていなくて、ヘタに何か言うと、喧嘩になって、ますます険悪になったりするので、切り出すタイミングも難しい。うまくいかないことに全て目をつぶり、プラス面だけみて、前向きプラス思考で突っ走るのもいいかもしれない。カラ元気を出すのもいいかもしれない。実際、私は人前では、そんな人物を演じることが多いです。でも、自分一人になるときは、さすがに自分に嘘はつけない分、奥深い悩みに、沈み込むこともあります。いったい、自分は何のために生きているのかと。ま、そのうち、運も向いてくるさ。明日は明日の風が吹く・・・と信じたい。明日は、今日より少しはマシな日だろうと思いつつ、日々を懸命に、生きていくしかないっす。