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健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

3)ジェンダーを科学する

 ●ジェンダーを科学する」 副題:男女共同参画社会を実現するために
 ○第1部 ジェンダー論入門、2.7.男性学の誕生、35ページの記述
 <男らしさ> <女らしさ>の呪縛から両性を開放し、そのようなジェンダー規範を生み出す原因を探るのがジェンダー学であり、今では女性学・男性学も含め、男女両性の問題を考える幅広い学問の総称としてジェンダー学と呼ぶようになっている。ジェンダー・フリーな社会・人間のあり方をめぐって、ジェンダー学はこれからも進化し続けることだろう。
 ○第1部 ジェンダー論入門、5.5.クィア・ファミリーの可能性、87ページの記述
 では、実践においては、どのようなことが可能なのだろうか?ファミリー・ロマンスの解体という目下のもくろみに限っていえば、まずは家族制度の見直しが考えられるであろう。もちろんそこには戸籍や養子縁組、結婚制度の問題も含まれる。例を挙げれば、同性愛者のカップルの結婚を合法化するかどうか、同性愛者のカップルに子どもを養子縁組することを認めるかどうか、等といったことがらが、近い将来、日本でも問題になってくるだろう。同性愛者の築く家族は、父、母、子という神話化された家族形態をパロディー化し、同時に、家族というものがパフォーマティヴであるという事実を突きつけてくるだろう。父、母、子で成り立つ家庭を築くことは、必ずしも人間の使命ではなく、ましてや本能でもない。父、母、子の関係は、子供が生まれるときの遺伝子的結合を示しているにすぎない。

 ○第1部 ジェンダー論入門、5.5.クィア・ファミリーの可能性、88ページの記述
 子どもを産まないことや結婚しないことで得られる幸福が世の中に存在するということが社会全体として理解されれば、血縁関係重視のファミリー・ロマンスは自然とその効力を失っていくであろう。このようにして、父、母、子という位置関係に限定されない新たなる家族関係が創造されれば、それは、さしずめクィア・ファミリーということになるのだろうか。
 ◇ はっきりとジェンダー・フリーな社会・学問のあり方を探ると宣言している。  「判断基準B(近藤 注)」に間違いなく該当する。
 ◇ また、クィア・ファミリーの可能性という主張は、甚だ異常である。社会制度を変革しようというものであって到底受け入れられないことである。国の基本計画(第2次)では、社会制度・慣行の見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要がある。「判断基準A(近藤 注)」  家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。「判断基準C(近藤 注)」となっているが、この本の主張は、社会制度・慣行の見直しではなく、まさに変革とも言うべきものであり、また家族の否定である。ちなみに、クィア(変態)とは、男性同性愛者のことです。


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