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見たまま、感じたまま、思ったまま

2003年ライブ第1部

例年通り、最初に僕がマイクの前に立ち、簡単な挨拶をした後に、
リハーサルの時の青いシャツから、赤のTシャツに着替えて、勇造さんがギターを抱えて登場。

今年のライブの1曲目は、「ここの息子さんのひろき君のリクエストです」という紹介で「走れアルマジロ」から始まった。
この歌は、ライブ盤「走れアルマジロ」のラストを飾る曲で、その後のライブ盤「満月」でも再演されている。
僕も大好きな曲で、いつも唄っているので息子が覚えてしまったのだろう。

このままバスの背中に揺られ どこまでも行けたら
親も友達も仕事も女も みんな捨てて行けたら
昨日も今日も明日のことも みんな捨てて行けたら
バスを流れる風と一緒に どこまでも行けたら

走れアルマジロ 走れアルマジロ

~中略~

手紙を燃やし日記を破り 着慣れた服も捨てて
越えられなかった朝と、燃えなかった夜を残し
ポケットにはチョコレート1枚 欲しかったら持っていけ
春よ吹け吹け嵐を呼べ 明日死んでもいい

~後略~


ちなみに、アルマジロとは昔勇造さんのファンクラブが出していた会誌の名前らしい。要するに、自分、そして仲間達に向かって、走れ!!
そう言ってるのだろうか?

2曲目3曲目は新曲。
これも、「新曲をやれと言われたので・・」(本当に息子がそう言ったらしい)というMCで紹介。
「旅の歌唄い」「バルセロナの空の下」
正確に言うと、バルセロナは数年前に出来た曲だが、どのアルバムにも入っていないし、僕も初めて聴くので新曲だ。
どっちもギターの美しい旋律が耳に残る。
前者は、その題名の通り勇造さんの生き方を唄った曲、後者はバルセロナに住む昔の友達を訪ねた時に出来た歌だ。その友達が「辛くなったら、さあもういっぺん、さあ、もういっぺん!!」と唄うんや~と言うと歌詞に出てくる。

そして、その「さあ、もういっぺん」と言うリフレインが入っている曲ですと紹介して、次の曲は勇造さんの代表曲の一つ「大文字」(曲の詳細は、僕のページを見てください)
和を友達の奥さんに預けて、会場で座っていた配偶者もうっとりと聴いている。会場のみんなでリフレインを合唱!

さあもういっぺん!さあもういっぺん!
火の消える前に
さあもういっぺん!さあもういっぺん!
火の消える前に



5曲目は「背中」(曲の詳細は、僕のページを見てください)普段のライブも、去年の当院のライブも繊細なストロークプレーで演奏されていたけど、今年はフィンガーピッキングで演奏される。後で話を聞いたら、急に思いついて初めてそのやり方を試したとのこと。
音が小さくなることで、聞き手がよけいに静かになり曲に集中する。
勇造さんの、「フェードアウトを聴かさなあかん・・」と言う意味がよくわかった。

これが俺を生んだ背中 殴った背中
あれほど憎んだ背中 逃げたかった背中
今はただ何も言わず 洗いたくなる
今はただ何も言わず 洗いたくなる


そして1部のラストは「花の都ペシャワール」
この曲もライブで必ず唄われる、勇造さんの代表曲と言っても良いだろう。
ギターの弦を弾かずに、サウンドホールの近くを叩くことによって音を出す打楽器的な奏法。そして、ギターの横や、お尻の部分も大きく叩いて鼓のような音を出す。振り上げられた勇造さんの手が、何度も何度も思いきりギターに振り下ろされる。
この歌を聴く人は、リフレインのフレーズを何度も何度も苦しい時、悲しい時に思い出すに違いない。そういう力のある歌だ。

~花の都ペシャワール 荒野に咲く街
生き急ぐことはない 死に急ぐこともないと
柔らかいパキスタニが 歩いてくる~



1部
ライブ前半。赤いTシャツで熱唱する勇造さん


ライブ第2部に続く


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