見たまま、感じたまま、思ったまま

2005/10/05(水)01:34

珍客の訪問

日々の診療の狭間で(115)

今朝、当院の待合いに一番最初に座っていたのはこの方だったらしい。 待合いにちょこんと座っていたのを、職員総出で捕まえてバケツの中へ入れたのがこの写真である。 大きさにして5cmに満たない(しっぽを除く)小さな可愛いネズミちゃんだ。 このネズミは俗に言う家ネズミ(どぶネズミ)ではなくて、我が家に大量にこのネズミが発生しているわけでもない。 実はネズミが出たのはこれで3回目だ。 前に出たのはもう5年ぐらい前。1シーズンに2回見つけた。 その時は、ひょっとして我が家がネズミの巣にと心配して、専門の駆除業者に来て貰ったが、どこを探しても巣のようなものもなく、ネズミの種類も度どぶネズミではなくて、畑や山に居るタイプのネズミであることから、恐らく隣の畑あたりから暖を求めてドアが開いた時に入ってきたのでしょうと言うことになった。 そう言えば、今回も前回もネズミの訪問を受けたのは、稲刈りが終わった秋の頃である。 しかし、可愛いと言っても病院にネズミと言うのは甚だ印象が悪い。 丁重にお帰り頂いた。 一瞬、亀の水槽にでも入れて生き餌にしようかと思ったけど、生き餌にするには大きすぎるし、殺生をするには可愛らしすぎるので中止。 お隣の畑にそっとバケツを傾けると、ネズミはばつが悪そうにちょろちょろと消えていった。

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