地域イキイキ！ウクレレ満ちゃん

リサイクル体験として自分のHPに書いた記事を紹介します。オリジナルはこちら。

ウェディングキャンドルをお風呂の灯りに使う。

　2003年の夏至に「100万人のキャンドルナイト」というイベントが全国で催され、ちょうど日曜日だったので、家族４人で参加しました。ほのかなキャンドルの灯りの下で子供たちと語り合うという貴重な体験ができ、いい思い出になりました。

　実は私、キャンドルナイトと言わずにほぼ毎日キャンドル使っているのです。その場所は「風呂場」。風呂釜の角にキャンドル立てて使ってます。ほのかなゆらめく灯りの中、のんびり湯につかるのはなかなかいい気分です。光の当たらない所が暗くて見えづらいのが難点ですが、自分は近視なので風呂場が明るくてもよく見えない（笑）。実は、自分の身体を洗うのに灯りはさほど必要ないんですよね。（ヒゲが剃れたかどうかも手触りで分かる。）

　キャンドルは10年前の結婚式で使ったメモリアルキャンドルを使ってます。本来は「毎年の結婚記念日を祝う」ためのものとして結婚式場からいただいたのですが（確か25年分の目盛りがあった）、2年目の結婚記念日で点灯に挫折? して以来、物置にしまったままになっていました。このままでは物置のスペースを取るだけだし、使わないと「燃えるごみ」行き間違いないという危機感?から、何かに使えないかと考えていたら、ふと風呂場で使うことを思いつきました。（風呂場は水が多いので何かあればすぐ消火できる。）

　二人の結婚記念の品をこんなことに使っていいのか？という気持ちから使うことを躊躇しましたが「捨てるに捨てられない、という気持だけで取っておいても結局捨てられる」のだと自分に言い聞かせ使うことにしました。（妻もしぶしぶ納得してくれました。）

　ウェディングキャンドルは、土台が直径10cm以上あるので安定感があります。 1日15分程度使っても1年半は確実に使えます。（なかなかしぶとい?ヤツです。）ただし、使う時は注意がいります。夏は気温が高くロウが溶けやすいので、風呂釜が汚れやすくなります。また、安定感があるとはいえキャンドルが倒れてヤケドの心配があるので小さなお子様のいるご家庭や、子供だけで風呂に入る場合は使わない方がよいと思います。

　電気代が節約できるので家計の足しになっているかというと...少々疑問が残ります。キャンドル使う前に火をつけるためのライター（チャッ○マン）をホームセンターで購入しました。使い捨てだと安い（200円以下）のですが、ゴミを増やしては元も子もないのでガス充填式のを買いました（約800円）。仮に1年間風呂場の電気代(60w電球)を節約できたとして

60w×15分×360日＝5.4kwh

1kwh当たりの電力量料金は15円～20円（ http://www.tepco.co.jp/e-rates/custom/gokatei/juuryou/index-j.html ）なので1年間で100円程度の節約にしかなりません。キャンドルが燃え尽きるのが2年としても200円、確実に赤字です。（使い捨てライターでも2年は持たないような気がするのでたぶん赤字です。）電車の中や道端で拾ったライター（本当は警察に届けないといけないけど）を使えば、不要品を確実に処分できて黒字になるのですが、キャンドルに火をつける時に指が熱くなるので不向きです。（どこかにチャッ○マン余ってないかなぁ...河原のバーベキュー大会の落し物でも探すか...冗談です。）

　コストのことを考えると続けるのが悲しくなってしまいますが、いらないものが再使用されてて、さらに地球環境に貢献しているという満足感は、確実に続ける原動力になっています。

　これからの世の中が、

・いらない物を組み合わせて使えるモノにできる知恵を持った社会であり、

　・ある人にとっては不用な物が、その物を必要としている人にスムーズに行き渡るような社会である、

ことを願ってやみません。（自分もそのような社会になるよう貢献したいと思っています。）