テーマ:トライアスロン!(65)
カテゴリ:トライアスロン!
ひさしぶりにトライアスロンルールの話題です。
前回は、ドラフティングと並走についての話題でした。今回は「ブロッキング」について。 今回改定になった競技規則には「ブロッキング」という言葉が新たに定義されています。 第29条競技者は、他の競技者の優先進路(競技を実施 するにあたり想定される進路をいう。以下同じ。)を速や かに判断し、競技のスムーズな流れを確保するよう努め なければならない。 2 他の競技者の優先進路を妨害する行為(以下「ブロッ キング」という。)をしてはならない。 第93条ドラフティング禁止レースにおいては、第29 条第2項の規定によるもののほか、次に掲げる行為をブ ロッキングとみなし禁止する。 (1)先行する競技者を追い越したとき、追い越した競技 者のバイクの前輪の最前部から追い越された競技者 のバイクの前輪の最前部までの間隔を7m以上開け ないで追い越した競技者がキープレフト走行に入る こと。 (2)他の競技者の右側を、他の競技者と同一の速度を保 ったまま走行を続けること。この場合において、他 の競技者のドラフトゾーンに進入しているかどうか を問わない。 (2)については並走の禁止ですね。以前の競技規則にも書かれていますが、今回はブロッキングという言葉で定義されました。禁止の理由は、もうお分かりですよね。前回の日記をご覧ください。 (1)について、以前の競技規則では「その後、序々にキープレフト走行に入る。」と書いてありました。「序々に」→「7m以上開ける」に変わったわけですね。 この7m以上っていうのはドラフトゾーンを意識してものだというのは何となく分かるのですが、走行中に後ろを振り向いて「よし7m間隔開いた!」ってキープレフトに入るのは不自然な気がしないでもないです。(遠回しな表現 ^^;) こういうちょっと首をひねりたくなるようなルールを見た時は、このルールがなぜ生まれたかを考えるといいんです。(1)の場合、追い越してすぐにキープレフト走行に入ると、後ろの人との接触の危険性が高まるわけです。 さすがにルールブックにいつまでも「序々に」と書いておくわけにもいきませんから、目安としてドラフトゾーンの7mという距離を今回設定したのでしょう。 できることならルールの一つ一つが生まれた背景を理解して競技に望みたいですね。 あっ、もちろん明らかに分かりにくい表現は次回の改定までにどんどん指摘していきましょう。(^o^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月14日 02時53分56秒
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