たぶん今日も絶好調

世の中には滅多に謝らない人というのがいます。

・謝るということは負けを認めることになる
・謝るという行為は自分を下に見せることになる
・謝りたいのだけどいつも勇気が出ない
・悪いと思っていない
・謝る理由が分からない
・謝りたい奴が謝ればいい
・謝ったところで何も解決にならない
・謝るって何？

などなど挙げだしたらきりがないほどの
言い訳…いや、理由があって滅多に謝らないらしい。

うちの夫もかつては滅多に謝まらないタイプでして
それはそれはムカつく奴でした。

でもまあ私たちはほとんどケンカをしないのでいいのですが
それでもやはり謝るべき場面というのはあります。

私は謝ることは苦手ではありません。
謝ってしまったほうが平和に行くと思えば、たとえ自分に
非がないと思っていても平気で謝ります。ヘタレと言われようが
全く気にしません。その場が丸く収まれば何だってやります。

それに、何かあった場合まず謝るのが大人ってものだと私は思うのです。

人を待たせたらまず「待たせてゴメンね。」
無理なお願いをしてもらったら「無理にお願いしてゴメンね。」
不用意な言葉で誰かを傷つけてしまったら「無神経なことを言ってゴメンね。」
寝ていた人に電話を掛けてしまったら「起こしちゃってゴメンね。」

当たり前に思うのですが、これがどうして出来ない人が
世の中に結構いるんですよ。

人を待たせといて「もー！道が混んでるんだもん！」
無理なお願いをしておいて「よろしくねー！」
人を傷つけておいて「そんなつもりで言ったんじゃないんだけど。」
寝ていた人に電話を掛けておいて「まだ/もう寝てるのー!?」

まったく迷惑もいいところです。どうやらこの手のタイプは
悪いのはすべて自分以外の何か/誰かのせいらしい。

それと、これは最近気がついたことなんですが、滅多に謝らない人が
珍しく謝ったときほどやっかいなものはありません。

なぜならこういうタイプは
許してもらうことを前提に謝ってくるからです。
なので、いつまでも怒っていると終いには

「私がこれだけ謝ってるんだから！いい加減許したらどう!?」だの
「ゴメンねって言ってるでしょう！」だのと平気でのたまうのです。

怒りに震えている人間に向かってこのセリフ。
何よりもこれが謝っている態度なのかと言いたい。
こんなこと言われたら何も言い返せないじゃないか。
だったら謝らないでくれていたほうがまだマシな気がするが。

そして最後は「いつまで怒ってる訳？大体そっちだって
悪いんだから、こっちにばかり謝らせてないであなたのほうこそ
謝りなさいよね。」となるわけだ。怖いですねぇ。

なぜこんなことを言い出したのかといいますと
うちの夫が最近この傾向にありまして、謝ってくるのは
いいのですが、それでも怒り収まらない私に向かって
「これ以上どうしろというんだ!?謝ってるじゃないか！」
と逆切れしてくるんですよねー。

お前それ全然謝ってないし。
と思わず突っ込みを入れたくなります。困ったものです。
「ごめんなさい」と言えば謝っていることになるわけではないのです。

許しを乞うと言うのは容易いことではないのです。
罵倒されてもなじられても、相手の怒りが収まるまでひたすら
頭を下げ続けるというのが本来の謝るという意味ではないでしょうか？

悪いと思ってないなら謝らなくていいし、謝るならば
許してもらえないからといって切れないで下さい。

謝って済むことと済まないことがあります。
謝って済む問題ではなくても、まずは謝るとうのが礼儀でもあり
思いやりでもあるような気がします。

自分の非を認めるのは難しいことですが、大切なものを
失ってしまってからでは遅いですよね。

学生時代にいじめてしまった同級生や後輩達
ティッシュのように捨ててしまったかつての彼氏達
この場を借りて謝罪いたします。

ごめーん。許してちょ！