猫と宮沢賢治。
昨夜は楽しみに待っていた万年山文庫さんの連続講座の第1回目。「宮澤賢治の時代と社会」に参加しました。講師は日本経済論の中嶋信氏です。 当日、私が引きあてた席のくじは2番。薪ストーブの真横です。気持ちいい椅子と暖かなストーブの傍で睡魔がやってくる条件は全部そろってましたが、(いつもの睡魔は宮澤賢治には勝てなかった!)中嶋先生の面白い話についひきこまれ、無事眠らず、1回目の講座を聴き終わりました。終わった後もマスターの美味しい珈琲と文庫あるじさん手作りのお菓子をいただきながら先生と参加者全員で賢治懇談交流会。ほわっとあたたかな感じでさらに良かったです。ありがとうございました。 昔から賢治の童話や詩集の世界が好きで絵本読んだり本を集めたり…。不思議な言葉の連続、木や草や月明かりから生まれたという物語にどっぷりでした。時代背景や社会の動きに関係して生きた賢治の実像はあまり考えることなく読んでいました。あの「戦間期の時代」に生きた生の宮沢賢治を知ること。もうひとつ賢治の物語には猫がたくさん出てきます。「どんぐりと山猫」「猫の事務所」等「セロ弾きのゴーシュ」にも重要な役で-・・・。もういちど、賢治の猫をさがしてみます。 次回も楽しみです。 宮澤賢治は1896年明治29年東北岩手花巻生まれ。(家は豊かな呉服屋)童話作家、詩人、農学校の先生、作詞作曲、絵、羅須地人協会設立、宗教家、農業等。8歳で日露戦争開戦18歳で第一次世界大戦開始、関東大震災、昭和恐慌、満州事変、5・15事件等「戦間期」という時代に生きた37歳の人生。