テーマ:ロンドンでの生活(184)
カテゴリ:食
前回宗教に触れてみたが、食べる物を制限されている宗教や人種もある。
インドの人は牛は神聖なものとして食べない。余談だが、かの国では牛は町中に放し飼いされている。これにはびっくりした。あちこちで、ゴロンとしている白い牛達。道の真ん中でたたずんでいる牛もいる。当然大きなフンもあちこちに。犬のフンを踏んだ騒ぎどころの話でない。 アラブの人、イスラム教徒達は豚を食べない。ユダヤの人達は豚と牛を食べない。よって、そのような宗教の人達にはチキンを出すのが無難である。しかし、敬虔なイスラム教徒は本当は特別に祈りを捧げた肉しか口にしない(動物をさばく時にお祈りを上げるらしい)ので、普通に出された肉類には手をつけないかもしれない。 イギリス人で肉を食べる人は割と何でも食べる。ただその中でもランクがあるようで、ビーフや羊、ダック、ゲーム(野鳥の類い。キジ等)だと喜ばれるが、チキンだと味がない、つまらないと言われる。チキンはおもてなし料理には向かない。ポークも好きな人は好きだが、あまり興味がない人もいる。私もここの国でポークをたまに料理してみるが、日本のものよりもニオイがきつい感じがする。その代わり羊は美味しい。そう言えば日本でジンギスカンが少し流行だとも聞いた。面白いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月11日 07時05分19秒
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