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カテゴリ:専攻科での日々
教採、夏休み、同窓会の仕事などでご無沙汰していましたが、
社会性の弱い子供たちとの活動に、丸2ヶ月ぶりに参加しました。 今回はお母さんたちが子供について(自分の子供ではない)の活動でしたが、 普段自分が担当している女の子と自由遊びの時間にお話をしたり遊んだりしました。 この子は、大部分のほかの子供と同じように、うっかりあいさつを忘れてしまったり、 興奮するとつい乱暴をしてしまったりします。 自分が夢中になっているもの以外がなかなか見えにくいです。 (まぁ、私も似たようなもんなんだけどな・・・大人なのに) それが、9歳の誕生日が過ぎた頃、「もう9歳だし」という言葉を頻繁に口にし、 自分で行動に気をつけている様子が見られました。 短期間でものすごい成長だ!と思ったのが2ヶ月前。 そして昨日、また新たな進歩を発見しました。 うっかりぶつかったりしたときだけでなく、 楽しくなりすぎて乱暴してしまったときも、「痛い!」と言われても「ごめん」が言えなかったのですが、 (たぶん悪いことをしているという意識もなかったのかな) 昨日遊んでいて私の目にその子の手が当たったとき、 「痛い!」と言ったらすかさず「ごめん」。 うっすら涙が出るほど痛かったのですが、その一言がとても嬉しかったです。 よく見ていると、お友達にぶつかってしまったときもちゃんと「ごめん」と言っている。 お母さんがいつも心配していたあいさつ、ちゃんとクリアできているじゃないの! 実を言うと、「ごめん」が言えるようになるまで時間がかかると思ってた。 「悪いことをしたらごめんって言うんだよ」と教えても、 どこからどこまで「悪いこと」なのか判断できない子が多い。 「人を叩いたら悪いこと」と教えたら、それだけが悪いことだと認識したりする。 自分が楽しい気分でやってしまったことは、「いけないこと」だと感じにくいんだと思う。 この子には、相手が「痛い」とか「やめて」と言ったら、 自分が楽しいときでもその相手は不快に思っているのだということを理解させなければいけないと思ったし、 それが理解できないと「ごめん」に結びつかないだろうと思った。 通常は「悪いことをしたら謝るんだよ」と言ったら済むことだけど、 何が悪いことかということから教えなければいけないということは、 「ごめん」が出るまでは時間がかかるだろう、と思ったというわけ。 でも、私は忘れてた。この子は飲み込みはいい。 だから、教えたことはちゃんとおぼえてる。 ちょっと、夢中になるとコントロールがきかないところがあるけど、 そこはいちいち気づかせてあげればいい。 そうやって、気づくということを習慣づけていけば、「ごめん」はすぐ出るんだなと思った。 実際、どういうプロセスで「ごめん」が出るようになったのかはわからないけれど、 とにかく私は感激したのです。とても嬉しかった。 だったら、「ごめん」をきいて嬉しかった、とだけ書けばいいのにね。 さすが私(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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