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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:アジアな人々
ああ・・・12月がやってきます。
やることいっぱい。 ううううう・・・頭が痛いです~~~~。 上海出張もはやく日程を決めたいところなんですが、なかなか調整がうまくいきません。 来週には日を決めて旅立ちたいんですが。 先日、うちの優秀通訳ハンからメールが届きました。 文字化けしていて何を書いてあるのかは謎のまま・・・です。笑 ハンらしいわ・・・。 ご存じの無い方の為に説明いたします。 ハンとは、私が上海出張の際にやとっている通訳の女の子です。 年は21才。 日本語学校の学生で、まだ勉強中のため日本語が上手いとは到底いえません。 でも、頑張りだけが人一倍の女の子で・・・私のことを「お姉さん」と呼びます。 私も彼女を妹のように思います。 詳しくは以前の日記をお読み下さい♪ 何度か、ハンをネタに日記を書いたら・・・結構な反響で、 色んな人に「ハンは元気??」と聞かれます。 私は「多分」としか答えられません。 ハンは電話も無いし・・・ネットも学校でしか出来ないような生活をしているので 彼女と連絡を取ることは難しいのです。 連絡を取る場合は、上海の知り合いを通して連絡をとります。 まあ・・・文字がバケバケのメールが時々届くので元気だと思いますが。 何度も書きますが、ハンはとても良い子です。 もうちょっと日本語が上手になってくれたらなあ~~~。涙。 彼女は、学校では成績優秀で日本語の雑誌や本もだいたい読めます。 が・・・喋れないのです。 彼女の喋る日本語の約40%くらいしか、私は理解できません。 まあ・・・それで特に私の買い付けの仕事には支障はありません。 そんな大した商談ではありませんから。笑。 支障があるのは・・・ 彼女の金銭感覚と、ひとりっこ世代の中国人に見られるちょっとした気の強さです。 田舎育ちの彼女にとっては、上海の物価は目が飛び出る程に高いのです。 それが卸売りの店であっても・・・彼女にとっては高い・・・。 しかし・・・日本人の私にとっては大した金額では無かったりする場合が多いのです。 「できる限り、安価な価格で購入したい」これは勿論私の望みです。 仕入れをする人間だったらみんな当然のこと。 「1元や2元なんて・・・大した金額では無い」と思いつつも・・・ でもやはり、少しでも安く購入したいものです。 だから、必ず価格交渉というものをするのです。 例えば・・・150元のモノがあったとします。 私は『だいたい60元くらいで買いたいな。』と目星を付けたら・・・ 「45元!」と言ってみます。 もちろんそれで相手は納得するわけはなく・・・交渉開始と相成るわけです。 60元が目標でも・・・それが63元になろうとそう重要なことではありません。 とにかく・・・目星を付けたところまで値切る! でも・・・それも成立しない場合があります。 「絶対に70元以下では売らない!」と店のおばちゃんがキレた場合や、 本当に無理な場合などです。 そのときは、その商品がその価格でも欲しいかどうか考えます。 他の店に置いている商品ではなかったり・・・ 時間が無く、他をまわる時間が無かったりすると、少々高くても買ってしまう場合もあるのです。 その辺りは臨機応変です。 が・・・ハンの場合・・・ 私が少しでも商品に興味を惹かれているな?と感じると・・・ 店のおばちゃんに価格を訊ねます。 上海出身では無い彼女は、上海語を喋る事が出来ないので、 そこでまず上海人より高値をふっかけられるのです。 そこでハンさま・・・「ムカ!」とする。笑 まあ・・・ムッとしたところで小学生がいじけているくらいにしか見えませんケド。(かわいい) 「高すぎる!!」抗議をしているようです。 「じゃあ・・・いくらなら買う?」と店のおばちゃん。 「○○元・・・。」 「帰れ!!!あっち行け!!!」おばちゃん激怒でございます。笑 ハンさまも・・・ 「タカイです!!!オネエしゃん!行きましょ!!!」 私の手をグイイとひっぱり・・・立ち去ってしまうのです。 おばちゃんも怒るはずです。 なぜならば・・・ハンの値切り交渉はかなりの強気。 例えば150元のものを20元にしろ!なんて言ったりするのです。 私だって、店の人間ならば怒るでしょう。笑。 しかし・・・彼女の金銭感覚ではきっと20元が妥当なんです。きっと。 まあ・・・その商品がそれほど興味のあるもので無ければ、笑い話で済みますが・・・ 私が欲しい商品だったりすると・・・ 買えない・・・のですよ・・・。 だから・・・と思って私がハンを抜きで交渉をしていると・・・ やっと良い値まで下がっているのに、途中から話に入って来ては・・・ 「高い!!!○○元!!!」 なんてまためちゃくちゃな価格を提示して、店員を怒らせ、 「タカイです!!!オネエしゃん!行きましょ!!!」 ・・・となってしまうのですよ・・・。 苦笑。 それに、日本人が好みそうなモノを探すと、どうしても少し価格の高い店に入りがちです。 やはり、価格が良いものは素材も縫製もデザインも良い物が多いからです。 中には価格だけ高いボッタクリな店もありますが・・・そんな店は値段交渉ですぐに価格が下がります。 本当に良い物を置いてある店ほど、なかなか交渉が難しいのです。 まあ・・・この場合は少々高価でも買いますケド。 しかし・・・これもハンさまには理解出来ない。笑 さっきの店で綿のスカートを100元で買ったのに・・・ なぜこっちの店ではシルクのスカートを200元で買うのか。 不思議でならないようなのです。 日本人がみれば明らかに倍の価格の違いがある商品なのですが・・・。 だいたいスカート一枚200元なんて彼女の中ではありえないんですね。 (これが、ブランド大好き上海ギャルYちゃんならば、すんなり理解してくれるんだけど。) 「オネエしゃん・・・ココはタカイ店。 ココで買うは、ヨクナイですから・・・。 あっちにヤスイ店がありますから。 」 デキル優秀通訳ハンさまは、違います。 私が上海に行く前に下調べをしてくれていることもあるのです。 が・・・私はその誘いを無視します。(ごめんね。ハン!) だって。。。 何度かそうやって彼女の案内する店について行ったら・・・ とても安いケド・・・ とんでも無い商品しか置いていない店に案内されたことが何度もあるのですよ・・・。 サン○オキャラのバッタモンがついたTシャツがおいてある店とかさ・・・。 ハンよ・・・君は私に何を仕入れさせようと言うのだね? ウサギ耳のキテ○ーちゃんなんて・・・確かに可愛いけど・・・うちの店には置けませぬ。 それに・・・それって・・・税関で怒られますから!!! キテ○ーちゃんは猫ですし。笑。 これだけ買い付けに同行していたら・・・ だいたい「こんな感じのもの」っていうイメージは持っても良いと思うんですがね~~~。 ふう。 不器用というか・・・ なんというか・・・。 なかなか疲れるのは疲れます。 でもね・・・悪気じゃないんですよね。 「オネエしゃんの為に、少しでも安く!」って。 なんて姉思いの妹かしらん。 ああ。。。でも違うんだ・・・そうじゃないんだ・・・。 私のこの葛藤は・・・上海滞在中にずっと続くのです。 少しは成長したかのう~。 我が妹、ハンよ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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