|
テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:台湾の旅
さてさて・・・こんなに寒い日は・・・やはり温泉。
温泉に行きたい~~~~~~!!!!! お風呂大好きな私は、温泉が大好物です。 冷え性の私の身体も芯からぽかぽかと暖まります。 福岡にもたくさんの温泉がありますが、 車で1時間半~2時間くらいで熊本や大分の温泉に出かける事も可能です。 湯○院や黒○などじゃなくても、安くて良いお風呂が九州にはたくさんあるんです♪ 昔は休みの度に友人を誘っては日帰り温泉旅をしていましたが、 お店を始めてからはなかなか行けなくなりました。 う~~む。ザンネン!! 今日は、バスボムでも入れて狭いうちのお風呂に入ります。 そうそう、台湾にも温泉はあります。 烏来などは有名どころですね~。(やはり水着を着て入るみたいですが・・・) 数年前の冬。 私は知人に会うために台湾を訪れていました。 「いや~~久しぶりですね。台湾も冬は結構寒いでしょう?」 彼はかなりの年配で、私は実の祖父のように小さい頃から慕っていまる人なのですが・・・ 日本語教育を受けた世代の為に、勿論日本語はペラペラ。 敬語も完璧に使いこなし・・・私よりも綺麗な日本語を話されます。 いつ行っても完璧な熱烈歓迎で私を迎えて下さって・・・ 逆にこちらが恐縮してしまう程なのです。 もちろんその時も・・・熱烈歓迎!! お家に泊めて頂いたうえに・・・あちこちの観光までお世話して下さったのです。 2日ほどたったある日・・・彼は「温泉へ行こう」と言い出しました。 「烏来ですか?」と訊ねると・・・ 「いえいえ。山の方に済んでいる私の知り合いが家に温泉を引いておって、 そこに行きましょう。」とのお答え。 『う~~ん。温泉か~~~。』 風呂好きの私としては・・・嬉しい提案でございます。 早速、お友達に連絡をとってもらうと・・・ 「すぐにでもいらっしゃい」とのお返事。 そこでおじさんと奥様と私の3人は、お友達の家(別荘)へと車を走らせたのでした。 道中・・・おじさんが言いました。 「彼(お友達)はとても日本通なのですよ。 しかも、日本の美術品に興味のある男です。 ジャスミン25さんは、日本画を勉強したのですからきっと話が合いますね!」 『ふ~~ん。日本びいきなおじさんね~。』 こうして・・・私たちは山の中のある一軒家の前に到着したのですが・・・ その一軒家・・・ナント・・・日本家屋!!!(平屋ですが・・・旅館のごとく大きい・・・) 台湾には日本軍が駐留していたこともあるので、あちこちで日本家屋が見られます。 が・・・ それとも違う・・・。 何と言いますか・・・とっても胡散臭い日本家屋なのです。 日本にある純粋な日本家屋とはまたちょっと質の違う・・・ 『日本の料亭を成金が買い取って、悪趣味に改造した感じ』 とでも申しましょうか・・・。 なにやらもの凄い形態の瓦があったり・・・ 庭には・・・やたら大きな灯籠があったり・・・ 植木が鶴の形に刈り込まれていたり・・・ しかし・・・意外にも(?)お友達のKさんはとっても素敵なおじさん(おじいさんかも・・・)でした。 キンピカな応接室に通されると・・・ (まるでバカ殿が高笑いしながら襖の奥から現れてきそうな部屋でございます。) 質素な装いの彼は、これまた流暢な日本語で・・・ 「ようこそいらっしゃいました。 見て下さい。 ここの柱や石などの建材は全て日本の超一流品を取り寄せたんですよ。 もちろん大工も日本から来てもらいました。 いや~~日本美術が好きなお嬢さんと聴いていたので お会い出来るのを楽しみにしていたんですよ!!」 「い・・・いや・・・そんなに詳しいわけでは・・・」 間違いなく私より日本のことに詳しそうなおじさんでございます・・・。(ちょっと感覚が違うケド・・・) 台湾で最高級であるというお茶を・・・ これまた高価な茶杯で頂き・・・(←薄いんだ!!これが! (味などわかるものですか!! 割ったら・・・どうしよう・・・とオタオタするのみでございます。 ああ・・・貧乏症の私・・・。) 今度は各部屋を見せてもらうことになったのですが・・・ いやいや・・・スゴイ・・・。 豪華絢爛!!キンキンピカピカ!! 欄間も日本の職人による一刀彫の立派なものだし・・・ 天井の造りもスゴイ・・・(旅館か??ここは・・・) ナント!!!黄金の茶室までございましたよ・・・。(目が潰れます。) ふ~~~~~。 しかし一番驚いたのは・・・彼ご自慢の・・・『カラオケルーム』。 だだっ広い座敷に・・・ソファーが並べられ・・・ しかし・・・カラオケルームと聞きはしたものの・・・ 機材が見つからない・・・。 不思議に思っていると・・・ Kさんが何やらリモコンを操作。 すると・・・奥の襖がゆっくりと開き・・・ そしてそこには・・・大きな大きなTV画面が出現!! 考えられない大きさの画面を見ながら・・・ 彼は「北国の春」や「あんこ椿は恋の花」など大好きな日本の演歌に喉をうならせるのだそうな。 ・・・・。 ジャスミン25・・・絶句。 彼は絶句している私をいよいよ今度は美術品を収納している部屋へと案内してくれました。 そこには・・あるわ・・・あるわ・・・。 日本では美術館でしか見た事が無い日本画かの作品が山のように収蔵されていたのです!! 台湾の山の中で・・・まさかこんな絵画に出会うなんて・・・。 ぼ~~っと見入っていると・・・ 「どうですか。これが最近買った掛け軸です。」 そういって彼は奥から大事に箱を抱えて登場。 それは・・・江戸の時代に活躍した大変有名な日本画家の軸でした。 「先日、故旧博物館の人間に鑑定してもらったのですが 本物だということでした。ははははは! 」 そう言って軽やかに笑うKさんの前で・・・呼吸することもそこそこに固まってしまったジャスミン25でした。 そうそう・・・本来の目的の温泉も入らせて頂きました。 しかし・・・ 日本の最高級のケヤキの木で作った浴槽と・・・ 壁と床に埋め込まれていた何やら高いらしい石や岩があったことしか覚えておりませぬ・・・。 だって落ち着かない!!!!! やはり・・・私は鄙びた温泉宿の方が向いております・・・。 (銭湯でもいいや・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[台湾の旅] カテゴリの最新記事
|