さてさて・・・今日は昨日お約束したようにハンの就職について。
ハンって何者？？？ってお方。
ハンについてはこちらの日記をお読み下さい。

私が、上海へ行ったときハンは某日系企業の面接を受けたばかりでした。
それまで受けた会社はことごとくハズレ。

業を煮やした日本語学校の先生が見つけて来たのが・・・ソノ会社です。
日本から初めて上海へ出てきた日系の会社で・・・場所は現在ハンが通っている日本語学校の目と鼻の先。
上海の中心部でキャリアーウーマンに憧れるハンにとってはちょっと違う条件ですが・・・この際・・・ワガママは言えなかったらしいです。

仕事内容は・・・海外（主に米・日・東南アジア）から来るメールに返信をするという仕事。
日本語が堪能とは決して言えない彼女には適任かもしれません。

面接を受けたときいて・・・「どうだったの？？？」と訊ねると・・・

「ハイ。カンタンです。」
・・・。
ハンよ。お前の自信はどこから来るのだ？？？？？

「うまくいったのね？？？」お姉シャンは心配なのです。

「ハイ。自己紹介は上手く行きました。」

「自己紹介意外は？？？？？？？？？」シツコイですが・・・心配なのです。

「イイエ。笑。」
ハンよ！！笑いごとではない！！！！！

「出来なかったの？？？」心配じゃ！！！

「自己紹介ハ・・・全部アンキシタ。先生が書いた文章ヲ。
　デモ・・・他の質問はアンキしない。」けろりと笑うハン・・・。

ハンよ！！！自己紹介くらい暗記せずとも喋りなさい！！！
つうか・・・
そんな状態でもし会社に受かったとしても・・・多分使い物にならないでしょうよ・・・。

がっくりと肩を落とす私にハンが言いました。
「お姉シャン。ダイジョウブ♪
　ソノ会社の社長サン、やさしいオバチャン♪
　面接の時、『ハンちゃ～～ん！緊張しないでね～～』ってイッテクレタ。」

ああ・・・社長さん・・・。
ハンはキンチョウで喋れないんじゃなくて・・・もともと満足に日本語を喋れないのよ・・・。

それにしてもハン・・・。
聴けば聴くだけ・・・心配でございますよ・・・。涙。
そんな状態で仕事が本当に出来るのか？？
社長さんは優しいかもしれません。ハンは素直だし・・・人に好かれますから。
でもね・・・「良い子ね～～♪」だけでは・・・仕事にならないと思うのです。
ハンに会った事がある全ての日本人および中国人の知り合いが・・・口を揃えてこう言います。

「良い子なんだけどね～～～～。
　もし自分が社長だったら・・・雇わないわ・・・。」と・・・。

ハンはもう・・・就職が決まった気ではしゃいでいます。
『まあ・・・日本語を喋る仕事じゃないしな。』
読み書きは出来る子なんでございます。

「じゃあ・・・寮からでるんだね。」と言うと・・・

「いいえ。まだ寮に住んでて良いってセンセイが言いました。
　寮から仕事場まで１分デスカラ。」・・・と得意げなハン・・・。

私が推測するに・・・
日本語学校の先生（韓国人の先生らしいですよ。）はハンの就職に困り・・・近所の知り合いに頼み込んだのではあるまいか？？？
メールの返信をするだけの仕事がそれほど給料をもらえる仕事だとは考えられません。
きっと一人暮らしは無理・・・と判断し・・・
「寮にしばらく住んで良いよ。」という話になったのでは無いのでしょうか？？？

推測でしかありませんが・・・そうとしか考えられませぬ・・・。
だって・・・日本語学校が・・・卒業した生徒の為に寮の部屋を提供するなんてあり得ないですしね。

るんるん気分で・・・ＯＬ風のブラウスや・・・スカートを買いそろえるハン。
見ていて私も嬉しくなりますが・・・

「３年後には、ママとパパを上海に呼び寄せて一緒に住むと思います！」という決意の通り・・・上手くいきますかどうか・・・。

明日はハンの就職祝いの万年筆を買いにデパートへ出かけます。
この前ハンが上海の文房具店で「５００円」の万年筆を買おうかどうか考えたあげく・・・
「ヤメマス。」と言っていたのを思い出したからです。
私もあまり高いモノは買えないけど・・・ハンの為に何かしてあげたいという気分なのですよ。

あとはハンが頑張るしかないんですもんね～～～。
オトナになるんだぞ～～～！！ハン！！！２３才はオトナですよ～～～！！！