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カテゴリ:ミステリーなお話
雨だす。
台風が来よったげな。 ばってん低気圧に変わったげな。 こげんか時期に台風ち来よったっけ??? 昨夜もスゴイ雨。 「もう閉めよっかな~」と思っていたら Dr.手羽先氏から・・・ 「Mちゃんと近くで飲むけど来ませんか?」と お誘いメールを頂きましたわ。 退屈してたし。 お断りするわけがございません!笑 で・・・昨夜も美味しいお酒を頂きました。 言っておきますが今週は初アルコールだばよ? ←本日のお披露目。笑 新商品から1枚♪ 私・・・この柄も凄く好きでございます。 紫がかったピンクと、白と黒の面白い柄。 ピアノの鍵盤のようにも見えて・・・ 爽やかにオトナっぽく着られそうですよね。 もちろん・・・バックスタイルはアレ。(昨日画像参照) パイピングも黒で統一してキリリとした印象。 さて。 この夏・・・タイに行っちゃおうかな~なんて考え中。8月に。 本当は、7月とか9月とかのほうがずっとお安くイケルのですけんども・・・ 時期的にお店が暇になるのが8月なんでございます。 仕入れがメインじゃないんですわ。 (1軒仕入れをしたい店があるので交渉はしてきたいと思うのでやんすが。) 何だかのんびりしに行こうかしら・・・?なんて。 で・・・今ホテルを探しておりますの。 エアチケットが高いもので・・・そう価格の高いホテルに泊まれる訳もなく・・・ お安いけれど、安全で素敵なホテルを検討中でございます。 ホテル情報をネットで検索していると・・・ 「連れ込みOK」だの・・・「連れ込み料○○バーツ」だの・・・何やらそげな情報ばかり。 こぞって日本のオヤジ連中がタイに行きたい理由はホボこれなんでしょうけど・・・ 乙女としては何となくそげなホテルはパスしとうございますわね。 ま・・・連れ込み完全NGなホテルとなると結構高級なホテルになるので、貧乏ジャスミンとしては安全で「怖く」なければ良いとしましょう。笑 怖いホテルっちゅうのが一番イカン。 今まで何度か泊まりましたがね・・・眠れないのは一番辛いですわ。 猫ほどの大きさの巨大鼠が現れるた中国の田舎のホテルも・・・怖かったな~。 一人で泊まったスィートルームも・・・色んな意味で怖かったしな~。 嗚呼。台湾の阿里山では騙されて連れ込み宿に泊まったことがあったわ。隣との壁がベニヤですごく怖かった~。 そうそう・・・部屋の鍵が「便所の鍵」みたいな部屋とか。。。涙 しかしね。 ジャスミンが今まで泊まったホテルで・・・一番!一番!怖かったホテルって・・・日本のホテルなんざます。 嗚呼。聴くも涙。語るも涙の物語。 あれは・・・もう5年ほど前? 私はまだこの仕事をはじめる前でございます。 父の会社の仕事を手伝っていたんでございますが・・・私は出張でO府のO市を訪れておりましたわ。 5日間の出張でございます。 会社の人間に「ホテルは安そうなところを取引先にとってもらったから」そう言われておりました。 土地のもんじゃないのでね。 そういうことは地元の方にお願いした方が良いと思うたのですわね。 夜。仕事を終え・・・地図を見ながら今夜泊まるビジネスホテルを目指しますわ。 途中人に尋ねながら・・・てくてく歩くこと・・・数分。 地図通り大通りから脇道に入っていくと・・・ ・・・何やら・・・気配が・・・ちょいと違う。。。 輝かしいライトやネオンの色が・・・若干・・・ピンキッシュ。 ・・・これって・・・風俗街なんじゃ・・・????? 道の両脇には、呼び込みのおじちゃんやカタコトの日本語のお姉さん。 ピンクのネオン輝く看板には・・・オッパイ丸出しな画像の数々。 うううううううむうううううう・・・・・・・。怖い・・・。 でも・・・ジャスミンは娘っこですから・・・ 顔の怖い呼び込みのおじちゃんに声をかけられることも・・・露出の激しいロシア美女に言い寄られることも無いわけでございます。 対象は、男性ですしね。 しかし・・・なんともエゲツナイ風景ばかりが目に入りますわ。 中洲どころの話じゃないのですわ。。。 もっと・・・場末の香り漂うのでございます。 中国語・韓国語・ロシア語・・・その他色々な言葉が飛び交っているし・・・ 「い・・・急いでホテルさがそ!!!!!」と足を速めたら・・・ トン! 道の真ん中につったっている女性とぶつかってしまいましたの。 何故に、こげんところにボサ~~っと立っておられるの??と思いながらも・・・ 「すみません」と声をかけると・・・その女性・・・ふと顔を上げましたわ。。。 その瞬間・・・ジャスミン・・・走り出しましたバイ。 だって・・・。おばあさん。年のころは・・・70代後半??? こげなところに婆ちゃんが!!??と驚いた訳ではございません。 ばあちゃんの顔。 こってりと真っ白に化粧をし・・・真っ赤な唇。。。目の上は真っ青なアイシャドー。 しわくちゃな顔のしわの間には化粧が入り込んでおらず・・・まだらで・・・ 大変失礼ながらも・・・それは「お化け」を見たときのショックと変わらないであろうと思われます。 小走りで駆け出しながら、通りの様子を観察すると・・・道の真ん中に女性がポツポツと立っているのですわ。 70代・・・50代・・・女装・・・日本人・・・ガイジン・・・これって・・・これって・・・これって・・・ アレ??????????? 見ていると・・・何か囁きながら通りかかる男性の袖を引いている。。 おおお・・・・・・・・それはショッキングな光景ですばい。 ジャスミン・・・まだちょいと若かったのでね・・・鼻を垂らして走り去りましたわ。 ウオ~~~~!!!!!!!と心の中で叫びながらね。 少し走ると、その通り沿いにビジネスホテルを見つけました。 かなり古そうですが結構大きなホテルで少し安心。 「ああ・・・まともだ~~~~。。。」 何だか・・・ピンクのネオンがともったラブホテルみたいなホテルだったらどうしようと思ったんですばい。 しかしね。 後々「ラブホテルのほうがどんなにかマシか・・・」と思うことになるのですわ。 フロントに入ると・・・そこは・・・何だか混沌とした空間でございました。 まさしくカオス。 ナント表現したら良いのでしょうか。。。涙 とにかく。訳のわからない人種が・・・ホテルのロビーにたむろしておりますんです。 宿泊客???近所の人???ホームレスのおばちゃん??ワカラナイ。。。。。。。 とにかく・・・ 中国の安いホテルのロビーよかず~~~っと怪しかったとだけ言っておきましょう。 部屋の鍵を貰い逃げるようにエレベータに乗り込むと・・・一緒に乗り込んできたのは 酷く短いミニスカートの東南アジア系の女性3人。 ・・・ここは日本???日本なの??それともO市は日本じゃないの???(半泣き) 這々の体で部屋にたどり着き、鍵を念入りにかけ・・・荷物を置くと・・・何だか部屋全体が『消毒薬』くさい。。。 「あ~~~~~!!!!もう!!!考えないっっっ!!!シャワー浴びて寝よ!!!」 そうだわ。ホテルなんか眠れればいいのだ!!! 風呂に入ろうとしたけんど・・・何となくお湯を溜めて浸かるのに抵抗を感じ・・・ シャワーだけをパパっと浴びてベッドに潜り込もうと致しました。 するとね。 シーツが・・・ナイロン!!!!!!!あり得ない!!!何故???何の為に??? 洗濯・・・してるのかな。。。。 気持ち悪くてしょうがなくって・・・持ってきていたバスタオルを身体にかけて眠る事にしましたわ。 しかし・・・眠れない。 廊下では、若い女性の中国語や・・・どこぞの言葉がこだましているし。 となりの部屋からは何だか解らぬアニマルな声が丸聞こえ。。。涙。 うお~~~~っっ!!!怖いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。。。 極めつけはやっとツラツラと眠くなった午前1時過ぎ。 隣のアニマルな音もやっと止んだと思ったら・・・「ぴんぽ~~ん♪」 誰かが隣にやって来た・・・音で目が覚めましたわ。 「○○ピザで~~~す!」 宅配ピザ?????ホテルの部屋に?????????涙。。。。あり得ない。。。 結局・・・隣人はピザを食ったあとに再びアニマル化し・・・ ジャスミン・・・一睡も出来ませ何だ。(壁が薄いしドアも薄いので・・・ホントうるさいの。) 朝。 ぐったりした顔でエレベーターに乗り込むと、ホテルのマネージャー風の男が先に乗っておりました。 私が彼の後方に乗り込むと・・・彼が開いて手に持っていた大きめの手帳が偶然目にとまりましたわ。 そこには。 女の子の写真と電話番号などが・・・ギッシリ。。。 斡旋か?斡旋しとるんか???涙。。。 これまた転がるようにしてエレベーターを降り・・・フロントに鍵を預けに立ち寄りましたわ。 ついでに「昨夜廊下がうるさかった」とクレームでもつけておこうか? すると・・・ フロントには『今夜の予約』を入れに、商売開始前の各国の女性が集まっておりました。 ジャスミンはやっと気が付きましたよ。 このホテルにとって・・・非常識な客は私の方なんじゃないかって。。。 このホテルには、何だかこのホテルのルールがあるようでございました。 結局。 仕事の関係で「ホテルを変わりたい」と取引先に言い出せず・・・(若かったしね。笑) 3日・・・そのホテルにて眠れぬ夜を過ごしたのでございますが。 3日目に「部屋を消毒するから違う階にうつって」(消毒???)とホテル側に言われたのを期に・・・やっと違うホテルに移りましたわ。 あとで取引先の方には「えらいスミマセン!そんなホテルだとは知らなかったので!!」と謝られたんですが・・・ 考えてみれば土地の人間の方がホテルって知らないもんよねぇぇぇ。 しかし。 日本にも色んな世界があるのだな・・・と一つオトナになったジャスミンでしたわ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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