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深夜の日記。
さっぱり、眠れず。 森茉莉の「枯葉の寝床」を読み返してみる。 男色のお話です。 美少年が出てくるんだわ。 しかし乙女チックで優雅な世界だこと。 デカダンなかんじもしますわね。 なかなか際どい表現ばかりなり。 しかし美しいです。 ふむ。 すぐ読めちゃうの。 で。更に。 無造作に枕元の本棚に手をつっこみ、 手の触れた本をの奥から引っ張っりだしたら 三島由紀夫の「仮面の告白」でしたわ。 う~む。さすがに続けては濃いなぁ。。。 なんかハッピーな気分になる本が読みたいなぁと思ったのですが。 私の持ってる本は、後味があまりよろしくないものばかり。 そんなのが好きなのだわ。(後味が悪いのを何度も何度も読み返すんだわ。) が、眠れぬ夜には少々辛い。 音楽を聴く道具を手に入れようかな。 部屋の音っていえば、私の身じろぎする音か 冷蔵庫の唸りくらいなものですわ。 音楽を聴いたら少し良い気分になるかもね。 しかし、音楽にしても…アンニュイなのが好きなのだ。 どっちみち。 そうそう。めちゃくちゃ素敵なペンダントライトを見つけたのだわ。 硝子の。 綺麗なスコッチウィスキーみたいなとろんとした琥珀色の。 そこに淡雪色の細かな水玉模様の斑が入っているんだわ。 部屋はなるたけ暗い方が好きだから あのペンダントは小さいけど、私にとっては明るさはきっと充分だわね。 小さい白熱球を入れたら、さぞや美しかろう。 あの淡雪色の斑が影になるんだろう。 部屋が、海の底みたいになるんじゃないかな。 淡雪はうたかたになるのだよ。 欲しいな。 部屋は暗くないと眠れないタチだけど あれだったら、つけっぱなしで眠れるかも。 きっと、眩しくないし、寂しくもないはずだわね。 買うか。 しかし、照明に諭吉さんを10人以上出動させるなんてことは ひっくり返っても出来るわけはなく。 私は、やはり少々の胸焼けを起こしつつ「仮面の告白」を読むしか術がないのであります。 こんな夜中に!三十路女の! 一人で読む本が! 「仮面の告白」ってどうだね。 やはり、睡眠剤が必要か。 もう無いからまた貰いに行かなくちゃ。 でも、あんまり睡眠剤が効かない人みたいだわ。私。 飲んでもバッチリ4時くらいまで起きていられます。 ↑交感神経がビンビンだぜい。 なのに、翌日は薬が少し残ったかんじがするしね。 多分、飲む時間が遅すぎるんだわね。 あ…。 太宰が自殺しようとして飲んだのは…ハルシオンだったか。 あるいは、カルモチンだったか。 気になるわ。 ああ…どっちかにゃ。 …また眠れないじゃないか。(パソコンが店にしかない) 太宰のばか。 やはり真夜中に「仮面の告白」は濃すぎるので(深夜のヒデちゃんラーメンくらい濃い。) なのでさっぱり(?)とトマス・マンの「魔の山」を読むことにします。 ↑暗い? なんか少し気が楽になる本を買いに行こう。 あ。 明日は休みだから。 この前勧められた、山之口貘の詩集を買いに行きましょう。 あ…もう、今日か。 そして、気がつかぬうちに、7月はそっと行ってしまったようですよ。 こんな真夜中に。 もう8月なんだわね。 支離滅裂日記だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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