|
テーマ:旅のあれこれ(10280)
カテゴリ:ポルトガルの旅
明日が休みなので明日の分を今日UP。
じゃかじゃかいかんと終わらぬ気がする。 *********************** ポルトガルの朝に鳴くのはハトでもカラスでもなくカモメです。 ポルト3日め。 ポルト滞在最終日も晴れの予感とともにはじまりました。 まだ3日めがはじまっていないというのに・・・すでにポルトを去るのがさみしくなっている私。 それほどにポルトは美しい街です。 今日はドミンゴ!日曜日。 朝食をとってすぐ、ドロウ川を渡って・・・対岸へ。 実は昨日、歩いて渡ろうとしたのですけれど・・・ 高所恐怖症気味の私は恐ろしすぎて足がすくみギブアップ。 なので本日は・・・地下鉄で。 (地下鉄も人もいっしょに渡れる橋でございます。) どこへ行くって・・・それはポートワインのカーブですのよ!!! ポートワインの醸造所では、「無料見学ツアー」というのが行われていて・・・参加するとタダ酒(試飲)が飲めるノダ。 うふふ。 酒好きなわたし達が参加しない理由がないではないか。 ポルトの名をもつそのワインは、食前酒やデザートワインとしても日本でも有名でございます。 途中で酒精を加えてウンタラカンタラ・・・ようわからん酒。 (Wikiから引用以下:ポートワインは、まだ糖分が残っている発酵途中にアルコール度数77度のブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴である。 この製法によって独特の甘みとコクが生まれる。 また、アルコール度数は通常のワインのよりも高く、保存性が非常に優れている。) ポルトガルに来てからずっと歩き通しで少々筋肉痛気味ではありますが。 「タダ酒のためなら~~えんやこ~~ら!!」と行ってまいりましてよ。 目指すは「TAYLOR`S」。 醸造所の中でも山手に引っ込んだ場所にある醸造所でございます。 高台にあるために、庭が美しい・・・という話を聞いたので、そこに行くことに。 (ポルトガルに旅立つ前に、mabuchanさんとバーの粋七さんで出していただいたのもTAYLOR`Sのポートでしたね) 美しき川沿い。 観光地として整備されていますのでたくさんの欧米からの観光客と休日を楽しむ地元の人々でのんびりと美しい風景でございます。 それを横目で通りすぎ・・・ これまた小さな坂を「タダ酒のためな~~ら~~え~~~んやこ~~ら~~」と登り続けます。 これがふざけた角度の坂なのでございます。 もうタダ酒がなかったら絶対頑張れない坂なのです。 そこに酒があるから頑張ったようなものです。 燦々と照りつける太陽と強烈な坂道に苦戦しつつ・・・歩くこと15分ちょっと。 到着しましたTAYLOR`S。 *かわいい外観* 「タダ酒シルブプレ!!」←フランス語? ・・・しかしながら・・・入って行くと・・・ 警備員に止められまして。 「土日は休みなんだよ~~と無碍もなく言い放たれる私たち。 なんですと!!!!!!!! いや~~~あのときのショックといったらなかったですばい。 がっくり肩を落として帰るワタシタチ。。。 その道すがら・・・私は見つけてしまいましてよ。 テイラーズの看板。。。 行きがけに「もうすぐだよ!」とそれを見て喜んだわたし達でしたがね。 よ~~く~~みて~~ごらん~~~~~♪ 「ま・・・まんでい とう ふらいでい ち!!書いてありますばい!!!! わっでい いず とうでい?mabuchanさん??」 「いっつサンデイ!!!!!!!!!!!もう起きたときからずっとサンデイ。」 いやあもう眩暈を覚える衝撃で、思わず立ち尽くしてしまいましてよ。 書いてあったじゃなかですか。 なして途中で気付かんか・・・。われ。 むむぅ。。。無駄な体力を使ってしもうた。 これは何がなんでもポートワインを飲まずには帰れませぬ。 「タダでなくともいい! いやタダならもっといい!ポートワインば飲ませてシルブプレ~~~~~~!!」 「そういえば警備員さんが・・・左に曲がったところにある醸造所はやってるって言っていた気が・・・」 「さけ~~~さけ~~~~さけ~~~~~~~~」 ・・・と執念でたどり着きましたる醸造所は・・・こちら。 CROFT。 ここは~~~やってた!!!!!! しか~~し・・・係員の姉ちゃんが流暢な英語で曰く 「もうすぐフランス語のツアーがはじまります そのあとにスパニッシュのツアーです。 英語はそのあとになるんですが・・・。」 「むぅ・・・フランス語はもっともちんぷんかんぷんな言葉である」 「ばってん・・・醸造所見学せんとタダ酒は飲めぬのよね。 それにわれわれにはそう時間もなかことですし。」 「形ばかりの醸造所見学も実はどうでもいいし。←目的は酒 よし。フランス語のツアーに参加させてシルブプレ!!!」 参加は無料。 参加者には、ツアー前にポートワインの白の試飲のサービスが。 「クロフトの3年ものの白です」 ・・とお姉ちゃんが説明してくれたそのポートワイン。 ポートの白を飲むのははじめてでしたが・・・これが美味しかった。 今まで飲んだどんなポートワインよりも、 ポルトガルで飲んだどんなポートワインよりも美味しかった!!!!!!!! *ぐびぐび飲んじゃって減ってますがご愛敬* おあずけをくらって喉が乾いた状態で飲んだからかもしれませんが。 口当たりがさわやかで、ポートにありがちなベタっとした甘さがなく サッパリと「いくらでも飲めるかも」と思わせるお味。 ポートワインの大ファンというわけではなかった私ですが、目から鱗で・・・一気にファンになってしまいました。 ツアーのあとで、赤の試飲もありましたが・・・ 赤も美味しかったけれどこの白が忘れられません。 こんなに口当たりがさわやかなポートがあるのか・・・。 買って帰ろうにも・・・旅の全般ですし・・・ 持ち歩くのが重かったのでやめましたが。 その後、ポルトガルにいる間中・・・「あの白が飲みたい」といろんな場所でポートワインを注文するもこれを超えるものには出会えませんでした。 (白は全てこうかと思い、ブサコの食事のウエイティングで食前酒に白のポートを求めましたが 全く美味しくなくて、がっかりいたしましてよ。) ・・・というわけで、試飲後私たちは一応フランス語醸造所見学ツアーに参戦したんですけどね。 もう「うむうむ ウィムッシュー こまんたれぶぅ~ フランソワーズ もれしゃん しるぶぷれ」と 気どり気味に頷きながら聞いてはみるものの・・・何がなんだかワケワカメ。 でも酒を寝かしてる蔵が見れて楽しかったです。 (でも日本の工場見学のほうが楽しいです) でもあの白にであえたことが何よりも収穫なのでございました。 ああ・・・旨かった。 私は日本で探すぞ!!!!!(・・・と探すもまだ見つからず。) 昼間からポートワインを2杯もひっかけ、上機嫌なわたし達。(ポートは割と強い酒です) すきっぱらに飲んだらお腹が空いた。 「タコ食べようね」 ・・・と本で見ていたレストランへと向かったのでありました。 (そこでも白ワインを1本オーダー) 酔っていて、しかも空腹のときというのは・・・人は目測を誤るもんですな。 己の胃袋の許容範囲がわからなくなる。。。 じゃ~~~ん。 (学習しないわたしたち) バカな量ですな。 左上は、前菜です。 お店が勝手に出してくるので要らないと言えば引いてくれますが。 こんな生ハム見せられたら・・・ノンと言えませんわ。 その他にパンも美味でした。 ハウスワインはまあまあ。(フルが1本) 右側は、子ブタのオレンジソース巨大ジャガイモ添え。 左下は、タコのグリルパプリカソース巨大ジャガイモこれでもか添え。 量が多いと聞いていたので「半量」で注文しましたが。 いや~~もうなんちゅうかすごい量。 日本気質として「残してはならじ」と頑張ったのですが・・・撃沈。 ここは塩分もきつくなく、非常に美味な店でした。 が。 ランチにするにはかなり高めなお店で、さっきのタダ酒がオールチャラになるような価格でございましたよぅ。 世の中上手く出来ている。。。 そして、ほろ酔い気分のまま、街歩き再開です。 続く。(UPは明後日~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ポルトガルの旅] カテゴリの最新記事
|