マーレマーレの８．５日記

２０１３年０７月１３日（土）　ブラジル　Bertioga　晴れ、風なし、波なし


さて、天気が良いし、嫁と折り合いが付いたので４か月ぶりのカヤックです。
前回と同じBertioga（ベルチオーガ）ですが、沖へ行くと河口からの流れで帰りに漕ぐのが
大変なので、今回は河口内で釣る作戦。
ネットで情報収集すると、河口内で水深３ｍ程度とは言え、Corvinaコルビナ（イシモチ）
のでかいのやシーバス、ホウボウ、太刀魚が釣れてます。
私にも２キロくらいのCorvinaが来ないかな？と期待。


家を３時４５分に出て１１３キロの道のりを制限速度守ってゆっくりと走り（ブラジルは速度
取締カメラだらけで１０キロオーバでもすぐに捕まってしまいます）、５時４５分に到着。
一応真冬ですが、気温は１７度。快適温度です。昼には夏みたいになるでしょう。




日の出が遅いのでのんびり準備し、６時４５分に出船。朝焼けがキレイで風もなく本当に天気
の良い日です。




さっそく河口奥へに漕ぎ出しますが、流れが目測３ノットあり、なかなか前へ進みません。
対岸への渡しのフェリーの前を横切るのに轢かれそうなになり難儀しました。やり過ごした方が
良かったかな？と少し反省。


ＧＰＳも魚探もないので適当に眺めのいいところにアンカーどぼん。
１．５キロのフォールディングアンカーですが、４５００円もしました。こちらは何でも高いです。
底は泥地ですが、カヤックにはこの小ぶりのアンカーで十分止まります。


銅付き２本仕掛けに海エビ付けて足元を探ってみます。流れが速く糸が４５度くらいになって
ます。『こんなんで釣れるんやろか？』と不安になります。


１時間経過。不安的中、何のお触りもありません。今日はヤバいかも？とボー○が脳裏を横切
ります。
で、岸寄りの少し流れの遅い部分にポイント移動です。今度は糸があまり斜めにならずしっかり
底が取れる状態です。


するとコンコンと誰かがノックします。少し待ってると竿がグンとお辞儀。しかーし、乗り
ません。これが３回ほど続きエサ取りだと分かってるのですが『姿見てやる！』とムキになっ
て針の号数を落として再び仕掛けを投入します。


といきなりガツガツガツ、ゴン！で乗りました。
なかなか元気な魚です。引きを少し味わいたかったのですが、水深３ｍではすぐに上がって
きます。
で、水中からトラ模様が見えます。正体はこいつでした。カエルの様な顔してますね。





うーん、がっかり。写真を撮ってすぐにポイ。ポイント変えるの面倒なのでもう一度仕掛けを
落とします。


するとまたコツコツコツ．．．クン！で竿が入り合わせるとコイツ。






前回も登場した名前の分からないトラギスっぽい奴です。前に食べた時おいしかったのでキープ！


同じのをもう１つ追加したところでアタリがなくなりポイント移動。

今度は水深２ｍの超浅場。『こんなところで？』と思いますが、一応仕掛けを落とします。
この頃になると流れが遅くなり、目測１ノット。ずいぶん釣りやすいです。


で、底につくなり竿がグイッと入りコイツ。






柔らかいショートロッドなのでこんなんでも引きを味わえます。
見たことのないお魚ですが、イシモチのスリムバージョンってな感じです。食べられそうなので
これもキープ。


同じところで続いてコイツ。






やっとCorvinaが来ましたが、サイズは小ぶり。これのデカいのが欲しいのです！


同じサイズをもう一つ追加してアタリが遠のいたので、暇つぶしにエビワームにジグヘッドを付けて
スピニングでキャスティング。

『シーバス来ないかな？』でしたが、数投後にグイッと竿が重くなり上げてみるとボロ雑巾では
なく、ちびオコゼ。刺されないようにプライヤで慎重に針を外し、うまそうなのでキープ。






なんだかんだでエサが少なくなってきて、納竿目標１２時も近づいて来たので出船場所近くへ
戻ることにします。
対岸の岩場が気になりますが、次回のネタに取っておく事にします。


戻るのは流れに乗ってスイスイ。フェリー乗り場の前を横切った近くでアンカーどぼん。
ここを今日最後のポイントにします。


すると、いきなり竿を一気に締め込んで今日イチのアタリと引き！
少しの間、気持ち良くやり取りして『Corvinaかな？』と期待して上がってきたのは、






コイツでした。Bagre（ナマズ）の良型。良く引きます。

前の貫徹釣り桟橋で釣ったBagreと比べると結構デカいのですが、おいしくないので写真パチリで
お帰りいただきました。


で、気を取り直して仕掛けを再投入。足元ではアタリがないので５ｍほど前方へちょい投げ。


ゆっくり仕掛けを近づけてくると何かがグン！と乗りました。
魚の気配はしますが、モターッと重いだけ。『なんだろう？』と上げてみると、あああー．．．






気色の悪い色したちびウツボでした。日本のよりもカラフルですねー。
体表に毒があるかもしれないので触らずにハリス切ってハイ、サヨウナラ～。
これでオチがついたので納竿です。



初めの１時間は何もありませんでしたが、あとの４時間は退屈することなく魚が遊んでくれて
お得意の小物釣り専科でしたが、楽しいカヤック２回目となりました。またやるぞ！です。
今度は対岸の岩場狙いが楽しみです。


家に持って帰ったのは魚６匹。
オコゼ、トラギスみたいなの、Corvina１匹をお刺身に。残りは一夜干しに。








オコゼはちょびっとしか身がなかったけど、甘みがあって一番うまかったです。
今度はこれの大きいのを釣りたいと思いますが、今回はたまたまルアーで釣れただけなので
ポイントが分かりません。しばらくはBertiogaに通い詰めて全体を把握していと思います。

それにしてもオール漕ぐ腕が既に筋肉痛。明日は早朝草野球だけど起きられるかなー．．．
おやすみなさい。