金剛輪寺湖東三山の真中にあるお寺です。金剛輪寺で一番に目につくのが、千体のお地蔵さんです。 一つ一つのお地蔵さんに風車が備えられています。 可愛くて綺麗なよだれかけは、信徒さんの寄進で年に三回も掛け替えれているのだそうです。 大事にされているのですね。 二天門に大きなわらじが下げられているのは、七何即滅を願うものだそうです。 ここまで来るとほっとします。 本堂には秘仏本尊阿弥陀如来像や十一面観音像など十体もの重要文化指定の仏像が安置されています。 本尊さまは行基菩薩が一刀三礼、お刻みになりましたがある日、腰のあたりに鑿をを入れると木肌から赤い血が流れました。 観音様に魂が宿った証と行基は鑿を折り、半身を白布で覆い、荒削りのまま本尊として祀ったと伝えられています。 以来、「生身の御本尊」と讃えられ、多くの信徒に崇信されているのだそうです。 美しい三重塔は緑の中でもこんなに素敵ですが、紅葉の季節はさらに素晴らしいのかもしれませんね。 また、柔和な顔立ちと優美な姿の十一面観音像も素晴らしかったですよ。 写真を撮ることは出来ませんでしたが、「まんが昔話」で、寺の小僧たちがひと粒のそら豆を大切に育て、その木から作ったと伝えられている豆の木太鼓もありました。 なかなか、素晴らしいお寺です。 紅葉の季節にお勧めです。 |