今日は入試本番です。
実は昨夜、遅くに息子が神社へ行きたいと言い出したのです。
雨が少し降っていたけど、近所の神社だったら10分もかからないので「いいよ。」と答えていつものように二人で行こうとしたら、夫が「じゃあ、僕も行こうかな。」と言い出した。
すると息子は大喜びで、「そしたら、お姉ちゃんも一緒に行こうや。」と誘い。
結局家族四人で歩いて出かけることになった。
糸のような小雨の中、四人は何だかウキウキした気分で歩き出した。
川べりを歩くと、冬なのに何だか気持ちが良い。
四人で歩くなんて何年ぶりだろう。
そういえば、目の前を歩く息子は夫よりも背が高くなっている。
私と娘は後ろから、ぺちゃくちゃしゃべりながらついていく。
神社に着くと、私の出番。
いつでも神社に行けるように財布の中には五円玉がたくさん入っている。
ご縁がありますように。
しかし、今日は特に大切な日なのでみんな十五円ずつ配る。
充分ご縁がありますように。
「どうか、明日は持っている力を全部出し切れますように。」
みんな、いつになく真剣に祈っている。
夜遅くなので、ゆっくりはしていない。
御願いを済ませれば神社を立ち去る。
心なしか、雨もやみかけている。
さあ、明日は本番。
お弁当の用意をして寝た。
★。.:*:・´゚☆。.:*:・´゚ 。.:*:・´゚☆。.☆
ついに、入試当日。
何時になく早起きしてお弁当作り。
リクエストのカツにした。
どうも、私立の入試のときは友達のお弁当はカツが多かったそうなのだ。
「入試に勝つ。」と「喝を入れる」の両方かららしい。
私も今日は仕事があるので、実は息子よりも早くに家を出た。
息子は「大丈夫やで。」と笑顔で見送ってくれた。
仕事中、今日ほど頻繁に時計を見た日はなかった。
「今頃1時間目始まったかな。」
「そろそろ、お弁当を食べているかな。」
「後、30分で終わる、最後まで頑張れ。」などなど。
仕事を終え、家に着いた。
息子は玄関まで飛び出してきて、「終わったで、力は出し切れたよ。」
と言っていた。
さあ、結果は一週間後のお楽しみ。
どっちになっても、力いっぱい出し切れたので悔いはないはず。
しばらくの間、何もかも忘れて遊んだら良い。
先に決まっている友達はてぐすね引いて、待ち構えていてくれるようだ。
とにかく、ほっと一息です。
応援してくださった方々ありがとうございました。
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