阿倍晴明神社から阿倍野神社に戻ろうとしたのに、なぜか『天神の森』についてしまいました。
ここは天神祭の時には境内が出店でいっぱいになり、この辺りのたくさんの人たちが集まってきてとても賑やかになるのだそうです。
この日はとても静かで気持ちのいい雰囲気です。
この辺りの子供たちはここで遊んだりするのでしょうね。
なんだかとても優しい雰囲気の神社ですね。
さて、この天神の森を後にして次は住吉大社に向かいます。
熊野かいどうが『安倍晴明神社』から『住吉大社』まで続いているらしいので実感してみなくてと思ったのです。
着きました、住吉大社です。
大阪人は住吉神社を“すみよっさん”と呼び、初詣に出かけます。
初詣では、ものすごい人でちょっと歩くのにめちゃくちゃ時間がかかります。
だから、私は子供のころ住吉大社はものすごく大きなところだと思っていたのです。
でも、そうでもないのです。
すいていると、ちょうどいい大きさの『気』のすごくいい素敵な神社です。
住吉の神さまは俗に海の神とされています。
海の神ということは、わたくしどもの生命の根源を守る神を意味しますよね。
住吉神社の神様は底筒男命・中筒男命・表筒男命という、イザナギノミコトのミソギハラエに際して海の中から現れた神、および息長足姫命(神功皇后)です。
歴史的な話をすると、大和政権の玄関口にあたる難波(なにわ)にあるので、遣唐使をはじめ大陸との渡航を守っていたのだそうです。
また、奈良時代以前より外交・貿易、またあらゆる産業を守護する神として称えられてきたのだそうです。
第一本宮: 底筒男命 (そこつつのをのみこと)
第二本宮: 中筒男命 (なかつつのをのみこと)
第三本宮: 表筒男命 (うわつつのをのみこと)
第四本宮: 神功皇后 (じんぐうこうごう)
息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと
この日は、第四本宮で結構式が挙げられていました。
おごそかな雰囲気です。
中央に新郎新婦が見えます。
私は夫に言いました。
「あ~、私たちもここで結婚式を挙げたら良かったね。次に結婚式をするときはここにしようよ。」
夫はあきれ顔でした。(笑)
あんまり、じっと見ていても失礼だったらいけないので歩き始めました。
本宮の前の道を行くと、馬屋があります。
お正月はここに白馬がいるのだそうです。
今はいないので、写真だけ見てそんな雰囲気に浸りました。
はい、ここが有名な太鼓橋です。
昔は、この橋の近くまで波が打ち寄せられていたそうです。
川端康成が、小説『反橋』で「上るよりもおりる方がこはいものです」と書いたことでも知られています。
確かに、上るよりも降りる方が恐かったです。
さて、この日は一日でたくさん回りました。
一心寺→通天閣(串カツ)→阿倍野神社→阿倍王子神社→安倍晴明神社→天神の森→住吉大社
あ~、念願の神社三昧。
お天気も良かったし、良い一日でした。
猿田彦さんありがとうございました。
また、どこかでお会いする機会があるかもしれませんね。