日本は食料自給率が40%くらいですよね。
これは、輸入が出来なくなった場合、今まで通りの食事を出来る人が10人のうち4人しかいないということになります。(もちろんあとの6人は何も食べないとして考えて、もちろんこんなことありえませんが。)
ほぼ自給できているのはお米くらいですよね。
日本は国内農家保護のために米に778%の関税をかけ必死で守っていますが、WHOはこれを認める代わりに一定量のコメを輸入し国内で消費する機会を作るように日本に義務付けています。
昨年秋までの13年間に、日本は合計832万トンの外国米を輸入し、このうち主食用に供給されたのは84万トンしかないのです。
220万トンが海外への人道援助に回され、73万トンが家畜のえさになりましたが、まだ在庫が130万トンもあるのです。
外国米を保管する倉庫代だけで1トン当たり1万円、年間130億円の税金が使われています。
しかし、最近の食糧不足で国際価値は上昇。
アジアや中南米では、米を買えないひとの暴動も起きています。
こうしたことによって、ついにWTOもようやく国際情勢に適合しないことに気づき始めたようですね。
中国や、インドの需要増を踏まえれば、食糧不足は慢性化すると見るのが自然ですよね。
WTOも日本に対する外国米の輸入義務を中止したり、輸出国による一方的な輸出制限を許さないなど新たなルール作りも考える状況になっていますよね。
日本はWTOのルール変更に向け、本格的に交渉に入るべきですよね。
さて、日本はこの先どうなるのでしょうか。
日本人は権力の集中を嫌い、争うのを嫌うばかりに責任の所在が分からなくなってしまう傾向にあります。
今こそ、政治的に強いリーダーシップが求められますよね。
あ~、大丈夫なのでしょうか。
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