桜井市の纒向駅から歩いて15分くらいのところに、素盞鳴尊神社(江包)と市杵島神社(大西)があります。
↓後ろに見えるのは三輪山です。
ここでは、子孫繁栄、五穀豊穣を願う「お綱祭」というのが大昔から行われています。
もともと二月十日(旧暦の正月十日)に営まれていましたが、会社勤めの増えた最近は二月十一日に行われています。
お綱祭りでは、男綱には素盞鳴尊、女綱には櫛稲田姫が宿るといわれています。
二神は三輪山麓に仲良く祭られていたが、洪水のため素盞鳴尊が江包(えっつみ)に、稲田姫は大西へ流されたという伝承が地元にあり、再び結ばせたのがこの祭りの始まりと言われています。
↓は春日神社にある男綱です。
大西の市杵島(いちきしま)神社境内に摂社御綱神社があり、女綱はここから運ばれてきます。
江包の素盞鳴尊神社に運ばれてきました。
↓は素盞鳴尊神社です。
本殿にはお供え物が置かれてあります。
市杵島神社から運ばれてきた女綱は素盞鳴尊神社の男綱を待っています。
↓は到着した女綱を取り付けているところです。
女綱の取り付け完了です。
あとは、男綱を待つばかりです。
でも、すぐに結婚式が始まるわけではないのです。
素盞鳴尊神社からの男綱は道中、成人式や泥相撲を観戦したりします。
ここの泥相撲は凄いです。
以前、『世界ふしぎ発見』という番組で、クイズになったそうです。
「日本一古い、相撲のあるお祭りはなんでしょう」というものです。
もちろん答はここのお綱祭りです。
さて、日本一古いお相撲と素盞鳴尊と櫛稲田姫の結婚式、うまく行ったでしょうか。
この続きは、次回ということで…。
良かったら見て下さいね。