優しい月古い古い傷痕が未だに疼いてる。傷が痛いんじゃ無いの。 心が痛いの。 「死んでしまえば良い」 そんな声が頭の中で鳴り響く。 何度傷付けてもやがて痕に変わる。 何度血と涙を流してもやがて乾く。 繰り返し・・・繰り返し・・・ でも最期の日までは我慢。 箱庭へ逝くにはまだ早過ぎる。 だからこんな虚しいことを延々と繰り返し其の日を待つ。 月に問う。 「生きるとは何か?死すとは何か?」 月は黙って見下ろすだけ。 私は「生きてる」のではなくて「生かされてる」 「死す」とは「身体が灰になる事」 もっと大事な事は自分の心の中にだけ置いておこう。 其の大事な事を想いながら 私は今も、消えない・・・癒えない傷と共に生きてる。 ジャンル別一覧
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