僕の歩く道-第4話
気になったのは古賀さん・・・自閉症について偏見の目でみられた経験があるみたいですね。それも身近の人が自閉症みたいですね。輝明は一人何もしない時間が続くと不安になることもわかりました。都古ちゃんと焼芋食べるときもベンチの枯葉は自分のところしか掃わない。輝明が焼芋買ってきた時も自分の分しか買ってこない。輝明のことを知らなければ、都古ちゃんのように笑顔で居られないかもしれない。都古ちゃんはすごく輝明のことを理解しているんだなと思ったシーンでした。輝明は妹がTVドラマを観て何故泣いているのか理解はしていない。一緒に観ていた場面が、男性が傘をさし、後ろから女性が泣きながら駆け寄ってくる。男性は優しく女性に傘を差し出す…。じぃっと観ている輝明。そしてある動物園のかえり、都古ちゃんとまた焼芋を食べながらベンチに座っていると、雨が降ってきた。輝明は黄色の傘をさした。雨に濡れながら都古ちゃんは別れを決めて泣いていた。その時今までした事のない行動を輝明がした。人に何かを渡すとか相手も分も掃除するとかしなかった輝明が都古ちゃんに傘を半分差し出した。きっと輝明は妹と観ていたドラマのとおりにしたのだと思う。雨が降っている、女性が泣いている、男は傘を差し出す。輝明は単純にそのとおりの事をしただけだった。でも、そのときの寂しくて切ない都古には、すごく暖かい行為だったに違いないと思う。あたしにはまだ輝明の理解はできないけれど、何故だかその場面では目頭が熱くなった。何の計算もない行動だから胸を打たれたのかもしれない。