怪獣との日々

園に迎えに行くと、園児が待っている部屋をこっそりのぞく。
まだ、拒食中だから、早上がりして迎えに行っているから、沢山の子供たちが遊んでいる。
なるべく、他の子供たちを刺激しないように、『怪獣』を連れ出そうと思ってのことだ。

．．．しかし、こっそりのぞくと、肝心の『怪獣』は、そっぽを向いてなにやらやっている。
他の子供が先に私に気づくのだ。
そして「『怪獣』ちゃ～ん、『怪獣』ちゃんのママがきたよ～！」
そうご丁寧に『怪獣』の肩をたたいて、私のほうを指差すのだ。
やっと気づいた『怪獣』は、「あっ！マっマだ～っ！！」と、持っていたおもちゃを投げ捨てて、出口の方にかけよってくる．．．．。

すごい、みんな、他の子のママの顔まで覚えてるんだ．．．。
とっても驚いた。