1日撮影
早朝、アーティストMario Trejoと連絡を取り合い、コスタネーラの自然保護地区へ.. 彼の新しいアルバムの写真撮影を担当することになりました。クリエィティブな撮影なので楽しかった。ついでに新しいチャランゴを持っていき、新しいアルバムに使用できるかもしれない題材を探しつつ、大自然をバックに撮影を行ってきました。今回は彼の指定する場所の選択が良かった。さすがアーティストだけあって直感にすぐれています。しかも彼の撮影してくれた写真が結構いいのです。音楽家&写真家は結構多いと聞いていますが、納得。有意義な一時、有意義なコラボレーションでした。彼との出会いはバラデーロ選抜。彼は創作歌い手部門、私はソリスト部門で優勝して共にバラデーロフェスティバルに出演。同期の桜のような感覚,,その後あらゆるフェスティバルで彼と擦れ違いました。この人は必ず世に出る..そんな確信があった。素晴らしい歌声と詩、ストイックな姿勢に共感、このアルバムで本格的にデビューとなるそうです。 夜は再び撮影。現在授業を受けている舞台写真の講義の実習で、ある芝居の本番直前の本公演に向けての通しリハーサルを劇場のどこからでも撮影してよい.. こんな機会は滅多にない!とばかり生徒は皆おおいに張り切っていました。歌あり、踊りあり,,とにかく本格的な芝居でした。Lisandro この芝居は30年代前半の政治家を描いたもので、内容は少し入り組んでいるのですが、とにかく振り付けが素晴らしかった。なんと..振り付けチェックの場所には大ファンの振付家Cecilia Eliasが座っている,, 彼女のお兄さんMiguel Angel Eliasが振り付けを担当、多分アシスタントで関わっているのでしょう。彼女の制作したコンテンポラリーダンスの舞台Tal ves Viento コチラで紹介しましたが、本当に面白かった。メールでのヤリトリをしたことがあるのですが、まさかこんなところで再会できるとは,,縁というものは巡り巡っているようです。ただ..終わってから挨拶は避けました。なんだか恥ずかしくて..今回の実習、どう考えても迷惑極まりない状況。静かな芝居で15人近くに及ぶ実習生がバチバチと撮影、カメラのシャッター音が響き渡る中での稽古は、きっとやりづらかったことでしょう。貴重な体験ではありましたが,,複雑な気持ちになりました。なんで一眼レフというものはコンナニ大きな音がするのだろう。舞台撮影用に音のしないカメラを制作してください,,とお願いしたい。実習生の中に困りもののオジサンがいます。理屈っぽくて質問癖がひどくて、周囲を気にかける感性を持ち合わせていない,, 今日も舞台にピッタリ張り付いていて彼の大きな頭が邪魔となり、多くの撮影の機会を失いました。なにはともあれ貴重な機会を下さったCarlos Furman先生に感謝。