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2006.07.11
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カテゴリ:スポーツ一般
子供の頃の、つらくせつなくも 今の自分を創った大切な思い出を傷つけられた・・・彼は自分と友人達の尊厳のために行為に出た・・・愛するサッカーでこのような侮辱を受けることが悲しかった。どんなに削られてもいい。同じように罵られたことは数知れないけれど・・・。
 
下馬評の良くなかった両チームが調子を上げて臨んだ決勝で、しかも、延長まで両者一歩も引かず戦っている好ゲームで、
 
「その『手』はやめてくれ!」
 
「マルセイユの路地裏を馬鹿にしないでくれ!あの子供達を侮辱しないでくれ!」
 
「オレガどんな思いでサッカーをやってきたのか知っているのか!」
 
彼は、サッカーの世界では良く使われる汚い手であることは充分わかっていた。そんな挑発にのるほど自分は幼くないはずだ。でも、幼い時代の友人と、今もマルセイユの路地裏でボールを蹴る子供達を侮辱されることは許さない。この決勝のこの延長のこの試合内容で「その手」を使うことはサッカーを侮辱することじゃないか・・・許されない・・・。
 
マルセイユの路地裏のサッカー魂にかけて・・・彼は、そんな思いで行動に出たのではないかと思います。

会社の親友の○○が発行してる長~いコラムの一部(それでも長い)から、ジダンに関する部分を紹介します。(サッカーとジダンに興味のある人に提供します。読むのに時間が必要です。ちょっと思い込み強いです。)
 
コラム 魂のフーリガンより・・・抜粋・・・
 
 
・・・・・"犯行映像"を見て最初に考えたのは、ジズーとマテラッティが何を口論していたの
かということである。ジズーはそのプレーと普段の控えめな正確で"いい人"と思わ
れているが、決して聖人君子ではない。アルジェリア移民として差別を受けたであろ
う貧しい少年時代には、当然ケンカも強かったはずだ。1998年大会でも相手を故意に
踏みつけ退場、しかも2試合出場停止という"重罰"を受けている。穏やかな顔の裏
に狂気が潜んでいても不思議ではない。しかし、今ジズーはフランス代表のキャプテ
ン・マークを付け、W杯の決勝を闘っていたのだ。しかも延長も後10分という所で勝
敗の決着もついていない。それでも暴力行為に至ったのには間違いなく特別な理由が
あったはずである。しかし、どんな理由があろうとも、暴力は暴力。退場は免れな
い。
 
ルーニーを一発退場にした勇気あるエリゾンド主審であったが、今回は経緯を見てい
なかったこともあり慎重だった。タッチラインまで出向きラインズマンと話し合った
末、パンツのポケットに手を入れながら、ジズーの元に走った。そしてジズーの前
で、おもむろに赤いカードをベルリンの夜空に掲げた。ジズーもどういう沙汰が下さ
れるかを予め理解していたはずだ。その証拠に、ジズーは場内いっぱいのブーイング
の中、何の驚きも抵抗も見せずにピッチを後にする。頭突きを決行したときの険しい
顔ではなく、いつもの穏やかな顔で。ゆっくりと、大股に。仲間達を残して、たった
一人で。"ジズーと仲間達の旅"はたった今、終わった。そしてタッチラインを超え
て、ロッカールームに消えるまでのわずかの間、仲間がいた旅は"一人旅"に戻っ
た。そして最後は一人で、その旅を終えたのである。
 
事件の真相は後に明らかになるであろう。ジズーが語らなくとも、マスコミはマテ
ラッティから事情を聴取するじはずだ。どんな事情があっても、ジズーは弁解はしな
いだろう。そしてその旅の終わり方にも納得しているだろう。何故なら、既に彼は、
彼自身の旅の目的を達成していたからである。
 
思えば決勝トーナメント進出は愛する仲間達がくれた贈り物だった。一人で背負った
重荷から開放されたジズーは、そこから"仲間と一緒の旅"を楽しみ始めた。事実、
快進撃を続ける中でジズーは「サッカーが楽しくて仕方がない」と語っている。つま
り、ジズーは気づいたのだ。多くの仲間達、友人達のおかげで、W杯を手にすること
よりも、もっと重要なことに。それは「サッカーの楽しさ」。子供の頃にマルセイユ
の路地裏でボールを追っていた頃の「楽しさ」。一度は見失ったその"宝物"を現役
生活の最後に再び手にすることが出来たのである。後悔などあろうはずがない。
 
「サッカーは楽しい」、「ボールは友達」。キャプテン翼でも翼が苦しい時には、い
つもこの真実が翼を救ってくれた。笑ってはいけない。これはサッカーの真実ななお
だ。サッカーの試合を英語では"GAME"という。即ち闘いは真剣な"遊び"なの
だ。ジダンは7試合目の延長戦で、ユーベ時代の最高の遊び相手であったデル・ピエ
ロとやっと遊ぶことが出来た。もう、何も心残りはなかったのではないだろうか。
 
タッチラインを跨ぎ、ロッカールームに向かう途中に、この試合の最終目的である黄
金のトロフィーが飾られていた。当然目には入っただろう。しかし、ジズーは歩幅を
変えるでもなく、一瞥するでもなく、その横を静かに通り過ぎた。通り過ぎた後に階
段を下りるジズー。背番号10がトロフィーの横で、徐々に沈んで行く。その光景は寂
しくはあったが、彼の背中には何の未練も感じることはなかった。私は思い出した。
そう言えば、彼は8年前にもうその"おもちゃ"を取るゲームは十分に楽しんでい
たっけ。
 
マテラッティへの頭突きの理由も、きっと、マテラッティがちょっとだけ、ジズーが
楽しんでいた"遊び"の邪魔をしただけなのだろう。私にはそんな気がする。ジズー
の旅の最後の目的はサッカーを"楽しむ"ことだったのだから・・・
 
魂のフーリガン





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最終更新日  2006.07.11 14:31:04
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