ヒデの涙!
オシム監督には、ワールドカップの試合前に、コンピューターゲームで遊んでいる選手を鍛え直してて欲しいと思います。ヒデの涙には、そんなことへの思いもあったと聞きます・・・。「リラックスするため・・・」という説明をするでしょうが、4年一度、地区予選を勝ち上がって選ばれたチームによる最高のサッカーをするための機会を前にしての心構えとして、自分達の置かれているポジションを考えれば尚更ですが、そもそもサッカーに対する尊敬があれば、準備の仕方は違ってくるでしょう。これから始まる試合に自分のベストパフォーマンスを発揮するためにはどうしたらいいか、静かに考え、確認し、気持を奮い立たすというものであろう。音楽家も同じだ。どんな巨匠であっても、音楽に対する尊敬が深ければ深いほどステージに立つのが怖い。というものだそうである。ピッチに出る選手の顔は一応に緊張して不自然である。(笑顔の選手もいるが、引きつった笑顔だ。決勝トーナメント進出を決めたあとの日本戦のブラジルだって、百戦錬磨のロナウド、ロナウジーニョも笑顔であったが、どこか不自然であったし、控えから先発に回ったメンバーは完全に引きつっていた)普通、控え室からあそこに出るまでに相当の覚悟をしてきたつもりでも、まだ落ちつかない。ピッチに上がって、芝に手をついて神に祈って初めて落ち着くというものであろう。 そんな試合に臨むにあたって、コンピューターゲームはないだろう。自分の力を100%出すために考え、思いを馳せることは沢山あるだろう。ゲームの終盤に疲れて足が止まるとはどういうことか?サッカーに対する尊敬はないのか?そんな奴にジャパンのユニホームは着てもらわなくていい。オシムになれば、当然そんな奴は選ばれない!私は、闘将ドウンガに鍛えてもらいたかったが!