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ちょっと前から問題になっているIdentity Thief。
日本でも「おれおれ詐欺」で被害を受けてる人が多いように、 人を騙してお金を巻き上げようっていう人は世の中にはたくさんいる。 実は、1週間ほど前に、うちに怪しい電話がかかってきた。 だんな宛てだったのだけど、だんなはまだ仕事から帰って来てなかったから まだ主人は仕事から帰って来てませんって言ったのね。 そうしたら電話の相手、 「あなた、○○さん(だんなの名前)の奥さんですか?」 ってきいてきた。そうですって答えたら、 「僕、●●マネージメントソルーションのマイクというんだけど、 君のご主人、99年からクレジットカードの支払いが滞っていて 合計額が1500ドルになってるんだけど、どんな風に支払うかい?」 と一気にまくし立ててきた。 私は「この人、何言ってんだ?!」と思い、 「あなた、どこの会社の人?うちの主人が持っているのは☆☆のカードだけよ」 と返答したら、 「いやいや、そんなはずはない。僕はご主人のミドルイニシャル、 ソーシャルセキュリティなど、全部情報を持っているんだから。 ご主人に聞いてみれば分かるはずだよ。で、今支払いの件を解決したいのなら 1500ドルのところを800ドルにしてあげるよ」 なんて事を言ってきた。ますます怪しい!!! 「わたしの主人がどこのクレジットカードを使っているかとか、借金があるかとか、 全部私は把握してるけど、あんたの会社の名前なんて聞いたことがないわ」 と言ったら、マイクというやつは、自分の会社は★★バンクから集金を 頼まれた、と言った。★★バンクは内部で集金を試みたけど、集金できなかったから 僕の会社に集金業務を委託してきたんだ、と言うじゃないの。 「★★バンクってのも今まで一度も聞いた事がないわ。99年からって、 うちには★★バンクからの請求書なんて一度も届いてないし、 うちは今の住所に1年ほど前に引っ越してきて、だんなはどこにも住所変更を 出してないのに(全部私がやったから)あんた達はどうやってうちの連絡先を 知ったわけ?!」 ときくと、彼らには情報を集めるルートがあるという。 それでも、全くマイクを信用できない私。 うちのだんなって、カードを作ったり、ローンを組む時は必ず私に聞いてから やる人だって分かってるし、マイクの1500ドル→800ドルディスカウントが 異様に怪しい・・・。 「あんたが絶対にうちの主人が★★バンクのクレジットカードの支払いがあるって 言うんだったら、明細を詳しく言ってみてちょーだいよ」 とマイクに言うと、 「いやー、それはコンフィデンシャルだから教えられない」 っていうじゃーないの。 「じゃ、★★バンクの電話番号を教えてよ。私が直接電話して聞くから」 というと、電話番号は知らないという。そして、 「★★バンクの電話番号が分かって電話をかけても、99年からの事だし 向こうもすでに情報を破棄してるだろう」 なんてふざけた事を言う。だんだん、頭に着た私。 サンディエゴでやっていたお仕事で、NE(NYやPA方面)のうちの会社の セールスマンとかなりやりあっていた私。口喧嘩じゃないけど、 セールスマンって自分は忙しいから君これやっといて、みたいな所があって、 こっちも強く言わないと仕事が成り立たなかったのよね。でも逆に セールスマンとの信頼関係ができて、楽しくお仕事してたんだ。 だから、口では負けない私。いくら相手が強く出ようと、くじけません。 なめんじゃーないわよ~っ!!! 「それじゃ、あんたが言うには、★★バンクもあんたの会社もうちに関する質問に 何にも答えられないって言うのね?そんなの、支払いを請求されている 私たちにとっておかしい事だと思わないの??」 とかなり強い口調で言うと、マイクは 「とにかく、ご主人が帰ってきたらこの電話番号に電話するように言ってくれ」 と800ナンバーを言われたの。 夕方、だんなが仕事から帰って来て、その電話の件を話すとやはり知らないという。 だんなはすぐにマイクに電話をした。 電話の横で会話を聞いていると、だんながうちの電話番号を言った後、 「いいや、僕のミドルイニシャルは”J"じゃないよ」 と言った。どうもマイクはだんなの正しいミドルイニシャルを持ってなかったらしい。 更にだんな、 「僕のソーシャルセキュリティはその番号じゃない」 と、ソーシャルセキュリティも間違っている。 すると、どうもマイクはだんなに確認のため、とそれらのだんなの情報を だんなに聞いた様子。 「君が持ってない僕の情報をどうして僕が君に言わないといけないんだ」 マイクはしきりにVerifyのため、と繰り返していたらしいけど、そんなの だんなが言うわけがない。 まるで押し問答のような会話の後、だんなは電話を切った。 「向こうの間違いだって。そんなの当たり前だ」 だんなは怒ってはいなかったけど、マイクのしつこさに呆れた様子だった。 「ねえ、どうしてうちの電話番号を言ってたの?」 と聞くと、 「マイクが『今僕がかけたこの電話番号は何だい?』って聞いてきたんだ。 確認のためって」 だそう。うちに電話かけてきたくせに、うちの電話番号も知らなかったとは まるでうちにランダムに電話をかけてきたの?って言いたくなっちゃうわよ。 全く、ふざけてるったらありゃーしない。 だんな、うちの電話番号なんて言う必要なかったのにねー。 するとだんな「あっ!」と声を出して、 「もしかして、これって今よくあってるIdentity Thiefだったのかな?」 と考え始めた。なかには、うちの私やうちのだんなと違って気のいい人、 気の弱い人がいて、向こうからVerifyと言われて、自分の情報を相手から 聞かれるままに言っちゃったりするのかも。 今回、私たち夫婦は身を持って体験させていただきました。 絶対に相手が持ってない自分の情報を自分から言っちゃーだめ。 まず相手に言わせましょう。そして相手が何も持ってないのが分かったら あくまで強気で! みなさん、こういうわけの分からない電話には充分注意してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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