Ｍａｒｌａのオイシイ生活

腰のMRIを保険会社から承諾してもらうために、１週間に３回PTに通っていたのだけど

それが今週でやっと終わった。正確にいうと、終わったのは月曜日。

先週までリシェルという若い女の人が私のセラピストだったのだけど、

彼女は先週一杯でそこを辞め、別の施設に行ってしまったの。

最後のPTで新しい人なんて嫌だなぁ・・・と思いつつ、月曜日の仕事の帰りにPTへ。

新しい人は多分５０歳以上と思われる男の人で、ますます嫌だなぁって

思ったものの、仕方がないので、助手のエリカにまずはいつものように

電気マッサージをしてもらったんだ。

マッサージが終わって、ストレッチをやっていると、そのおっちゃんが

私のところにやってきた。

「もうどれくらい腰が痛いの？」

と聞かれ、

「１６歳の時からです」

と答えると、おっちゃんはびっくりした様子。そして、

「仰向けに横になりなさい」

と言ったので、私は言われるままに横になった。硬いベッドの上で足を立てずに

真っ直ぐ横になるのは私の腰にはちょっと辛かったよ。

おっちゃんは私の両足首を掴んで、足首の辺りを見ながらブツブツ何か言っている。

１分くらいそうしてたかな？おっちゃんはくるっと後ろに振り返り、

もう一人のエイミーというPT（彼女は新人さんではない）を呼んで何か言った。

するとエイミーはちょっと興奮したように、

「え？ホント？！」

と言いながら私のところにやってきて、おっちゃんがやったのと同じように

私の両足首を掴んで足首の辺りを見ながらブツブツ・・・・・。

私はちょっとパニック状態よ～。一体何が起こっているの？！

約１分後、エイミーはおっちゃんに向かって、

「本当だわ～。あなたがクラスで話していたのは覚えてるけど、初めて見たわ」

って言ったの。どうもおっちゃんは学校で教えるくらい知識がある人らしい。

不安そうな私の顔つきに気がついたのか、おっちゃんが私に

何が起こっているのか説明してくれたの。

人間の体は３０秒毎にシフトするらしい。知らなかったよ。

で、普通の人は縦（上下）にシフトするのだけど、私は横（左右）に

シフトしているんだって。だから背中などに負担がかかるんだそう。

それが足首を見て分かるってのも不思議だけど、人間の体って面白いよね。

そしておっちゃんは私に、

「じゃ、縦にシフトするように治しましょう」

って言うじゃん。え、そんな簡単に治るの？！

不信気な私をまた仰向けに横に寝かせて、おっちゃんは私のちょうど尾てい骨の

辺りに手を置いて、キューッとある部分を押し上げ始めた。

あいたたたたたたっ！！！！

そこは私が常々痛いと思っているところ。おっちゃんが押してて痛いの何の！

３０秒後、おっちゃんは手を緩め、その３０秒後、再び痛いところを押し始めた。

おっちゃんは私のお尻の下から手を引いて、

「はい、治りました」

だって。うっそだ～！と半信半疑でベッドの上で起き上がった私。

あれ？すんなり座れるぞ？！

いつもは腰が痛くない姿勢を見つけないと座れないのに、すぐに普通に座っていたの。

これには私もびっくりよ～！なんで？なんで？！おっちゃんは更に

「夜寝てる時に腰が痛むんじゃないの？」

と聞いてきたので、全くその通りで、夜腰が痛くて目が覚めると言ったら

「寝てる間は筋肉を使わないから腰が痛くなるのはおかしいんだよ。

もうこれからは痛くないはず」

って言うじゃん。すごいぞ、おっちゃん！と思っていると、エイミーが

おっちゃんに助手のエリカの事を話し始めた。

彼女は３年前に交通事故にあって、MRIで背中にすごい損傷を受けてるのが

判ったけど、誰も彼女の体が怖くて（もっとひどくするのが）触れないんだそう。

おっちゃんはすぐエリカをベッドに寝かせて、私にやったように

足首を掴んだり、腰の骨を見たりしていたのね。そして、暫くチェックしたあと、

「エリカは右と左の足の長さが違うから、体の左右が無理やり高さを調節しようとして

ずっと痛いし、なかなか治らないんだよ」

って言ったもので、エリカはガーンとショックを受けた様子。

「私って奇形なの～？！」

エイミーがすぐやってきてエリカの体をチェックすると、確かに足の長さが違うらしい。

「本当だ～。足の長さが違うなんて、思いもしなかったわ」

とエイミーは感心しきり。おっちゃんはエリカに、

「左右の足の長さが違う人なんて世の中にはたくさんいるし、

君は少し違うだけなんだから、右足（短い方の足）の靴の中にパッドを入れれば

いいだけなんだし、大したことないじゃないか。とりあえずパッドを買って

１週間様子を見て、それからまた体のチェックをしよう」

って言ってたよ。おっちゃん、すげー、すげー、すげーっ！！

私はもっとおっちゃんに診て欲しかったのだけど、１２回のPT通いで

毎回２０ドル支払いで、すでに２４０ドル使ってしまっていたので、

とりあえずMRIをやってもらって、腰痛の原因（もし他にあれば）や現在の状況など

調べてもらって、それからおっちゃんにまた診てもらおうと思ったの。

そしてその晩、いつもの様にベッドに横になって寝たの。翌朝・・・。

腰痛で目が覚めなかったのだよー！

こんなの何年ぶりだろう。朝起きたとき、私がいかにハッピーだったか、

みなさん、解って頂けるだろうか！！！！！

これで腰痛とはおさらば！

・・・と思っていたのだけど、やっぱり一度の治療では治らないのか、

治ったけど、まだ体が左右にシフトし始めたのか、少しずつ腰痛が

戻ってきているような気がするのよね。おっちゃんのマジックハンドが必要だわ。

リシェルには悪いけど、彼女がもっと早く辞めていてくれれば、おっちゃんに

早く出会えたのに、と思わずにはいられないよ。

とはいえ、今まで誰も私の腰痛の原因が判らなかったから、どうすることも

できなかったのだけど、何となく光が射してきたような感じだわ。

今週は仕事が残業ばかりで忙しくてドクターに電話ができなかったけど、

来週の月曜日に早速ドクターに電話してMRIの許可を保険会社からもらって

MRIをやってもらう予定なんだ。おっちゃん、それまでどこにも行かないでね～！！



そうだ、２月２日は私の３○才の誕生日でした。お祝いの言葉、

どうもありがとうございました♪その日はだんなとイタリアンレストランへ

行ったのだけど、最近胃袋が小さくなっていってる傾向にある私。

この私が、前菜のカラマリを食べた後、メインのパスタが来る前に

満腹になってしまったのよっ！頑張ったけど、苦しい、もう食えない、と

言うところまで食べたはずの私のパスタは、

「あんた、まだ食べてないんじゃないの？」

といわれそうなくらい、全くと言っていいほど減ってなかったの。

もちろん、残ったパスタは持って帰ったけど、そのパスタは私の

２回分のランチになりました。すんごい美味しいパスタだったから

２回も余分に食べれたのは良かったけど、自分の胃袋の縮小様にちょっとビビッた。

だってこのままじゃ、日本に帰ってもたらふく食えない～！

今までは仕事中にちょこちょこお菓子等をつまんでいたのが、

電話が切れずにかかってくるため、何かをつまむってのが難しくって

間食がなくなった事が原因ではないかと思われるの。

それに早く寝ないといけないから、自然に夕食の時間も繰り上がって

別にダイエットをしているわけでもないのに、太っていたはずがいつの間にか

通常の体重に戻っていたのよ。いや～、恐るべき間食の力！

この調子で、来月日本に帰るまで痩せ続けてくれれば、日本に帰って

大食いしても元の体重に戻るだけ。（トモりん。さんの日本帰国前の計画と

よく似ているような気がする・・・）

だんなもグランドキャニオン・ハイキングに向けて痩せようとしているし、

夫婦でちょっと頑張るとするか～！