183090 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Favorite Blog

交代しながら休憩 New! つれりんさん

ドキュメンタリ:Goi… ピカルディの三度THさん

シャンソン・フラン… TanakaTomokoさん

いつも心に太陽を! たまぴこ0608さん
本読みのひとりごと biscuit5750さん
きれいなものはみん… バーソロミューさん
August 31, 2006
XML
カテゴリ:楽しむは音

昨日、仕事で聴けなかったFMを、今朝の再放送で録音しました。
プロコフィエフの「ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.19」は、わたくしが、ブラームスの
ものと並んでこよなく愛するコンチェルトでございます。ソロを弾くのはユリア・フィッシャー。
共演はロシア・ナショナル管弦楽団、指揮はヤコフ・クライツベルク。
このCD。以前、何度か調べましたが、どうも日本では入手が難しいようです。
今日録音できてよかった!
フィッシャーは持ち前の歌心を発揮し、プロコの難曲を、独自の解釈で悠々と弾きます。
「あ、ここはレガート!他の演奏家はしないのに・・」という思わぬ発見もあります。
第2楽章のスケルツォの輝かしいこと!ヴェンゲーロフはここを、枯れた音色で淡々と
聴かせますが、フィッシャーは余韻を引く音運びでこなしてゆきます。重音のグリッサンドも
女性の手とは思えないほど上手い!
第3楽章、よく聴くと、様々なヴィブラートを使い分けている彼女。
確かな技術に裏打ちされた、余裕の演奏を、最後まで楽しむことができました。

フィッシャーは、3年前に来日した時、素晴らしいブラームスのコンチェルトを披露しました。
その演奏に感動したわたくしは、その1年後のソロリサイタルに、1麻呂と出かけました。
東京でのリサイタルに出かけた友人は「1曲終わるごとにピアニストと抱擁しあって、
見ているこちらが恥ずかしかったわ」と言いましたが、さすがに田舎ではそのようなことは
なく、演奏に集中できました。
シューベルトのデュオは、夢見る少女のような印象を受ける演奏、シューマンの2番の
ソナタでは打って変わって抜き差しならない心情を歌い上げ、思わず涙が出たわたくし。
曲の特徴をまっすぐに出せるヴァイオリニストだと思いました。
彼女は、実はピアノも賞を取っているほどの腕前。こちらも、機会があれば披露したいと
語っていました。
次回の来日に実現するとうれしいですね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 1, 2006 03:41:11 PM
[楽しむは音] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X