La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

2006/10/17(火)23:26

ラン・ランのリサイタル・・行けなかった!

楽しむは音(136)

穏やかな秋晴れの日の昼休み。ある夫婦の、電話での会話。 妻:「あのー、今日、ラン・ランのリサイタルがある日で、急に行きたくなっちゃったんですけど・・」 夫:「ラン・ラン・・?誰だっけ。」 妻:「パンダじゃないわよ。ピアニスト。」(←ウケ狙いではなく、本当の会話。その年代なのです。) 夫:「どこに来るの?」 妻:「松本。」 夫:「松本~~?何時から?」 妻:「・・・7時。」 夫:「誰と行くの?」 妻:「1麻呂が行くって言えば一緒に連れて行くけれど・・。」 夫:「2麻呂は?」 妻:「・・・実家に・・。」 夫:「そんなの、無理に決まっているでしょ。どうせ終わるのは9時くらいでしょ、家に帰ってきたら    何時になると思うの?平日で明日は学校のある日なんだから。」 妻:「・・わかりました。あきらめます。・・滅多に聴ける人じゃないのに!」 近くて近い国、韓国。近くて遠い国、北朝鮮。この比較、はじめの「近くて」は、物理的な距離を 表し、次の「近い」(あるいは「遠い」)は、心理的な距離を表しています。言うまでもなく。 では、中国は?これは、人によって感じ方が違うかもしれませんね。 今日は、その近くて○い国、中国から、当代きっての実力派ピアニスト、ラン・ランが、わたくしに とってはこれ以上ないくらい近くに(東京へ行くよりは・・という意味で)やってくるのでございます。 でも・・、でも、ご覧いただいたとおり、却下になってしまいました。ぐすん。 最後の「滅多に聴ける人じゃないのに!」は、ほとんど捨てゼリフでございました。 ショパンの3番のソナタ、彼のピアノで聴きたかった・・。 ラン・ランは、遠くて遠い人でした、やっぱり。(当日言うからいけないんだ、キミは。)

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