2006/10/17(火)23:26
ラン・ランのリサイタル・・行けなかった!
穏やかな秋晴れの日の昼休み。ある夫婦の、電話での会話。
妻:「あのー、今日、ラン・ランのリサイタルがある日で、急に行きたくなっちゃったんですけど・・」
夫:「ラン・ラン・・?誰だっけ。」
妻:「パンダじゃないわよ。ピアニスト。」(←ウケ狙いではなく、本当の会話。その年代なのです。)
夫:「どこに来るの?」
妻:「松本。」
夫:「松本~~?何時から?」
妻:「・・・7時。」
夫:「誰と行くの?」
妻:「1麻呂が行くって言えば一緒に連れて行くけれど・・。」
夫:「2麻呂は?」
妻:「・・・実家に・・。」
夫:「そんなの、無理に決まっているでしょ。どうせ終わるのは9時くらいでしょ、家に帰ってきたら
何時になると思うの?平日で明日は学校のある日なんだから。」
妻:「・・わかりました。あきらめます。・・滅多に聴ける人じゃないのに!」
近くて近い国、韓国。近くて遠い国、北朝鮮。この比較、はじめの「近くて」は、物理的な距離を
表し、次の「近い」(あるいは「遠い」)は、心理的な距離を表しています。言うまでもなく。
では、中国は?これは、人によって感じ方が違うかもしれませんね。
今日は、その近くて○い国、中国から、当代きっての実力派ピアニスト、ラン・ランが、わたくしに
とってはこれ以上ないくらい近くに(東京へ行くよりは・・という意味で)やってくるのでございます。
でも・・、でも、ご覧いただいたとおり、却下になってしまいました。ぐすん。
最後の「滅多に聴ける人じゃないのに!」は、ほとんど捨てゼリフでございました。
ショパンの3番のソナタ、彼のピアノで聴きたかった・・。
ラン・ランは、遠くて遠い人でした、やっぱり。(当日言うからいけないんだ、キミは。)