大の字で深呼吸

高校最後、娘の夏休みが始まりました。
先日の三者懇談で号泣した娘・・・。
夏休みまでの一週間、進路指導室に入り浸り
自分らしい道を模索しました。
家でも考え込む事が多かったのですが、あえて助言や叱咤せず
静観していた私・・・。
娘が何を言い出そうと、取り乱したりせず
じっくり聞く覚悟と準備をしました。

昨日、瞳をキラキラさせて元気に帰宅した娘。
それまでの覇気がなく、沈んだ顔の娘とは明らかに違いました。

「ママ、ちょっと来て。話があるから。」

（待ってたんだよ～。ずぅっと待ってたんだから～。）

娘が持って帰ったのは、近く（電車で４０分）の
理美容専門学校のパンフレットでした。
娘は美容院でアシスタントをしながら、通信課程で資格を取得する
自分らしい道を見つけてきました。

「アシスタントだし、給料少ないから、自分でご飯は食べられないけど・・・。
それに通信って言っても、お金掛かっちゃうけど・・・いい？」
と、キラキラした笑顔の娘に

「いいよ。でも３年掛かるし、働きながら勉強するって
お前が思うより、キツイよ。頑張れる？」
と、うれし涙を必死にこらえて聞きました。

「３年間は喰らいついてでも頑張るから！」

私は、娘のこの言葉が聞きたかったんだ・・・。

きっと頑固で一途でまっすぐな娘は、３年間意地でも頑張ると思います。
そうは言っても、まだまだクリアしなければならない事が・・・。
アシスタントとして娘を雇って下さる美容院探しです。
もちろん学校でも探してくれますが
娘は自分で見つけたい様です。
自分が３年間お世話になる職場は、慎重に選びたいと考えています。
これさえクリア出来れば、専門学校の通信課程の方は
進路指導の先生から、お墨付きを頂きました。

最初に描いた未来予想図とは少し方向転換したけど
これも十分、アナタらしいよ。
将来、アナタが美容師さんになるのか分からないけど
知識や資格、何よりも目標に向かって努力する経験は
アナタの力や自信になるんだから・・・。
私もアナタの練習台になる覚悟が出来ました。
恐いけど・・・ちょっと嬉しいな。