家を買う必要はない (続き)
前回は無理をしてまで家を買う必要はないという記事を書きました。前回の続きを書いていきます。よろしければ前回の記事も合わせて読んでみてください。大前提としてまだ家を買っていない、そして買うかどうか迷っている人向けに書いています。住宅の購入をすべて否定しているわけではありません。あくまでも貯蓄も少なく収入もそれほど高くないのに無理をして新築一戸建てなどを買うのは止めた方がいいという話です。家をほしいと思わされているこのことに気付いているでしょうか?周りの人も買っているから、周りの人に勧められたから、だから自分も買いたい。それは周りの人もほしいと思わされているからです。テレビCMやドラマなどで家族の団らんを見ているとうらやましくなります。新聞の折り込みチラシに家の間取りやローンの返済プランなどが書かれているとつい見てしまいます。しかしこれはすべて企業やメディアなどが家がほしくなるように誘導しているのです。家だけではありません。車もビールも保険も繰り返しテレビCMなどを見ているうちに「ほしい」「必要だ」などと思わされてしまうのです。これらは厳密なマーケティング戦略によりそうさせられており、自分でも気付かないうちに何となくそう思ってしまうのです。極端に言えば軽い洗脳です。もう一度考えてみよう冷静に考えてみてください。年齢によっては定年後もローンを払い続けるほどの価値がありますか?金利だけで何百万も払うことになり、インフレなどで金利が上がれば更に金額が上がります。しかも新築は本来の金額にかなり上乗せされて販売されます。儲かるのは住宅販売会社や金融機関です。その人たちのために働き続ける必要はないと思います。ではどうするか?さんざん新築は必要ないと言っていますが、個人的には賃貸や中古物件で十分だと思います。古い家を格安で買い最低限のリフォームをすればいいと思います。賃貸で構わないという人は賃貸でいいと思います。賃貸は賃貸でメリットもあります。地震や台風に怯えることもないですし、いつでも引っ越せます。永く住んだら家賃の値下げ交渉も可能です。という訳で住宅に関する価値観の話しをしましたが皆さんはいかがでしょうか?幸せになると思って新築一戸建てを購入したら逆に貧しくなってしまい、それに気付いていない人がいるのでこのテーマで考えてみました。住宅を購入する際は良く考えてからにしてください。