[読書からの学び]の記事一覧 | 銀座マリー、『自立を目指す』の巻

藤田晋社長の人生を決定づけた本とは？

　先週発売の日経ビジネスAssocieを読んでいると、あるコーナーを発見。　それは、ロングインタビューのコーナーで、サイバーエージェント社長の藤田晋氏が登場していた。　その記事の中で、私個人的に「つながった！」と思ったエピソードがあった。　起業家を目指すきっかけは、１冊の本との出合い。　その本とは、『ビジョナリー・カンパニー』。　　この本が彼の人生を決定づけたそうだ。　私は、最近この本を読んで（藤田氏は10年前だが）、私にとって起業バイブルのような存在になった。　『ビジョナリー・カンパニー』では、　・基本理念を見つけだすこと。　・その理念を維持し、進歩を促すこと。　・一貫性を追求すること。　の大切さを、時代を越えて生存し続ける企業１８社をもとに書かれている。　　藤田氏にとって、会社自体が究極の芸術作品なのだそうだ。　最後に、将来への夢は？と聞かれて（以下は、インタビューの抜粋）、　まずは２００８年に売上高１０００兆円達成ですね。　将来的には、売上高で２ケタ兆円、従業員数で２ケタ万人。　グローバルに事業を展開していて、人々の生活や社会に深い影響を与えていく。　そんなビジョナリーカンパニーを作り上げたいと思っています。　とのお答え。　よし！私もビジョナリーカンパニーを作りたい！！←恐れ知らずな私。　会社の基本的な価値観を書くぞ！　将来的には、基本理念に基づいた素敵な組織を作るぞ！頑張ろう、お～！　「明日にはどうすれば、今日よりうまくできるのか」を常に考え、行動しよう♪

★◇★　原点に戻ってみると　◆☆◆

　最近、事業のコア部分を考えながら、もがく事が多くなった。　　　私の頭の中にあるものを、紙に書きだし、まとめる。　人に理解してもらえるように、伝える。　この二つの作業は、今の私にとって、なかなか難しい。　煮詰まってくると、なぜ私はこの事業をやりたいのか？　なぜ私は”Aging”に興味をもち、仕事にしようと思ったのか？　と考えてみる。　一つは、ある本との出会い。　この本を読んで「Ageism」について真剣に深く考えるようになった。　その本とは、「As We Are Now」（May Sarton著）。　７０年代のアメリカで、元女性教師が老人ホームに入り、「年をとること＝すべてをあきらめること」だと感じ始める。ラストは、人間としての尊厳を認められないことに絶望し、老人ホームに火を放ち、自らも自殺するという内容。　読み終えると、「一体、人間の尊厳とは何だろうか？」と自問自答を始めた。　”Aging”に対して、初めてネガティブなイメージを抱いた。　と同時に、”Aging”に興味を抱くきっかけとなった。　その後、多くの先輩達と出会い、”Aging”に対する私の考え方は、ポジティブな考え方に転換した。　そして、今はどうか？　「Aging＝人間として成長していくこと・更に美しくなること」という言葉になるように、私も事業を通じて貢献し、一緒に成長したいと思う。　悩み始めた時は、原点に戻って考えてみるのも悪くないと思う。

★◆　論理療法による３分間セラピー　考え方しだいで、悩みが消える★◆

　『あなたが幸せになる。成功する方法』をカウンセリングの論理療法の視点から書かれた本です。３分間のセラピーにより。　「ならば、カウンセリングを学んでいる人たちが対象でしょう？！」と思われていませんか？いいえ、自分の悩みを解決したい！と強く願っている方ならどなたでもOKなのです。　例えば、１日２４時間では足りない！いつも時間に追われている感じがしている人。結婚生活又は恋人との関係が最近ギクシャクしてきて、何とかしたい！と思っている人。何としてでも痩せたい！と強く思っているのに、全然成果の見えない人。お金のことがいつも頭から離れない人。神田昌典氏のエモーショナル・マーケティングに興味はあるのに、なかなか実行に移せない人（私？！）。もちろん、うつ状態・パニック症状に悩まされている人も。　１４章あるので「これ！これ！これが私の解決したい問題よ！」というカテゴリーが見つかることでしょう。　最初に、あなたが悩んでいる問題を現実的な問題とそれに伴う感情的な問題に分けて考えることから始めます。その感情面の問題を分析して実践することにより、自分の考え方・行動を自分自身でコントロールすることができるのです。　その結果、「あなたがあなたを幸せにする。成功させる」ことができるのです。　だから、あなたを幸せにする魔法の３分間セラピー♪　ちなみに、アメリカの人たちの症例を用いているので（翻訳だから当然ですけど）、ある意味おもしろいですよ。どんな意味で？それは本を読んでのお楽しみです。文化の差を感じながら、それも楽しんでください。　最後に、この本を監訳された方は、論理療法の講師でありかつ日本産業カウンセラー協会認定実技指導者でもある城戸先生です。私の恩師でもあります。　おしまい。　