カテゴリ:太陽熱温水器
太陽熱温水器を導入して3か月経ちました。
7月の灯油使用量は7.42リットル 8月は2.79リットルでした。 梅雨が長く7月は太陽が恋しかったですが、それでもそこそこ温度が上がり、この程度の使用量で済みました。 梅雨があけた後の8月は晴天高温の日が多く、80℃オーバー、使用量が100ml未満の日が多かったです。 でもここで疑問が浮かぶ方が多いのではないでしょうか? 80℃以上のお湯が200リットルある日は、灯油使用量は0になるのではないか? 原理上はそうなのですが、 我が家では、使い勝手を考えて太陽熱温水器を給湯器に接続している関係で、かなりの温度のお湯が屋根の上にあっても完全に0にはならないようです。 屋根に載っている温水器から給湯器までは10m程度の配管があります。途中地下を通っていますので、温水器の水温が高くても給湯器に近い配管の部分の温度が給湯器のリモコンの温度より低い時、数秒燃焼するようです。 また、給湯器はいきなり80℃を超えるお湯が入水するように設計されていませんので、スカイブレンダーという機械が温水器と給 器の間に接続されています。 給湯器のリモコンの設定温度よりも温水器の温度が高ければ水を混ぜてその温度にして出湯してくれ、低ければそのまま給湯器に入水し、給湯器で加温されて出てきます。 今までの自動お湯、追い焚きつきのガス給湯器の使い勝手と変わらずに大幅に給湯にかかるエネルギーを節約できています。 前置きが長くなりましたが、今回のテーマのスカイブレンダーかミキシングバルブか?です。 太陽熱温水器を給湯器に接続しようとした場合、スカイブレンダーかミキシングバルブいずれかを間に噛ませますが、ミキシングバルブを選択される方が多いようです。設置業者の方も基本的にミキシングバルブを勧めてくださいます。 今回の記事の答えですが、私は使い勝手と温水器のお湯を有効に使って灯油燃焼量点から、スカイブレンダーをオススメします。 (ちなみにスカイブレンダーはノーリツの商品です。給湯器と接続して制御しますのでノーリツの給湯器のみ対応。給湯器メーカーが長府ならソーラー接続ユニット、リンナイならソーラーカー対応ユニットという商品がほぼ同じものです。温水器側はメーカー問わず接続できます。) 私は最初の検討がノーリツの太陽熱温水器だったため、カタログでスカイブレンダーを知り、設置するなら必ず使おうと考えていました。 もう1つの方法のミキシングバルブというものは、役割としてはスカイブレンダーと似ていますが電子制御ではないものです。バルブのダイヤルで温度を合わせると温水器からのお湯がその温度より高かった場合に水をまぜ、をその温度にして給湯器に入水します。 ミキシングバルブは風呂の温度を基準にだいたい38℃くらいに合わせて使用されている方が多いようです。 スカイブレンダーよりも価格が安く、消費電力も0なのはメリットと言えると思います。 しかし、細かな使い勝手はやはりスカイブレンダーが良いかと思います。 38℃なら夏の風呂場でもちょうどいいし何が問題なのかというところですが、私の場合は下記を想定してスカイブレンダーにメリットを感じました。 1.台所に38℃は要らない 2.暑い日のシャワーは35℃とか37℃でもいい日もある 3.自分と妻と子供で風呂の適温が違う まず1ですが、洗い物をお湯でしたいとき、春から夏にかけては使っても32℃で十分かなと思います。冬でも手が凍えない程度でありがたいものです。 2は本当に真夏の昼などは水でもいい日もあるくらいです。 3は毎日入る風呂のお湯はり温度やシャワーの温度の好みが違うので、結構重要です。 これがスカイブレンダーだと自動で給湯器の温度に合わせてくれるので全てクリアできます。 ミキシングバルブだと、ある一定の温度にしか合わせられないので、変更したい場合は屋外に出てダイヤルを回さないと行けないのと、1と2に関しては本来そこまで温度を必要としない時に温水器の温度の高いお湯を消費してしまいます。 水道直圧式の場合、お湯を使うと使った分の新しい水が温水器に流入します。高い温度の上部から採湯するので、降りてくる温度がすぐに下がることはありませんが、徐々に温水器内の湯温は下がります。 なので38℃でも問題無いけど35℃で十分というケースが多い場合は混ぜる水を多くして温水器のお湯を減らさない(流入する水を増やさない)方が温度が維持しやすくなります。 8月は毎日暑いので、そこまでこだわらなくてもと言われそうですが、翌日が雨でほぼ昇音が無いこともあります。その場合は前日の貯金が重要になってきますので、灯油の消費に差が出ます。 じゃあ夏場はミキシングバルブを35℃にしておけばと思うのですが、こうすると肝心の風呂場で使うお湯がぬるく、せっかく高温のお湯があるのに給湯器が燃焼してしまうという一番もったいない状況になります。 スカイブレンダーは通常に見積りをとると、4万〜5万円くらいすると思います。 水道直圧式ではない自然循環式の温水器用に給湯加圧ポンプがついたものはもっと高いです。 私も仕方ないかと思いましたが、ネットで検索すると超激安のお店があり、支給OKの業者さんだったので、調達してお願いしました。 こちらの楽天の小松屋さんが恐らく最安値です。 【SKB-300】ノーリツ スカイブレンダー 【noritz】 でもなぜかポンプ付きの方は他販売店と同じ程度の価格です↓ 【SKB-300P】ノーリツ スカイブレンダー 【noritz】 何かの間違いかと思うくらい安いですが、ちゃんと届きましたので深く考えないようにします。 ちなみに企業名でないと送ってもらえないのですが、配達を勤務先にすることでクリアできました。 サイズもそこまで大きくなく、重さも軽いので、職場に少し置いておいても問題なく、助かりました。 今回はスカイブレンダーについて書かせていただきましたが、ややわかりにくい点があったかもしれません。 ご不明な点はお気軽にコメントいただければありがたいです。 〜MMCソーラーをはじめとした真空管式太陽熱温水器の導入をご検討の方へ〜 私の導入までに調べた情報と、設置、使用後の情報をもとに質問や疑問点にお答えします。代理店の方にも恵まれ大満足の設備です。MMCソーラーさんであれば私など既購入者からの紹介で購入いただくと販売元から3千円〜5千円の商品券のプレゼントもありますので是非ご相談ください。(紹介者にもいただけます。その分しっかりと発信してまいります。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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